10/01/16 13:54:25 /JGqglpnP
APS-Cハイミドルクラス”3モデルを比較する(実写編)
オートホワイトバランス使用時における発色だが、もっとも見た目の記憶に近いのはD300S。
EOS 7Dはかなり青空がマゼンタっぽいし、K-7は全体の発色が派手すぎる。
次に、近景の描写を見るために、K-7のテレ端となる70mmに画角を揃えて青空抜けの白樺を撮った。
こちらはD300Sがもっとも忠実に白樺の木を写してくれた。
青空抜けという条件ながら、D300Sのシーン認識システムが
働いてくれたのか、ピントを合わせた白樺の細部がしっかりと
見えるように露出設定が行われた。
曇天の橋を撮った写真で、ノイズリダクションを標準(中)に
設定した場合の各カメラ、各感度を見比べてみると、ダントツにノイズが少ないのはD300Sだ。
これはISO200からでも違いがわかるし、ISO800以上になるとどんどん顕著になってくる。
EOS 7DではISO6400も一応常用感度となってはいるが、
拡張感度となるD300SのISO6400のほうがノイズは少ない。
高感度のノイズは、使用目的と被写体や撮影者の許容度によって
評価は変わってくるが、仮にD300SでISO1600までが許容範囲だとしたら、
EOS 7DではISO800まで、K-7ではISO400までがOKというところだろうか。
ノイズリダクションのオン、オフに関してだが、
EOS 7DではISO800からノイズを減らし出してはいるが、思いのほかカラーノイズが多いと感じる。
おそらく解像との兼ね合いで、ノイズリダクションの効き具合を決めているのだろうが、ISO1600でもかなりノイジーであると感じる。
一方、D300Sの高感度ノイズリダクションはISO3200までは
実にうまくノイズを抑えている。というよりも、ノイズリダクションをオフにした画像をみても、ずいぶんとノイズが少ないものだと驚かされる。
拡張感度となるISO6400でもノイズリダクションによってずいぶんとノイズ量は減っているが、さすがに細部の再現性には無理が感じられる。
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