林月エ門創作ノオト・改at DENPA
林月エ門創作ノオト・改 - 暇つぶし2ch179:HMC概略 03
09/12/03 23:53:53
17 名前: 書斎魔人 投稿日: 2001/04/14(土) 19:09
ハマ・ミステリ倶楽部は横浜にあるミステリ倶楽部(NGOではない)です。
構成員は専業主婦、学生、フリーター、フリーライター、元サラリーマンで9割以上を占め、極めて読書環境には恵まれています。
2ちゃんより1ランクうえのいわば梁山泊です。
2ちゃんが大学の学部とすると、HMCは修士終了くらいかと。,

180:HMC概略 04
09/12/03 23:54:19
33 名前: 書斎魔神 投稿日: 2001/04/15(日) 17:28
ちなみに、捕物帖は「半七捕物帖」に始まり、これで終わった。
「なめくじ長屋」を推薦したメンバーは昨年、全会一致で除名されたよ。

181:HMC概略 05
09/12/03 23:56:28
51 名前: 書斎魔神 投稿日: 2001/04/16(月) 02:35
ちょっと言葉が足りなかったが、ただ推薦しただけで除名されたわけではない。
統一見解に同意できないというこで署名しなかったんだからしょうがないよ。
個人の見解は前のほうの俺のカキコ見ればわかるとおり述べることは出来る。
仲良し倶楽部じゃないからなー。

182:HMC概略 06
09/12/03 23:57:31
59 名前: 書斎魔神 投稿日: 2001/04/16(月) 03:16
興味ある人のためにHMCの入会資格あげとくね。
以下、「HMC入会規則集」より抜粋
(1)東京23区および横浜在住者に限る。
*これはミステリは都市の高等遊民の文学からスタートしたことに由来している。
(2)入会にあたっては筆記試験を課す。合格点は95点以上だが、90点以上の得点の場合は「HMC試験管理委員会」の口頭審査により入会を許可される場合がある。

(2)の試験問題なんだけど、概略は以下のとおり。
海外ミステリと日本ミステリの2分野に分かれいる。
4肢択一式 各分野100問 計200問(試験時間2時間)
*今年からは5肢択一になる予定。
ちょっとやり過ぎの感もあるけど・・・いけない除名されちゃうよ。

(3)役員試験
理事とか試験委員になりたい場合に受ける。
やはり海外ミステリと日本ミステリの2分野に分かれている。
 各分野 論文1題(各400字)

横浜は弁護士とか医者、文学部教授とか多くいるけど1人も受かってないそうだ。
頭の良い人や凄い努力家、仕事のやり手も多いと思うけど、ミステリの方面はダメみたいだ。

183:HMC概略 07
09/12/03 23:57:54
66 名前: 書斎魔神 投稿日: 2001/04/16(月) 05:38

>>62
HMCの会員数は会員以外には極秘です。すいません。

なお、入会試験について補足しますと、受験資格は1回のみです。
1回で最低でも9割以上の得点が必要です。

簡単な組織図は

理事長  各分野担当理事         本格担当
                         新本格担当
                     ハードボイルド担当
                   ホラー・サスペンス担当
                時代推理(捕物帖含む)担当
                無所任

184:HMC概略 08
09/12/04 00:01:08
119 名前: 書斎魔神 投稿日: 2001/04/21(土) 05:44


HMCに相当する団体は実在します。
ただし、HMCは仮名であり、
HMC、ハマ・ミステリ倶楽部で検索しても
ヒットはしません。

「書斎魔神」というハンドル・ネームも複数の
者が使用しています。
入力担当は2名程度ですが、レスの作成は
ジャンルにより担当が変わります。
これが、カラクリです。

他のスレを同じハンドルで荒らしている者
にも連絡します。
一部、暴走した者は会則を適用しますので、
この点ご理解をいただきたく思います。

また、このスレを含め、問題ありと判断された場合は、
2ちゃんねる管理者に通報のうえ、処分して頂いて
結構です。
もちろん、会も監視(発言を含む)いたします。
多大なご迷惑をおかけしたことを深く陳謝いたします。

185:HMC概略 09
09/12/04 00:04:09
70 名前: 書斎魔神 投稿日: 2001/04/16(月) 08:07
HMC必読作リストあるけど欲しい


83 名前: 書斎魔神 投稿日: 2001/04/16(月) 19:44
HMCの「綺堂短編オールタイムベスト一覧」は必要ですか?


