10/01/05 00:47:53 Qy1fHg00P
続き
曇天の橋を撮った写真で、ノイズリダクションを標準(中)に
設定した場合の各カメラ、各感度を見比べてみると、
ダントツにノイズが少ないのはD300Sだ。
これはISO200からでも違いがわかるし、
ISO800以上になるとどんどん顕著になってくる。
EOS 7DではISO6400も一応常用感度となってはいるが、
拡張感度となるD300SのISO6400のほうがノイズは少ない。
確かに、D300Sのほうがノイズリダクションの効きが強く、
細い線などは見えにくくなっているが、
それでもノイズ量と解像のバランスを考えれば、
D300Sのほうが高画質と感じる。
K-7は残念ながら、ISO400までは健闘しているといえるが、
それ以上の感度になるとほかの2モデルのノイズ量とは別次元にいってしまう。
高感度のノイズは、使用目的と被写体や撮影者の許容度によって
評価は変わってくるが、仮にD300SでISO1600までが許容範囲だとしたら、
EOS 7DではISO800まで、K-7ではISO400までがOKというところだろうか。
ノイズリダクションのオン、オフに関してだが、
EOS 7DではISO800からノイズを減らし出してはいるが、
思いのほかカラーノイズが多いと感じる。
おそらく解像との兼ね合いで、ノイズリダクションの効き具合を
決めているのだろうが、ISO1600でもかなりノイジーであると感じる。
一方、D300Sの高感度ノイズリダクションはISO3200までは
実にうまくノイズを抑えている。というよりも、ノイズリダクションを
オフにした画像をみても、ずいぶんとノイズが少ないものだと驚かされる。
拡張感度となるISO6400でもノイズリダクションによって
ずいぶんとノイズ量は減っているが、さすがに細部の再現性には無理が感じられる。