08/10/06 02:44:41
(2/4)
…尾崎の体の重みと、、恥部を貫く鈍痛を感じ取り、繁美は目を覚ました。
尾崎が今、自分の肉体を犯している。
すでに着衣は全て剥ぎ取られ全裸であった。
春先の肌寒さが繁美の意識を徐々に現実世界へと引き戻す。
体が全く動かない。
尾崎に組み伏せられているからだけではなく、尾崎の身勝手な愛撫に抵抗する余力が失われていた。
尾崎によって殴られた箇所が軋むように痛みを訴え、合唱した。
(まだ生きている…)
繁美は薄目を開け天井を見上げ思った。
尾崎の呻き声と繁美の股間に腰をひたすら打ちつけ続ける乾いた音だけが仄暗い月明かりの包む部屋を虚しく響く。
既に繁美の意識のなかには尾崎の存在は無かった。
尾崎という存在は、今はただ自身の肉体を蹂躙する物理的な存在に過ぎない。
187:名無しちゃん…電波届いた?
08/10/06 02:45:45
(3/4)
(私は間違っていた…?)
繁美は今、たとえようもない戦慄とともに、自分への疑義を抱いた。
かつて愛した男、無邪気で繊細で、それでいて自尊心の塊で、鋭さとナイーブさを持ち合わせた男。
そこに自分はほれ込み、そして契りを結んだ…上手く御せる、そういう自信があった、はずだった。
(甘かったのか…?)
いや、そうではない。
繁美の考えていた以上に、この世の中には如何ともし難い衝動的な狂気が存在していたのだ。
誰よりも愛されたいと願い、さまよう男は、同時に誰よりも嫉妬を抱く危うい男であった。
狂気の声の渦巻くなかで、尾崎は他者への絶対的な依存と絶対的な支配を求めた。いつしか舞い上がり、理性を失う。
狂気と暴力をもって、他者を拘束しようとする。そして怒り狂い、泣き叫ぶ…そして今夜も。
彼を見出し、売り出した見城、須藤という男達を失ったいま、彼は真実の自分と向き合わざるを得なかった。
そこで、虚像をみた。そしてそれ以外何も見出せなかった…それが尾崎豊という男だ。
嘘と虚勢を叫び続け、遂に現実という障壁に立ち向かわなかった男は今、崩れそうな自我を狂気と暴力、
そして覚醒剤の陶酔の中で逃避し、泣き叫んでいる。
文字通り、破滅に向かって…。
188:名無しちゃん…電波届いた?
08/10/06 02:46:38
(4/4)
今、尾崎は自分の乳房を口に含み、激しくしゃぶりついている…何かをブツブツ呟きながら。
「母さん…どうしてなの?母さん。…どうして僕を置いていったの、母さん?」
尾崎の肉体は汗ばみ、生臭い呼吸は激しくなる。
うめき声を上げながら尾崎は徐々に昂ぶりを見せる。
繁美は泣いた。それは彼のためではなかった。
ただ、自分でもわからない溢れ出る感情が、繁美の理性の堤を音も無く崩してゆく。
溢れ出た感情は、ただ虚しく、冷たかった。
「母さんっ!」
尾崎はそう叫んだ。同時に一瞬、激しく痙攣し、体を弾ませた。
その後、硬直した体から力が抜け、崩れるようにゆっくりと繁美に体を預けた。
繁美の子宮に、熱い迸りが注ぎ込まれる。
しかしその感触は、繁美の肉体を沸かせることはなかった。
尾崎豊が果て、眠り落ちる姿を繁美は醒めた目で見続けた。
肉体の痛み、窓から差し込む月の明かりだけが、今の繁美にとって確かな現実だった。(了)
189:名無しちゃん…電波届いた?