97 名前: 書斎魔神 投稿日: 2001/04/17(火) 13:33
HMC編「必読ホラーリスト」をテキスト・ファイル化したい人いる?
同じくHMC編「択一過去問100選」も欲しい人いる?

186:名無しちゃん…電波届いた?
09/12/04 00:06:25



ミステリ板住人は、脳内で雑誌を出版しているようです。




187:脳内雑誌『インテリゲンチュア・イン・ジャパン』 01-1/2
09/12/04 00:08:00
☆横山秀夫☆祝「このミス」第一位
URLリンク(book.2ch.net)

20 名前:書斎魔神 投稿日:02/12/23 14:47
動 機       横山秀夫     文 春       
収録作品各話講評
・「動機」 表題作で日本推理作家協会賞受賞作だがそれほどの作品とは思え
      ない。一括保管されていた警察手帳の盗難とややセンセーショナルな出
      だしに比較してその後の展開も地味でよく読めばネタばれの可能性もある。
      長篇と短篇の相異はあれど同じ警察ものでも昨年読んだ佐野洋「指の時代」
      の渋いユーモアとウイットに比べるべくもない。本書所収作品中一番つ
      まらなかった。
・「逆転の夏」 これは書き下ろしの力作。ミステリーとしてのどんでん返し
       の面白さも充分にある。
・「ネタ元」 地方紙の記者の生態がよく書けていると思う。主人公を女性
       記者にしたのも時代性を反映しており出色。
・「密室の人」地裁の裁判官が主人公でそれなりに読ませるが、「ネタ元」に
      くらべ描写がいま一つ迫力を欠く。これは著者の前職が地方紙の記者で
      あり対象に対する知悉の程度の差が作品の出来にあらわれたものであろう
      と考えられる。ラストはなんとなく純文学っぽい。またはストックトンの
      「女か虎か」を思わせる。
全体講評
正直言って鮎川哲也賞受賞を受賞した著者の前作「蔭の季節」は期待して
読んだわりには面白くなかった。主人公が今まであまり小説で描かれなか
った内勤の警察官である点に多少目新しさを感じた程度である。
しかし世評は良く著者を警察小説の書き手として評価する声もあるらしいが、
書き下ろし作品「逆転の夏」の出来映えの良さを考えても著者は次回以降
の作品の舞台として警察にこだわり作品の世界観を狭める恐れを犯す必要は
無いと考える。昨年の某新聞の夕刊紙上にて筆者自身が警察ものには
こだわらず組織の中で生きる人間の姿描いていきたい旨語っており
この点次回作にも期待がもてそうである。

188:脳内雑誌『インテリゲンチュア・イン・ジャパン』 01-2/2
09/12/04 00:08:28
49 名前:書斎魔神 投稿日:02/12/27 21:41
>>20の書評は「インテリゲンチュア・イン・ジャパン」からの引用です。
このコラムは、かねてからミステリーに耽溺することには批判的であり、
1月号ではガルシア・マルケス(ノーベル文学賞作家)の「予告された殺人の記録」の
書評がアプされる予定です。

189:脳内雑誌『インテリゲンチュア・イン・ジャパン』 02
09/12/04 00:08:58
ガルシア マルケス「百年の孤独」
URLリンク(book.2ch.net)

893 名前: ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E 投稿日: 03/02/23 16:58
問題は、この飛翔感の受け止め方いかんにより、
ガルシアを初めとしたラテンアメリカ文学を楽しめるか否かが分れる。
何を読んでも、何度読んでも、「おい、おい」という感じ
(以下、「おい、おい状態」と称する)だと、ラテンアメリカ文学を楽しむのは
難しいと思われる。
思うに、私小説を中心とした自然主義文学等に親しんだ日本人には、リアリティと幻想
を峻別する傾向が強く、この飛翔感を受け入れ難いものと感じる者が多い。
日本において「百年の孤独」を初めとしたラテンアメリカ文学が浸透しないのは、
こういう文学史的経緯によるところの違和感と風土の違いによる感覚的な違和感に
よるものであろう。
ただし、作品の世界観としては、今は文学板にも少なくなった泉鏡花ヲタ、
あるいは内田百聞ヲタ等には比較的受け入れられやすいかもしれない。
詳しくは、インテリゲンチュア・イン・ジャパン5月号を参照されたい。

