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】「商人の誇りを持って」--『全国商店街サミット』、和歌山で開催 [10/23]
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「第13回全国まちづくり商店街サミットたなべ大会」(同実行委員会主催)が22日、
和歌山県田辺市新屋敷町の紀南文化会館で開かれ、全国の商店街関係者やまちづくり
活動をしている人らが、意見や情報を交換した。基調対談では「商人が自分のまちや
商売に誇りを持ち、商店街自身が変わらないと活性化につながらない」などと話し
合われた。
全国の商店街の活性化につなげようと開いていて、今回は約350人が集まった。
最初に、商店街活性化に成果を挙げている品川商店街連合会(東京都)の綱嶋信一
副会長と天神橋筋商店街連合会(大阪市)の土居年樹会長が基調対談した。中小機構
まちづくりサポーターで青森市まちづくりあきんど隊隊長の加藤博さんが進行役を
務めた。
綱嶋さんは「衰退している商店街では、勉強会や講演会、会議を繰り返し『大変だ』
と言っているだけ。敵は商人のやる気のなさ」と指摘。「経済効率ばかり考えず、
まちを守っていることや商売に誇りを持って、汗をかいてほしい」と呼び掛けた。
その上で、品川商店街連合会では地元の大型店、大学、プロスポーツチームなどと
連携したり、子どもや家族対象にスポーツ大会を開いたりし、商店街のアピールや
消費者との距離を縮めることにつなげていることを紹介した。
土居さんは「昔は買い物客であふれたが、たった数十年の間に廃れてしまった。
まちにとっても損失で、もったいない」と考え、30年ほど前から「日本一長い商店街」
のキャッチコピーでアピールするなど活性化の活動を続けてきたと紹介した。上方落語
協会の桂三枝会長らに協力し、2006年にオープンした落語の定席「天満天神繁昌亭」
が集客効果を上げていることも説明。「活性化にはまちのにおいや文化を感じられる
要素が必要。政治家と行政だけに任さず、自ら旗振りをし、商店街を守らないといけ
ない。信念を曲げずに継続するのが成功の秘訣(ひけつ)と思う」と話した。
加藤さんは「多くの商店街はハード整備を目指しているが、消費者は買い物の代行や
宅配などのサービスを求めている。商人は、売っているのは物だけではないことを知り、
意識の改革をしてほしい」とまとめた。
全国商店街振興組合連合会理事長で全国商店街支援センターの桑島俊彦社長のスピーチや
分科会もあった。
◎第13回全国まちづくり商店街サミットたなべ大会
URLリンク(www.tanabe-shoutengai.com)
◎ソース
URLリンク(www.agara.co.jp)