08/10/06 04:32:43
(1/4)
『尾崎豊物語8 終章、春の夜の夢・編』
「俺は、俺は…見城さんの愛がなくちゃダメなんだ!見城さん!」
ベッドの上で悶えながら、尾崎は絶叫した。
「もう一度、僕を調教してくれよ! もう一度、もう一度だけでいいから!」
尾崎豊は愛が欲しかった。愛されたかった。
すでに二十代も半ばを越え、もはやかつてのように若者の代弁者なんて子供だましも通用しなくなった。
未だに彼を慕うのは、妄想から醒めない一部の狂ったファンとオウムの若手信者ぐらいだ。
見城と須藤が作り上げてくれた”十代のカリスマ”という虚像は既に過去の栄光に成り下がっていた。
尾崎は孤独だった。
「俺は…もしかして騙されていたのか?見城さん!須藤さん!俺のことを愛していてくれたんじゃなかったのか?」
尾崎は混迷する。
「まさか、俺の事を躍らせて、金儲けしてただけなのか?そんな…まさか…俺は信じない!」
尾崎の脳裏に渦巻く疑惑。
…自分自身を前面に剥き出して疾走したあのステージ。
魂が求めるままに叫び怒鳴ると、客席の愚衆共はそれに合わせ狂ったように熱狂し喚き涙を流した。
自分を崇め、激しく求め、完全に上気した表情で自分を見つめていたあの無数の視線。
あの身を貫く無数の視線と狂気との狭間で自分は何度も昇天した。
(もう一度、もう一度あそこに立ちたい。あの場所で俺は燃え上がりたいんだ!)
尾崎はすすり泣き始めた。悔しかった。悲しかった。
いったい俺は何処へ行くのか?不安が尾崎を包む。
190:名無しちゃん…電波届いた?
08/10/06 04:34:23
(2/4)
そんな時、彼は思い出したのだった。
かつて自分を売り出し、自分を世間知らずの青少年のヒーローに仕立ててくれた見城徹の存在を。
(あの夜、見城さんは俺のことを激しく求めてくれた。…あのとき俺は本当の自分の居場所を見つけたんだよ見城さん!)
自らの肉茎を、ジーンズの生地の上からゆっくりと撫でて刺激し始める。
(俺は、俺は!見城さんに全てを委ねたんだよ!なのにどうして?どうして今、俺のことを見てくれないの?)
尾崎の右手の動きが、徐々に激しさを増す
(なんで、俺は間違っているのか見城さん?)
尾崎はベッドの上で悶えた。そして突然泣き出し、声に出して叫んだ。
「見城さん!…俺、もう一度頑張るからさ。もうワガママばかり言わないよ…俺どうしたらいいかわからないんだ!」
泣き出す尾崎。
「見城さん、お願いだ!もう一度、もう一度!俺のことを愛してくれ!」
少し腰を屈め、ジーンズを膝のあたりまでぎこちなく下ろし、蹴飛ばすようにして脱ぎ払う。
ベッドの上で下半身を晒す尾崎は、暫く天井を見詰めていた。
股間の男根は隆々と勃起し、力強く起立し天井にこうべを向けたまま硬直している。
そう、かつて繁美がその逞しさに感嘆の溜め息を上げたあの肉茎だ。
しかし今、尾崎を奮い立たせているのは、見城徹への熱き思い、それだけだった。
尾崎はおもむろに覚醒剤の粉末を指先に乗せた。
両足を開くと注意深くゆっくりとその指先を自分の肛門に差し込む。
191:名無しちゃん…電波届いた?
08/10/06 04:37:47
(3/4)
一瞬、尾崎の脳裏に「商業主義」という言葉が過ぎった。
(…まさか俺は見城さんと須藤さんの操り人形だったのか?)
そう考え、すぐに否定した。いや、そんなはずはない!と力強く自分に言い聞かせた。
指先は肛門からゆっくりと直腸の粘膜を分け入った。
括約筋の圧力にビクつきながら恐る恐る奥へと進む。
直腸自体の圧力で指先に乗せられたクスリのパウダーが擦られ、腸管に塗り込められるのを感じた。
指が中ほどまで進入する頃、肛門の縁の辺りに痛みを覚えた。
古傷…見城さんに初斬された時以来弱くなっている部分だ。
見城さんが残していった傷。そのことが尾崎を昂ぶらせる。
気付くと尾崎は今にも射精しそうなほど感じてしまい、亀頭は赤黒く充血し痙攣している。
「け、見城さん!」
尾崎は思わず呟いていた。
悔しかったが、自分は見城や須藤のような大人達に支えられて初めて立つことが出来る存在だと いうことを理解した。
彷徨い惑う心のどこかでその事実を受け入れ始めていた…しかしもう、遅い。
自分の力で立ち、本当の自分の力だけで全てを切り開くなど、そんなことは虚構に過ぎない…そうなのか。
―商業主義、それとも愛?