                                 以 上


190:脳内雑誌『インテリゲンチュア・イン・ジャパン』 03
09/12/04 00:09:26
今日読んだSF/FT/HRの感想 4冊目
スレリンク(sf板:954番)

954 名前:ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 投稿日:2006/03/19(日) 11:58:52
筒井康隆「銀齢の果て」       6点
政府によるシルバー・バトル(老人相互処刑制度)、
老舗和菓子屋のご隠居宇谷九一郎も戦いの渦中に巻き込まれてゆく…
紆余曲折の末、サバイバルした宇一郎は、他地区のサバイバーたちと共に
憎き厚生労働省への決死のアタックを決意するものの、ひょんな誤解から、
またしても死に場所を逸してしまう…
SFていうか寓話、筒井堂の手になる言わば「老人版バトル・ロワイアル」で、
さもあらんという期待どおりの展開だが、逆に予想外、意表を突くというものが無い
のが不満が残るところであろうか。
この辺が、インテリゲンチュア・イン・ジャパン編集部内でも、4点から8点と
上下ダブル・スコアの範囲で評価が割れた所以かとも思う。
しかし、3点以下は有り得ず、9点以上は不可解という点は多くの禿しい胴衣を得られる
ところであろうかと思う。
とは言うても、筒井堂のストーリーテリングは健在であり、面白く一気に読ませるのは
さすがである。


191:脳内雑誌『インテリゲンチュア・イン・ジャパン』 04
09/12/04 00:12:24
今日読んだSF/FT/HRの感想 5冊目
スレリンク(sf板:12番)

12 名前:ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 本日の投稿:2006/03/25(土) 14:29:14
瀬名秀明「BRAIN VALLEY ブレイン・ヴァレー」    4点
脳科学者孝岡護弘は、脳研究の最先端研究施設ブレインテックに赴任以来、
相次いで怪奇現象に見舞われる。
UFO、臨死体験、そして神との邂逅…これらの現象の秘密は「脳」にあったのであった。
97年末とかれこれ8年以上前の刊行であり、現代では、既に一昔前以上の作と
言うても良いであろう。まだ、クオリア等が話題になる随分前の作でもある。
携帯電話が登場しない等、細部にはさすがに時代の流れを感じさせるものがあるが、
今読み直しても、「脳」という「宇宙」「深海」と並ぶ人間にとってのミステリ・ワールド
を描いた作として、一応の読み応えがあるものとなっているものの、
そのレベルは「なんともサード・インパクトみたいな神の降臨キターコレ!」
と絶叫しているアニヲタ同等なSFヲタ好みとは言い得る。
筆者は、本書刊行当時に「インテリゲンチュア・イン・ジャパン」誌上(新春特大号)
において、本作を「日本のマイクル・クライトン現る!独自の日本的暗さが漂うのも魅力」
と評し論じたような記憶もあるので、より詳しくはそちらを参照されたい。
(今思うと、いささか誉め過ぎのきらいがあったか)


192:名無しちゃん…電波届いた?
09/12/04 20:08:34



ミステリ板住人は、ブリッグス須藤なる得体の知れない人物のサイトの記述を
頭から信じ込んで論考を繰り返していたそうです。





193:ブリッグス須藤 1/3
09/12/04 20:09:04
谷崎潤一郎
スレリンク(book板)l50

692 名前:ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 投稿日:04/10/30 18:22:05
>>691は、川端、三島全盛期の同時代人である老人が主催する文学関係の
サイトに、俺が出入りしていたことを知らないらしいな。
そこで聞いたところでは、「谷崎=エロ、大江=深遠な作風の新人」という
ことだったらしい。
現時点における評価からは、わからないことも多い。
大谷崎の明るいエロを嫌悪する人が多かった時代も確かにあったのである。



