03/11/22 00:33
「ちっ!」局長の舌打ちが聞こえた。「また吉野家がやられた!」最近多発する吉野家爆破事件がまた起きたのだ
人工合成食が全盛の現在、環境過激派にとってオリジナルビーフを使っている吉野家はテロの標的なのだ
あのハンバーガー屋でさえ3M製の人工ビーフを使っている
装甲パトカーで吉野家に向かう
通りにはX'masの飾り付けがしてある。一般人は気楽なものだ
オレンジ色のゲートを通り店内に入ると思わず笑い出しそうになった
店内がペンキ爆弾により白黒に染められていたのだ。犯人は牛の模様と葬式をかけたのだろうか?シャレのきつい話だ
女性店員の真っ白な顔と真っ黒なエプロンを見ながら店内を捜査する
単にペンキ爆弾が爆発しただけで死傷者はいない
しかし、店内に巻き散らされたペンキの量は半端ではなかった。カウンターの上の丼はつゆだくならぬペンキだくだ。あ、いや、くだらないな
犯人は性別不明。伸長170センチ位、痩せ型、マシンボイスだった為、声が出ない人も含め捜査した
しかし、今現在も犯人は捕まっていない。手掛かりがほとんど無いのだから
吉野家セキュリティサービスから捜査の進展についての苦情は来るが、どうしようもない。悔しいが…