なおも尾崎の思考は巡る…。
192:名無しちゃん…電波届いた?
08/10/06 04:38:39
(4/4)
突然、肛門から脳天に突き抜けるような衝撃が走った。
あまりの衝撃に尾崎はその場に卒倒した。
頭蓋のなかで何かが爆発した。全身が喜びに激しくふるえる。
―暗い夜の帳が俺を呼んでいる!自由は今、自分の目の前に限りなく広がっている!
壁に拳や蹴りを無造作に叩き込む。拳の皮は擦り剥け血が流れだしたが全く気付かない。
目が血走って視界が朱に染まる。ゾクゾクするような快感が体の奥から吹き上がる。
頭の中で何かが爆発してように今までの思考が吹き飛んだ。
押し寄せる快感の波に耐えるかのようにのた打ち回った。
―体が熱い。燃えるように熱い。
そのまま大きく海老反って、両手両足を激しくバタつかせた。
勃起したペニスは遂に射精を開始した。
全てを脱ぎ捨て全裸になった尾崎豊は、扉を蹴り開け、ついには夜の街の中を駆け出した。
血走った目で。流れる汗も、涎も、拭わぬまま。
今なら、本当の自分に辿り着けそうな気がした。
「母さん!!」
そう叫ぶと、尾崎は目前に広がる無限のシャングリラに我が身を投げ出した…。
…翌日、致死量の2倍の覚醒剤を打った状態で倒れ伏している尾崎豊が発見された。
病院に搬送されたが、救命の甲斐も虚しく間もなく死亡が確認された。
享年26歳。 (尾崎豊物語 終わり)
193:名無しちゃん…電波届いた?
08/10/06 05:02:55
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ヽ `ヽ、..:/ ..`'´ゝ:、 ` ー - ‐ " :| ゙i ヽ!
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194:名無しちゃん…電波届いた?
08/10/07 01:34:15
『ファンタジースレにあった作品を勝手に変えて書いてみた話』
①
「ローズマリーよ…後ほど私の執務室に来るように。わかったね?」
リシティア国王イルハトーブは、ローズマリーに目線を送りもせず、冷酷な口調でそう命じた。
「…はい。分かりましたお父様」
冷めかけたスープの皿に目線を落とし、ローズマリーは小さな声で答えた。
嫌な予感がする、彼女の小さな胸は不安で高鳴る。
その日の食事は殆ど味がしなかった…。
★
夕食後、厩舎の干草の山の中で、ローズマリー姫は庭師のペーターと抱き合っていた。
ペーターは近隣のスヴォラルトガ村出身の鮮卑族の男で、その一族の男たちの例に漏れず大変な巨根の持ち主だ。
ローズマリーはペーターの股間に虚立するその巨大な肉の茎に、一心不乱にしゃぶりつく。
最近になってからローズマリーは妙に身体が疼き、その湧き上がる欲情を抑えかねていた。
年頃なのだろうか…子宮の奥底が疼くような、火照るような、そんな暗澹たる欲情がローズマリーを苛める。
「…ああ姫様、そんなに激しくなされたらこのペーターはもう我慢できなくなってしまいますだ!」
下半身をさらけ出し、仰向けになったペーターは、干草の上でうめく。
そんなペーターの反応を楽しむかのようにローズマリーは微笑み、その巨大な肉茎の下を這わせ、頬ずりする。
棍棒のように巨大なその灼熱の鉄槌は、握り締めるローズマリーの手に余るほどに野太い。
そのローズマリーの白い指先の間で、ペーターのそれはまるで別の生き物のように脈動し、暴れる。
「なによ、もうちょっと我慢なさいっ!アンタったらこんなでかいものぶら下げているのに何よっ!」
ローズマリーはそう言い、ペーターを口に含んだ。そのまま喉奥まで一気に挿入し、口をすぼめてバキュームする。
「ああっ!姫様ダメですだっ!不肖私ペーターはもう、堪え切れません!」
ペーターは悲鳴に近い声を上げる。腰を大きくうねらせ、押し寄せる快感に耐えようと必死のようだ。
(ええっ、もうイッちゃうの…なによ、だらしない!)