702 名前:ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 投稿日:04/10/31 13:01:22
俺が出入りしていたサイトは今はもう無い。
興味がある者は、99年頃にブリッグス須藤という人がやっていた
文学関係のサイトを調べてみてくれ。
管理人の本名、住所地等は最後まで不明、ネームから推理すると日系2世の可能性もある。
この管理人は、ツテを頼って伊藤整の直筆サイン本を所有しているという優れ者、
とにかく文学に関した質問で答えが返って来ないことが無かった。
俺が今日あるのも、この人の存在があったらばこそであると言える。
今、ふと思うことがある、ブリッグスは孤独な老作家だったのではないかと…
そして、今では2ちゃんねる文学板でクダを巻いているのではないかと…
もしいたら、御一報ください。

これもブリッグスに聞いたのだが、翻訳書の数、早期の紹介等が海外における日本人作家
の評価にダイレクトに繋がるわけではなく、大谷崎の著書の翻訳は存在すれど、
一部の研究者や好き者に愛読されているに過ぎないとのこと。

194:ブリッグス須藤 2/3
09/12/04 20:09:36
704 名前:ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 投稿日:04/10/31 13:30:14
>>703
もうヒットしないか・・・
URLはとうに消去済み、ブリッグスの名前くらいは聞いたことないか?
一時期は、かなりの名物爺だった。



709 名前:ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 投稿日:04/10/31 17:52:25
>ブロッグズ氏
「ブリッグス」だよ。
PCを変えた関係等もあって、俺が所有していたブリッグス須藤のサイトに関する一切の
記録は失われてしまった。
手がかりとしては、URL中にSUDOUとあったことを記憶していること、
(サイト名もSUDOU’Sなんとか)
プロバイダーを変えながら、ウインドウズ95時代から活躍していたらしいこと、
以上2点くらいか。ちなみに俺が出入りしていたのは、99年の秋から2001年の
夏くらいまでだったと思う。



767 名前:ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 投稿日:04/10/31 22:57:09
今の愛機に変えてからは、ブリッグスのサイトにアクセスすることは無かった。
(もうサイトそのものが無かった)
前2台のPCは、既に破損し処分済み。メモ等も残ってはいない。
前述したとおり、ブリッグスのサイト名は「SUDOU…(なんとか)」だったはず。

195:ブリッグス須藤 3/3
09/12/04 20:10:05
780 名前:ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 投稿日:04/10/31 23:20:21
わたしは、今でも夜中に、ふと、ベッドの中で目を覚まして思うことがある。
ブリッグス須藤は、大谷崎その人なのではなかったかと…
それとも、あれは夏の夜に遊ぶ悪戯者のニンフが私に見せた夢に過ぎなかったの
だろうか?



785 名前:ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 投稿日:04/10/31 23:24:21
>>779
他人の話は真面目に聞いてくれよ。
彼のサイトは2002年の夏には、もう無かったと記憶している。
俺が今の愛機に変えたのは、2001年暮れ。



802 名前:ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 投稿日:04/10/31 23:49:34
>>796はおかしいだろ。
2002年の夏頃に検索をかけたら、既にブリックスのサイトは無かった
ということ。従って今の愛機にはブリックスのサイトに関する一切の記録が
残っていない。

196:ブリッグス須藤 おまけ
09/12/04 20:10:30
834 名前:吾輩は名無しである 投稿日:04/11/02 10:43:27
ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2よ、お前さんは

1.かつて存在したことさえ確認の取れないサイト上の
2.どこの馬の骨かも分からない人物が行なった
3.何を根拠にしたのか全く不明な書き込みを

自分の「論考」の根拠としたわけだね?
そのくせ>>652では

>大谷崎に関するソースは、>>649で紹介されている本でよいのだろうか?
>果して著者の信頼性は如何?

