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【どうぶつ】和歌山から蔚山へ～『イルカ輸送大作戦！』[10/08]
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イルカ4頭を生きたまま日本から蔚山に運ぶ特殊輸送作戦が7日に始まった。
イルカはオス・メス2頭ずつで、来月末にオープンを予定している蔚山市南区長生浦の
イルカ生態体験館のイルカ水族館に持ち込まれる。1頭当たり1億ウォン（約754万円）
以上もする上、重力の変化や振動に鋭敏に反応する生物であることから、21時間以上
かかる特殊輸送計画に従い、細心の注意を払って進められた。
イルカは7日午前7時40分ごろ、和歌山県太地町の太地町立くじらの博物館を出発した。
同博物館は世界で唯一、イルカの馴致（じゅんち）場を運営しており、蔚山南区の要請
でイルカ4頭を6カ月間馴致し、今回引き渡すことになった。
イルカは、体の大きさに合わせて作られた長さ3.35メートル、高さ1メートル、幅90センチ
の木箱に1頭ずつ入れられ、冷蔵コンテナトラックで214キロ離れた大阪の関西空港まで
運ばれた。イルカは肺で呼吸するほ乳類であることから、溺死を防ぐため、箱に入れる
水は半分にとどめられた。
イルカは同日午後5時15分、大阪発のアシアナ航空便に乗せられて853キロを飛び、
同日午後7時20分、仁川空港に到着した。日本の獣医一人と韓国の飼育係二人が
貨物室にイルカと共に搭乗した。重力の変化や振動によるストレスを減らすため鎮静剤
と抗生剤が投与され、飛行中にイルカの皮膚が乾かないよう、濡らした布を背中にかぶせ、
水や氷をかけてやるなど、手厚く世話をした。
イルカは7日夜9時過ぎ、仁川空港を出発し蔚山へと向かった。あらかじめ準備していた
無振動特殊コンテナトラックで西海岸高速道路－嶺東高速道路－京釜高速道路を経由
し400キロを移動、8日午前4時30分、生涯の住処となる長生浦イルカ生態体験館水族館
に到着した。太地町－関西空港－仁川空港－蔚山まで1461キロもの距離を、21時間
かけて移動したわけだ。
蔚山市南区は水族館への適応訓練を経て、早ければ来月末のイルカ生態体験館
オープンと同時に一般公開する計画だ。南区クジラ観光課のソ・ジンソク課長は、
「これから3カ月ほど集中訓練を施せば、見事なイルカショーをお見せすることができる
だろう」と語った。
ソース：朝鮮日報
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