ローズマリーは少し落胆した。このあとペーターの巨大なもので子宮をかき回してもらうつもりだったのだ。
195:名無しちゃん…電波届いた?
08/10/07 01:35:07
②
(父王に呼ばれてただでさえイラついてんのに、こんなんじゃ私のストレスは解消できないわよっ!)
面倒臭くなったローズマリーは、舌でペーターの亀頭を包み込むと、思いっきりこすってやった。
その瞬間、ペーターは情けない喘ぎ声を漏らしながら、絶頂に達する。
大量の粘液がローズマリーの口腔内に満ち溢れ、か細い喉に流れ込んだ。
肉体労働で鍛えぬいたペーターのそれは、軟弱な貴族の子弟たちのとは比較にならないほどに濃厚で生臭さかった。
ローズマリー姫は立ち上がった。着衣の乱れを直し、ドレスの方々に着いた干し藁を手で叩き落とす。
そして干草の上で激しく喘ぐペーターを見下ろし、厳然とした命令口調で怒鳴りつけた。
「アンタだらしなさすぎるわよっ!城内一の巨大なイチモツの持ち主だって侍女長から聞いて楽しみにしてたのにさっ!」
ローズマリーはだらしなく萎縮したペーターのそれを手で掴むと、思い切り引っ張る。
ひいっ、と悲鳴を上げて痛がるペーターを睨みつけるローズマリー。
「今度来る時までにちゃんとテクを身に着けておきなさいっ!さもないと宦官にしちゃうわよっ!」
シクシクとすすり泣くペーターを一蹴りすると、そのまま踵を返して厩舎から出てゆくローズマリー。
これから父王の執務室に行くことを思うと、気が重かった…。
★
「お父様…入ります」
重厚な黒檀の扉を数度ノックし、おずおずと声を掛けるローズマリー。
父は苦手、ローズマリーは幼少の頃からそうであった。
国王でもある父が自分を見つめる目線には、親子の慈愛とは別に何か不可思議な念が含まれているように思えた。
暗澹たる、漆黒の輝き…その父の目線に潜む思いを、ローズマリーは常に恐れていた
(帝王学?それともまた何か別の謎?)
侍女たちや王宮学習院に集う貴族の子弟たちに聞いても評判の良い父王イルハトーブ。
だが、果たして本当に父王はそのような存在なのであろうか?
「入りたまえ」
扉の向こうから、くぐもったような父の声が聞こえた。
ローズマリーは口に溜まった唾を飲み込み、鋳鉄製の思いドアノブを掴んだ。
196:名無しちゃん…電波届いた?
08/10/07 01:36:23
③
…ドアを開けると、そこは肉の洪水だった。
一糸纏わぬ男女の肉体が複雑に絡みあいのた打ち回っている。
部屋の方々で歓喜の呻きが上がるたびに、その肉の氾濫はわななく…闇のサバトだ。
「…な、なんですかこれ!どういうことなんです?お父様っ!」
ローズマリーはそう叫び、そのまま絶句してしまった。
そこには全裸の父王イルハトーブが立っていた。
その横には同じく全裸の忠臣たるグラン・ド・バザール伯爵…一体何故?
