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続・高血圧と脳・心臓病50話:第43話 喫煙と心臓病
喫煙は、糖尿病・高血圧・脂質異常症と並び、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞<こうそく>)の4大危険因子の一つです。喫煙によって、
直接血管の壁が傷害され動脈硬化が促進されます。それだけでなく、喫煙は、血清脂質に悪影響を及ぼし、善玉のHDLコレステロールを減少させ、
悪玉のLDLコレステロールを増加させたり、ニコチンを介して血圧上昇させたりすることによって動脈硬化促進を助長させます。
また、フィブリノーゲンなどの凝固因子を増加させ、血小板の粘着及び凝集を高め血栓が形成されやすい(血が固まりやすい)状態となり、血管も収縮しやすくなるので、心筋梗塞の引き金となります。