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CSISはクリントン、ブッシュ両政権の元幹部が勤務するほか、日本から官僚が出向する日米両政府と緊密な関係に
ある。小泉氏と旧知の米国家安全保障会議アジア上級部長だったマイケル・グリーン氏がCSIS日本部長に就任した
だけにコネ就職が取りざたされた。
政治評論家の有馬晴海氏は「(現職首相の)小泉氏の息子というのは受け入れ側にとって非常に(メリットが)大きい
ことを考えると、コネと考えるしかない」と指摘。「小泉氏がいちいち関与しているとは言わないが、小泉家が戦略的に
進次郎氏を再生させる道をつくり、それが成功したといえるだろう」と分析する。
昨年5月、CSISを訪れた自民党の西村康稔衆院議員は「さわやかな好青年という印象。現場の段取りを仕切っていて、
父親のような激しさは抑えていたが、弁舌明快な物言いはうり二つ。『次の仕事は若いヤツでやれ』という父のメッセージを
受け止め、跡を継ぐという決意の硬さが感じられた」と語った。
日本の政治家がCSISを訪れるごとに進次郎氏が現れ、「できる小泉後継者」を演出する場面が現出したのだ。華麗な変身を
遂げた次男に世襲の道が開かれた瞬間だった。
進次郎氏は昨年、米国から帰国し、小泉氏の秘書に就任。精力的に地元の会合に顔を出すなど、地盤固めを進めてきた。
地元では「名門小泉家では世襲は自然」という支持者がいる一方で、「次男のウワサは全く聞かない」という声も多い。ある
会社員(38)は「小泉さんは地元のお飾り的なヒーロー。誰が後継者になろうと関心はない」と話す。
小泉氏と進次郎氏は27日、支援者を集めた会合で正式に後継を表明する。小泉人気に乗って難なく4代目政治家となるのか。
世襲を潔しとしない逆風のなか、父親と同じく初選挙で落選の苦汁をなめるのか。間もなく火ぶたが切られるであろう総選挙
で答えが出る。
ZAKZAK 2008/09/29