全裸のグラン・ド・バザール伯爵は股間からは仮性包茎のペニスが勃起させていた。
一方、父王イルハトーブの手には、黒々とした巨大なディルドが握られていた。
執務室を照らす松明の明かりの中でそれは、不気味に鈍い光を放っていた。
「な、一体どういうことなんですかお父様っ?それに貴方達はいったい、何なんですかっ!」
床中で全裸になって戯れる若き男女…互いの肉を求め激しく情を交わしあう彼らの姿にローズマリーは慄然とする。
「ローズマリー姫、こういうことなのですよ。見ればお分かりでしょう?」
グラン・ド・バザール伯爵はローズマリーの目をジッと見つめながらそう言い、ニヤリと笑った。
「ふ、ふざけないでバザール伯!こんなこと最低ですわっ!私、こんなの許せませんっ!」
神聖なるリシティア王国の王宮の中で、こんな背徳的な振る舞いが行われているなんて、とローズマリーは憤った。
「フフンッ!」
ローズマリーの驚愕を察したかのように、突然国王イルハトーブが笑った。
その声が響き渡った途端、部屋の中で絡み合っていた無数の男女の動きが止まる。
彼らの嘗めるような視線がローズマリーに注がれる。
ローズマリーはその視線が、自分の肉体を這うのを強く感じた…耐えられないほどに。
「お、お父様がそんな人だとは思いませんでした!私、もう帰りますっ!」
しかし父王イルハトーブもグラン・ド・バザール伯爵も動かない。
ローズマリー姫を見つめたままニヤニヤ笑う。
―おかしい、ここは何かが狂っている!
197:名無しちゃん…電波届いた?
08/10/07 01:38:02
④
突然、ローズマリー姫は背後から抱きすくめられた…父王イルハトーブだった。
筋肉の盛り上がった図太い腕でローズマリーの肉体を抱きしめると、その手をドレスの裾に差し入れた。
そのままローズマリーの乳首を指先で探る。
「なあローズマリーや、そんなこと言うものでないぞ。一緒に楽しむのが王家のもののたしなみなのだぞ?」
父王イルハトーブはそうローズマリーの耳元で囁く。
と、同時に熱く甘い吐息をローズマリーの耳へと吹きかける。
ローズマリーは思わずゾクッと体が反応してしまった。
父王イルハトーブの指先はローズマリーの小振りな乳房を揉みしだき、玩び始めていた。
その節くれだった指の荒々しい感触が、ローズマリーの何かを刺激してゆく。
さらに父王の逞しい手はローズマリーのパンティ中に侵入し、秘所を探る。
その太い指先がローズマリーの花弁を探りあてると、巧みな指さばきでクレヴァスを愛撫し始めた。
「な、何をなさるのですお父様っ、こ、こんなこと止めてください!」
ローズマリーはなおも抵抗する。
しかし父王の指先の動きに反応してしまう自分を抑えることが出来なかった。
実の父の指先が自らの肉体に触れるたびに身体は熱くなり、力が入らない。
「大丈夫だよローズマリー…この父に任せなさい」
父王はそう囁くと、ローズマリーの尻の穴の中に中指を滑り込ませた。
…ふと前を見ると、目の前にはグラン・ド・バザール伯爵が立っていた。
普段の忠臣っぷりからは打って変わって、欲情に燃える熱い視線でローズマリーを見つめている。
父王の愛撫で上気したローズマリーの姿を少し嘲笑うように微笑み、伯爵はゆっくりとローズマリーの顔を覗き込む。
父とは異なり文官出身の彼らしい繊細な指先で、ローズマリーの細いあごを軽く持ち上げた。
抵抗できないまま上を向かされたローズマリー…伯爵は姫の可憐なその唇に強引にキスをしようとする。
198:名無しちゃん…電波届いた?
08/10/07 01:38:58
⑤
「ん、止めなさいっ、無礼者っ!」
ローズマリーは顔を背けた。
しかし伯爵は強引に唇を重ねると、ローズマリーの口の中に一気に舌を挿入させてきた。
伯爵の舌はローズマリーの上唇から歯茎を這い、門歯の間に割り込もうとする。
少し葉巻臭い息がローズマリーの口腔の中を満たした。
「ローズマリーよ、もっとリラックスしたまえ。本当のお前の姿を、この父たちがわからせてやるからな…」
父王イルハトーブはローズマリーのシルクパンティーを掴むと、引き千切るように毟り取った。
パンティーを床の放り捨てると、今度はたくみにローズマリーのクリトリスを探りあて、その包皮をめくる。
さらされた小さな肉芽を父王の指先が刺激した瞬間、ローズマリーは子宮の奥が熱を帯びてゆくのを感じた。
★
執務室の奥、サバトのために設えられた部屋で、ローズマリー姫はグラン・ド・バザール伯爵のペニスをしゃぶらされた。
密集したバザール伯の陰毛がローズマリーの鼻先をくすぐり、塩気のある汗の匂いが鼻腔を満たす。
(…息苦しい)
ローズマリーは思った。喉奥まで侵入したバザール伯の亀頭が吐き気を呼び起こす。
しかしバザール伯は容赦せずローズマリー姫を責めた。
腰を前後にグラインドさせ、両手でローズマリーの頭を掴み股間にグイグイと押しつける。
ローズマリーの口の中でバザール伯の陰茎が怒張し、あふれ出しそうだ。
その陰茎の熱さが、ローズマリーの思いとは裏腹に中に眠る本能を昂ぶらせた。
「ああっ、ローズマリー様、素晴らしい!姫の舌が私のチンコを這い回って…ああっいいっ、もうイキそうです姫様っ!」
バザール伯が喘いだ。その伯爵の喘ぎに反応するかのように、サバトに集う美男美女達が歓声を上げる。
(…見られている!)
