08/10/23 00:18:40 P
現在、地球が抱えている課題の中でも最も大きなテーマに環境問題があげられます。環境問題は
一国の活動では回避することはできず、世界的な協力のもとに対応していく必要があります。
ところで、その環境問題の中でももっとも深刻で解決困難な事象の一つが地球温暖化です。地球温
暖化の進行は地球全体の生態系のバランスを崩し、多くの生物種の絶滅を招くとされています。
その地球温暖化の要因の一つが二酸化炭素の空気中濃度の増加です。二酸化炭素は温室ガス効果を
持つ気体で、これが増加することにより、地球温暖化が促進されていると考えられています。
二酸化炭素を減少させるためには、有機物の燃焼を削減すること等が考えられますが、その他に植物
の生育数を増やすことも効果的です。植物は空気中の二酸化炭素を吸収し、酸素を吐き出すという
働きがあるからです。
植物は陸上に生育しているものだけではなく、海中にもたくさん生育しています。特に海中の植物
プランクトンは二酸化炭素の吸収に重要な役割を果たしているとされています。ところで、こうい
った植物プランクトンは動物プランクトンや小型のエビ、魚などのえさにもなっています。簡単に
言えば動物プランクトンは植物プランクトンの敵であると言うことができるのです。
クジラはこういった植物をえさとして食べるプランクトン、オキアミなどをえさとしています。つま
りクジラは植物プランクトンの敵を退治してくれる、地球に大変優しい生き物なのです。従って、ク
ジラを殺すことは地球温暖化を促進させる、大変危険な活動だと言えます。