08/10/05 15:47:31 0
今春、三重県の公立中学で取材をしていたとき、教室内にいた女子生徒らが
部活の準備でおもむろに着替え始めました。気が引けたので、取材を中断して
廊下に出た私に対し、「恥ずかしがってるー」とからかう生徒らに唖然(あぜん)と
させられました。
男性なら、女性が着替えている場所から席を外すのは常識。それなのに
この生徒たちの態度は…。担任が苦々しげに言った「三重は(ジェンダーフリー
教育を推進する)日教組の王国だからね」との言葉が今でも忘れられません。
「ゆとり教育は拙速。申し訳ない」「総合学習を見直す」…。失言で国土交通相を
辞任した中山成彬氏は文部科学相時代、学校現場の視察で子供を前に過去の
教育施策を謝罪しました。文科相が教育行政の過失を認めるのは極めて異例で、
官僚らを慌てさせました。
その中山氏の「放言」が改革の推進力となり、ゆとり教育の見直しや、
全国学力テスト、教員免許更新制の導入など近年の教育改革のレールを
敷いてきたのは確かです。それだけに、今回の失言は大変残念です。
閣僚の発言は一言一言が重みを持ちます。不適切な表現をすれば、「放言」ではなく
「失言」になります。ただ、今回の失言がきっかけで、まっとうな日教組批判も
一笑に付されてしまうようであれば、それはもっと残念なことだと思います。(士)
イザ!
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