ローズマリーは思った。
サバトに集った客達の視線が、自分の裸と陰茎を咥え込む自分の口元に注がれているのを強く感じた。
バザール伯爵の陰茎は益々熱く怒張し、ローズマリーの口の中で痙攣を始める。
199:名無しちゃん…電波届いた?
08/10/07 04:09:03
⑥
「ひ、姫様っ!私もうダメだっ…うっ、ああっ!」
バザール伯爵は一際大きな喘ぎ声を上げると、姫の喉の奥に向かって大量の精液を吐き出した。
熱い精液がローズマリーの喉から鼻腔まで達し、一瞬息が詰まった。
「ゲホッ、ゴホッ!」
と、ローズマリーはむせた。
と、その瞬間であった。サバトの客達がワッと大声を上げた。
ローズマリーはその喧騒の中で一人蹲り、喉の奥から溢れる大量の精液を口から手に吐き戻した。
(…身体が言うことを利かない)
ローズマリーの頭はボーッとする。思考が集中できない。
「ローズマリーよ、本番はこれからだぞ…」
うずくまるローズマリー姫に向かって、父王イルハトーブが声を掛けてきた。
虚ろな目で、父である国王を見上げるローズマリー…そして息を呑んだ。
その目に飛び込んできたのは、見たことも無いほどに巨大なペニスを勃起させた父の姿だった。
父の目から放たれるあの視線を感じたローズマリーは、本能的に身をすくめた。
父王の目には、紛れも無い狂気が宿っていた。
ドス黒い輝き…幼少のころから時折感じた、あの魔性の目だった。
「大丈夫だよローズマリー。いきなりで刺激が強かったみたいだが、こんなのすぐ慣れるさ」
父王はローズマリーの傍にしゃがんだ。
ローズマリーを四つん這いにさせると、彼女の小さな尻を抱え込み客席の方に向かせた。
「ん、いやっ!」
抵抗するローズマリー。しかし父王の腕力は強く、消耗しきったローズマリーはもはや抗することなど出来なかった。
サバトの客達は溜め息交じりで姫の美尻を眺めた。
ローズマリー姫の形の良い尻は、松明の明かりの中で白く輝いた。
200:名無しちゃん…電波届いた?