なんて他人を批判しているのは何故だい?
信頼性を問うなら、お前さんの挙げた「ブリッグス須藤」の言葉など、ゴミ以下だろうよ。

197:脳内雑誌『インテリゲンチュア・イン・ジャパン』 05
09/12/04 22:59:38
新たなデータが見つかりましたので追加しておきます。



■□ スティーヴン・キングPart4 □■
スレリンク(books板:713番)

713 名前:書斎魔神 ◆CMyVE4SVIw :03/12/07 13:57
836 :書斎魔神 ◆CMyVE4SVIw :03/12/06 12:26
インテリゲンチュア・イン・ジャパン90年5月号に掲載された
キング「呪われた町」に関する書評の一部を紹介しておきましょう。

ブラム・ストーカー「吸血鬼ドラキュラ」に対するオマージュとも言える
ホラー大作。パロディではなく、正面からバンパイアの恐怖を描いて間断するところが
ないストーリーは、一読巻を置かせないものがある。
アメリカ東部の架空のスモールタウン(セイラムズ・ロット)を舞台に
多彩な登場人物が織り成す人間模様、そして町の盛衰は、
あたかも一巻の大河ドラマを見る趣もある。
町名セイラムズは、言うまで無く、魔女狩りで有名なセーラムにちなんだ
ものであろう。
古典かつ原典とも言える「吸血鬼ドラキュラ」と読み比べると、面白さが増す。
ヒロイン役のスーザンやヘルシング教授役に相当するマットの途中退場は意外感がある。
もっとも冒頭から、主人公(作家ベン)と少年(マーク)が生き残ることは明らかに
されているため、吸血鬼との戦いによるサバイバルの興味を薄める構成にしてしまったのは残念。
文庫本解説の最後で触れられているキングのある種の暗い余情をたたえた文体が、
翻訳においても本作のラストでは遺憾なくその効果を発揮しているようである。

198:脳内雑誌『インテリゲンチュア・イン・ジャパン』 05補足
09/12/23 21:59:18
>>197の コ ビ ベ 元 を発見しましたので追加報告いたします。



スティーブンキング超つまらない
スレリンク(mystery板:836番)


199:脳内雑誌『インテリゲンチュア・イン・ジャパン』 06
09/12/23 22:00:12
スティーブンキング超つまらない
スレリンク(mystery板:845番)

845 名前: 書斎魔神 ◆CMyVE4SVIw 投稿日: 03/12/08 12:33
スティーブンの最高傑作というにとどまらず、歴代ホラー中のベスト5級の傑作との
評価もある「シャイニング」に関して少し書いておきましょう。
本作は、0市で開催されたインテリゲンチュア・イン・ジャパン第1回読者大会に
おいて歴代ホラー小説ベスト作品セレクションにおいて第2位に選出されています。
(1位はブラッティの「エクソシスト」)
セレクションに参加した識者の選評をいくつか拾ってみましょう。

・ 前作「呪われた町」が「吸血鬼ドラキュラ」ネタ、今回はシャーリー・ジャクソンの
「たたり」(ハヤカワ文庫所収、ロバート・ワイズ監督・ジュリー・ハリス主演で映画化され
近年「ホーンテッド」とういタイトルでリメーク)ネタ。
キング流にそれなりに読ませるが、オリジナリティという面では問題を感じざるをえない。
結末も見えるし(28歳 フリーター)

・ 主人公の一家の主「ジャック・トランス」という名前そのものに含むがあるんでは?
あのトランス・ジェンダーのトランスでしょ?
結局、怪奇現象は皆無で、ダニーとの親子2代に渡る精神病という読む方も出来ない?
(38歳 専業主婦)

・ ハローランが活躍するクライマックスは、ホラーじゃなく、まるで「ダイハード」
(原作の方、主人公は黒人の爺)。白けるこの上ないものがある。
(65歳 自営業)

・ 217号室の怪奇を描いたあたりまでの前半の緊迫感はキング作品でも屈指。
デビュー作「キャリー」の終盤のカタストロフィ、前作「呪われた町」のニューシネマ風のクールな幕切れ等に比較して、後半はお約束な展開に陥ったのは残念。
(55歳 自由業)

・ うーん、「呪われた町」でスーザンとマットを死なせたように、ウエンディとハローラン
をあぼーん出来れば傑作になってたかも。
最後は、燃え落ちるオーバールックを見つめるダニーとかで余韻を持たせて終わればいかったかも(25歳 大学院生)



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