08/10/07 04:09:56
⑦
「…ひぎいっ!」
いきなりヴァギナに激痛が走り、ローズマリーは悲鳴を上げた。
父王イルハトーブの巨大なペニスが侵入してきたのだ。
激痛で悲鳴を上げるローズマリーをよそに、父王イルハトーブは無遠慮に攻め立てる。
苦痛のあまり逃げだそうとよするも、父王イルハトーブは図太い腕で腰を抱え、それを許さない。
「うぐっ、ひぐうっ!」
ローズマリーは泣き出した…。
苦痛だけではない、恥辱…王家の娘として生まれた気高い彼女のプライドが、無残に砕け散った瞬間だった。
好奇と欲情の視線の中で、ローズマリは自分ではない何かに堕落していく、そんな感じがした。
父王イルハトーブの肉茎がローズマリーの膣の中を暴れる。
その先端はローズマリーの子宮を突上げ、ローズマリーのか細い肉体を刺し貫く。
サバトの客たちは再び沸く。もはや歓声といっても良いほどにざわめき、騒げだす。
しかしローズマリーにはその声が遠くから響いてくるようにしか聞こえなかった。
恥辱と激痛がローズマリーを苛める中で、彼女自身はいつしかメスとして覚醒していた。
荒々しく乳房を揉み、子宮の奥に叩きつけるように攻め立てる実の父親の愛撫。
その激しい情欲の狂乱の中で、ローズマリーは何時しか快楽を見出していた。
身を引き裂くような痛みも、いつの間にかローズマリーを熱く濡らす肉の掟に変わっている。
ローズマリーの身体の上で激しく溜め息を漏らす父の息吹もまた、愛おしく思える。
身体のアチラコチラが熱く脈打っている。
ローズマリーの頑なな心は、めくるめく快楽の前に崩れてゆき、目の前の風景が突如輝きだしたように思えた。
様々な思考やイメージが駆け巡る。
ヴァギナは熱く締まり、それとともに膣の奥からあふれ出す愛液がしたペニスが股間を熱く湿らせてゆく。
「そろそろだな…」
父王イルハトーブは呟いた。
ローズマリーを見つめる父王イルハトーブの目は…まるでモノを見るように冷ややかに醒めていた。
201:名無しちゃん…電波届いた?
08/10/07 04:10:47
⑧
父の腹の下で喘ぐローズマリー。
父王の愛撫を欲し、自ら逞しい父王の肩に縋りつき、自ら腰をうねらせ、父のペニスを誘う。
羞恥心をかなぐり捨てメスの本能を剥き出しに快感を貪る姫の姿は、輝かんばかりに美しかった。
そんなローズマリーの様子を一瞥し、王は今日始めて笑顔を作った。
娘を抱いたまま、父王イルハトーブは耳元で囁く。
「…ローズマリーよ。我ら王家の血、すなわち我ら魔王ペロポンテの血族の末裔…その血を受け継ぐ御子を授けよう」
ローズマリーの肉体を抱え上げ、その白い肢体を存分の蹂躙する。
「そなたの母はわが妹。そう、魔王ペロポンテの血筋は常に純血でなければならぬのだよローズマリー」
その言葉の意味を図りかねるローズマリー…しかし押し寄せる快楽は、彼女の思考を奪う。
ローズマリーの膣の中で、父王の肉茎はなおも膨張してゆく。
熱き脈動を感じ取りながら、ローズマリーはこの父王の子を欲する自分に気づいた。
―これは運命?
「そうだよローズマリー。そなたはこれから男児を産むのだ、そしてその弟王と契りを結び、次なる王を産むのだぞ」
そのローズマリーの思いを察したかのように、父王イルハトーブは再び告げた。
数分後、父王は野太い呻き声を上げ、実の娘たるローズマリーの子宮の中に放精した。
奔流のような熱い液体がローズマリーの子宮に満ち溢れ、その一部が膣を伝って流れ出す。
「あ…ああっ」
仰向けのまま目を瞑るローズマリー…快感の余韻に浸ったその表情は、神々しいまでに美しかった。
子宮の中で渦巻く父の放った精液…その熱さが、ローズマリーに喩えようも無い喜びをもたらした…。
202:名無しちゃん…電波届いた?
08/10/07 04:11:55
⑨
「姫様…もう一度お願いいたします。最後にもう一度姫の口で…」
突然グラン・ド・バザール伯爵が声を掛けてきた。
バザール伯は壇上で喘ぐローズマリーに近づくと、髪の毛を掴んでローズマリーの顔を持ち上げた。
父の愛撫の酔いしれたローズマリーの顔は紅潮し、汗ばんだ額に後れ毛が張り付いている。
「ローズマリーよ。今のうちに臣下の人間どもの精を喰らっておくがよいぞ」
父はそう語る。意味を図りかねて父を見やるローズマリーに、父は返した。
「…今夜此処に集った者たちは、そなたのための生贄なのだからな」
そういうと、バザール伯のペニスをくわえ込むよう、ローズマリーを促した。
誘われるままにローズマリーは口を開け、既に回復し隆々と勃起したバザール伯の陰茎をくわえ込んだ。
そしてバザール伯の精を吸い出さんと、その肉茎をしゃぶり上げ、刺激してゆく。
「おおっ、姫様素晴らしいですぞっ!ぜひとも私めの精と命を姫様の糧にしていただきとうございます!」
バザール伯の陰茎を舐め回し、亀頭を思いっきり刺激する…飢えたようなローズマリー。
「丁寧に快感を与えてやるのだぞローズマリー…伯のそなたへの忠義をありがたく思うのだ」
父王はそういいながら、サバトに集う若者の中から飛び切り美しい娘を抱え上げ、それを犯した。
散々その美しい肉体を蹂躙し娘を絶頂に導くと、突然王はその娘を絞め殺す。
そのままその場でその肉体を引き裂いて喰らい始めた。
そう、バザール伯と若者達は、王家の血筋の糧となるべく自ら命を差し出した生贄たちだ。
魔王ペロポンテの血脈の永遠の繁栄のために、その身も心も全て捧げる頼もしき臣民たち…。
203:名無しちゃん…電波届いた?
08/10/07 04:12:49
⑩
何時しかローズマリーは、バザール伯を縊り殺し、その血肉を喰らっていた。
腸を引きずり出し、肝を食いちぎり、その血を啜る。
父と共にローズマリーは、残りの生贄たちの精を吸い尽くし、肉を喰らう。
ついにローズマリーは魔王ペロポンテの血に目覚めたのだ。
…今宵の父との交わりで、将来自分の夫となる弟王を身ごもったことを悟ったローズマリー。
その若き母の肉体は今、激しく人の肉を欲している。
(後で庭師のペーターも喰らってやろうかしら?)
ローズマリーはそう思い、血まみれの唇を歪めた。
神を恐れぬ悪魔の狂宴…それこそがリシティア王国の王家に秘められた謎だったのだ。
(紅薔薇の姫とシュバリエ 別篇 終わり)
204:名無しちゃん…電波届いた?
08/10/07 05:10:17
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ぐ る l: : : l: : : : __/;イ/: ://: :// |: :|:.|: :|: :iヽ
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ぐ / l:\ :l : : : ;ヾア≠ミメソ、/ |/レ'|_/l:/l: :}
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{ { l ヽ/; : :ノ |:.|: :| 、`"',, /: : l|: |
i ヽ ! V|,ノ: : | |: :|、 ,..._ ′ ,イ: : : l|: |
ヽ ,...-l`ー 'l´、: : ;イ:|: :| \ `¨ ,. ィ´;l: : : l|: ノ ローションオ○二ーしたくなるー
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205:名無しちゃん…電波届いた?
08/10/08 00:22:58
中2病は伊集院光のOHデカナイトのコーナーで出来た造語だったように思う
>思春期にありがちな微妙にズレた自意識過剰、それから転じて起こる数々の「中学二年生くらいの頃にありがちな
>言動」を「症状」として比喩したもの。子供が大人になろうとして、「大人が好みそうな(と子供が考える)格好いいもの」
>に興味を持ち、子供に好かれるようなもの、幼少の頃に好きだった幼稚なものを否定したりなどする。
>
>「もう子供じゃない」「(格好の悪い・汚い)大人になりたくない」という自己矛盾が、実際の大人から見ると非常に「ズレ
>て」おり、滑稽に見えることが大きな特徴である。
>
>さらに、生死や宇宙、自分や他人・身近な物体の存在に関することなどについて思い悩んでみたり、政治や社会の
>汚さを批判してみたり、殊更に偽悪ぶってみせたりするものの、結局何も行動を起こさないでそのまま収束すると
>いった性質も「中二病」の「症状」といえる。
>
>「他人とは違う自分」「もう子供ではない自分」「汚い大人ではない自分」を他者に対し強調する自意識過剰からくる
>ものであり、誰でも通る道に過ぎない。
>
>自分の中にある「中二病」的要素を告白し、自虐を楽しむのがこの元来の用法である。
URLリンク(ja.wikipedia.org)
URLリンク(d.hatena.ne.jp)
例として尾崎豊の歌とか、「俺は東京生まれヒップホップ育ち 悪そうな奴とは大抵友達」とかそんなのかな?
206:名無しちゃん…電波届いた?
08/10/08 02:04:25
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