【爽やかな】宮城谷昌光について語ろう【風】二巻at CHINAHERO
【爽やかな】宮城谷昌光について語ろう【風】二巻 - 暇つぶし2ch350:348
09/08/19 20:59:47 2WniIezx0
>>349


ということは>>349はやはり文字創設=商代の宮城谷説指示でおkね?
天空の舟まだとの由だが、まあ読んでみて下さい。
夏にもかなりの職員(含料理人・軍人)がいることが伺えるし、
鳴條だか牧野だかの夏・商決戦はかなり大規模に描かれている。
やはり文字無しでこれらの戦争含めた外交・内政の実務が行われえたという
のは個人的にはいまひとつピンとこない。
ただ「地中の火」の寒浞・羿らの描写は349氏の仰るとおりかなりローカルな
感じがするんだよね。
すまん、結局良く分からん。

宮城谷さんにその辺確認したい気もする。

351:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/19 21:05:53 GrMGt7Aa0
白川静とか読んでみたらどうかな。
俺は沈黙の王から気になってそっちへ行き始めた。

352:348
09/08/19 21:12:18 2WniIezx0
いちおう「漢字」とか「中国古代の文化&同民族」なんかは拾い読んでるんだが…

何分にも難しくてねorz
前文字時代のコミュニケーションに関する言及もあるんかね?
やっぱ新書や文庫だけじゃなくて分厚い全集みたいなやつまで勉強しないとダメかね。
仕事もあるし趣味でそこまではちょっとって気もする。
夜になると飲んじゃうしねorz orz orz

353:348
09/08/19 21:20:14 2WniIezx0
連投で済みませんが、話変わりますけど「地中の火」の
寒浞と愛人の最期に非常にシビれます。
「気楽な女よ」
「死んだら(だか「死ねば」だか)月にでも昇ると良い」
って台詞たちに
「我が悪党人生に悔いはねえぜ」的なプライドが伺えます。
敵対したら嫌な相手ですが、こういうピカレスクロマンも
悪くないと思いました。

354:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/19 21:22:09 V75vlypj0
てか、小説じゃん。
史書を題材に物語を書いてるんじゃん。
なんで作品間にまたがった整合性なんか気になるの?


355:348
09/08/19 21:26:08 2WniIezx0
>>354
いや、そんな大層なもんじゃなくて
「文字がなくてどうやって暮らしていたのかな?」
って疑問を解決したいだけなんだが。

356:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/19 21:31:09 V75vlypj0
宮城谷作品はだいたい読んでるけど、そんな高尚な歴史考証や解説はないと思うよ。
小説を読んで歴史の勉強をしようってのは難しいんじゃないかと思うけど。

357:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/19 21:32:21 IcJpGhcD0
日本だって文字作られる前に王政あったよね。

358:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/19 21:39:08 GrMGt7Aa0
というか、夏王朝はまだ存在確定してなかったような。
文字云々も、まだ発見されていないだけと言ってしまえばそれまでだし・・・。




359:348
09/08/19 21:42:34 2WniIezx0
夏は…確定したでしょ?
学術文庫の「夏王朝」に書いてあったよ。
ただ夏・商・周が時系列順じゃなくて
同時期に存在した疑いも消えていないって
どっかで読んだような…

360:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/19 21:48:32 V75vlypj0
まあ、いずれにしろ、新書だろうが文庫だろうが全集だろうが、
あなたの疑問の解決を宮城谷作品に求めるのは酷だと思うよ。

361:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/19 22:50:19 MD4Uib9a0
>>359
巴蜀文字とか、絵文字に近いものは甲骨文字よりも昔にはあった。
ただ、どこまでを文字と置くかで確定しているのが今の甲骨文字。
ただ、歴史は今の神話に近くて秘伝の知識だから口伝の可能性が高い。

学術文庫で夏王朝が書いてあるからといって鵜呑みにするのは良くないな。
文庫よりも本格的な専門書をいくつも読まないと。
確かに夏王朝にあたる二里頭文化の遺跡見つかってるし、可能性は高くなってはきてるけど考古学的には議論の域をでない。
その文化も元々長江文明から流れてきたとか色々な説があるし。

362:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/20 00:54:44 Q6uVD67a0
仮に夏王朝っぽいものが実在したとして、史書にあるような革命戦争とかが
本当にあったのかは、またさらに別の議論だろうしね。

363:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/20 06:27:35 p9stilxe0
俺も学術文庫の夏王朝に「実在は確実となった」って書いてあっから
「そおなんだ~」とか思って読んでたんだが…
>>361とかえらく詳しそうなんで聞きたいんだが、今後どんな物的証拠が
見つかれば実在が確定されるって考えてるわけ?
(あんまり難しいこと言われてもわかんないので、平易にタノム)

364:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/20 07:48:18 sob5d3ZU0
その辺までいくと、別板(学術系か?)じゃないかな・・・。

365:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/20 11:05:15 Q6uVD67a0
だね。
>>348なんて、そうかもしれないし、そうじゃないかもしれないとしか言いようがない。

366:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/20 11:56:42 zM2bivQ+0
>>363
どこまでを「王朝」とするのか曖昧なんだよなあ。だから問題なんだけど。
ただ、物が見つかるとどの程度他の地域まで交流していたとか、あとは数や質、遺跡で規模や技術が解ったりなどする。
あと都市国家であるかとか色々とね。

ただ、広い範囲まで支配力を及ぼしていたというのが解ったら王朝と判断されやすいと思う。その面では当時の技術かな。
治水の技術や農耕技術などはそういう面では結構重要。

まあ、これ以上は学術板じゃないとマズイかもしれないな。

367:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/20 12:19:29 6UtVWnAZ0
まずくはないだろうが、みな、そこまで考えてないでしょ。
考える人は、学術板にいくわなw

368:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/20 18:33:29 V1RObkBx0
学術板行くほどでもないと思うよ。
「オラルコミュニケーションだけで行政や統治機構作れるか?」ってのと
「夏王朝(夏って国)が実在したか?」っていう話題なんでしょ?
解答や意見のある人はイエスかノーの見解と数行のコメントつければ
いいだけなんじゃないの?
作風から言って充分に注釈やサブテキストの範疇と思うし、何より
過疎ったり、スレ初めの方の意味の無い「さわやかな○○」なんて
レスばっか見せられる状況よかマシだと思うけど。
やりとりしてるうちに別のおもしろい話題にぶつかるかも知れないしね。

369:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/20 20:04:07 sob5d3ZU0
夏王朝のスレはこの板でも別にあるし(全然動かないけど)、
そこまでやりたくない人はレス見ても十分いるからね。
宮城谷氏が古代限定で幅広くやっているならともかく、
それだけで派生までやるのはどうかと思う。

まあ俺もクチ挟んだから強くは言えないけどね。

370:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/20 20:21:25 V1RObkBx0
枯れ木も山の賑わい?って言うじゃない。
ほかにストライクな話題が進行してる中、KYな感じでこの2トピックが
挿入されて目障りだっていうならまだしも、なんつったって他にレスが無いんだから。
当座これで寂しく過疎んないように続けてもらえば?

あと誰か太公望読み返して>>346に回答してやってくれよ。
部屋が汚くて本が見当たんないんだよw

371:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/20 20:26:13 4VOoZKBn0
布衣の人が時代順に行けば一番古い話だっけ。
あれは本当に超古代ってかんじだったなぁ雰囲気が。

太公望のって、あれ菖蒲を定期的に差し入れる話じゃなかったっけ。
ダッキにお願いするのは、その次のとこだったっけか

372:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/20 20:45:50 V1RObkBx0
>>布衣の人

オヤジオフクロ(+途中までの弟)、どんだけ外道なのか?と

373:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/20 21:21:54 zM2bivQ+0
>>346
確か馴の組織が周公の看守も買収してなかったっけ? それで影で世話をしてたと思ったんだが……

>>370
小説関係であまり学術的な事は語りたくない。
専門的にやればイエスノーという単純なものでは片付かないし、意見が割れればトゲトゲしい雰囲気になったりする。
特に学術書によっては見解が違うように色々と批判しあったりするのが常だし。
宮城谷氏の小説に直接関わる事でなければ話したくないなあ。

小説中の太公望が月を斬る解釈とかなら喜んでこうなんじゃないかと書くけど。

374:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/21 17:59:06 1yHciF0C0
>>373
望ってすげえスーパーマン的だよね。
あとこれまでの巷説だと釣りしながら王様に見込まれる逸話の段階で
すでにかなりの高齢者というかじーさんて印象だったのに、本作では
ほんと青年つうか若い書かれ方だよね。

375:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/21 19:25:54 JHuNT+QiO
バンチで始まった片倉小十郎の漫画、
ものすごく爽やかな風が吹いてた。
ふと、このスレを思いだした

376:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/21 21:53:52 rm6dJQQm0
王家の風日だと、暗躍者ってかんじだったけど、
青年っぽかったっけ。

なんにせよ箕子の存在感は両方とも相当なものだったけど


377:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/22 17:40:40 pYAWEr9v0
香乱記読み返してますけど…
田田田田デンばっかで…なんか田っていう漢字がヘンな記号に見えてきた。
そん中で「田吸」見たときだけ他の名前より少し違う反応示す我が心理が浅ましい。


あ~吸いてえ。

378:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/23 00:21:24 VI/xdyUG0
>>377田んぼを?

379:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/23 01:11:26 Dx+lF0cI0
>>378
なにそのツンデレ。そうじゃないって分かってるクセに…

380:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/23 01:31:05 N7siMkQB0
田氏の逞しい腹筋のことだよね

381:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/23 03:00:30 Dx+lF0cI0
マジレスしますよ。吸いたいのは女房と彼女以外の女のオッパイですよ。
ニョーボは1m以上で巨乳過ぎて未知の物体みたいだし、彼女は逆に全く
の貧乳で、乳首がちょこんと出てるだけでテンで物足りないんですよ。
CからDカップくらいのほどよいのが吸いたい…(泣)

スマソ  スレ住人各位


382:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/23 09:19:47 XlFFB1WG0
>>女房と彼女以外

浮気いくない!!

383:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/23 13:58:48 ZPn/bVgT0
漢の武帝とか光武帝を題材にした小説ないかな?
残念ながら塚本氏のものしか見つからない。

384:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/23 15:59:10 +mBOFUkp0
こんなのがあったぞ
JK=儒家ってことらしい、晏嬰が出て来る。
URLリンク(mukankei961.blog105.fc2.com)

385:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/23 16:20:30 WOf8T6Bf0
>>383
最近北方が「史記」というタイトルで武帝始めた。北方なんでいつもの芸風。まあ塚本よりは当然マシ。

386:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/23 16:20:39 loZh6f6o0
景公www

387:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/23 18:36:59 XlFFB1WG0
なるほど……景公と晏嬰ね

388:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/23 19:26:34 Z/v80PLU0
>>384
それ結構面白いな。要点つかめてるしw

389:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/24 19:19:54 z6hEV/l80
>>384
…いや、2ちゃんの中にも頭いいヤツがいるもんだと思いました。

390:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/26 20:25:48 nqIXQ3KX0
>>384

119 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/07/15(水) 21:53:44.84 ID:wJ5LwVMo

        貴様を野放しにしておっては・・・・

               / ̄ ̄ ────── / ̄ ̄ \
             /    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄           /      \ヽ    民草が迷惑だろッ
             |    ── ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄      |       ( ●)
            . |      __             . |      (___ノ)            ” 、 ` /  /,  ゛
              |      .  ̄ ̄ ̄ ─ _____|         ノ              ヾノ( _/ ,  ,
            .  |        __              |        }           __ ⌒ヾて
            .  ヽ     ̄ ̄ ̄            .  ヽ    ィ'⌒`──=三── '⌒")
             /    丶 三二──────   丶      _≡三_______ ノ ;
           /         ̄ ̄___        /        /´ ̄       =三 ̄  ̄ _ ノ(、
         /   /      /              /   /      /              /Y⌒\
        (   メ /      /三      ___ (   メ /      /
       二 ` 、 ノ      /__ _──  ̄ ̄ ̄` 、 ノ      /___
      三 ̄ ̄             三____/ ̄ ̄ ̄             ヽ
      /  三三__人____    二 ̄ ̄ /  ____人____    i
      /  二            |   ___/  /             |   |
      /  /             三    ̄ ̄ /  /             二    |
   三__丿            三_ ̄ ̄ 三二丿ル/) \从  ヽ从三三___)从/


AAうまく貼れてるか分からんが、この技は躍歩頂肘でおK?

391:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/26 20:26:51 nqIXQ3KX0
あ、腕伸びてるから猛虎かw?

392:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/26 21:05:15 k/b/YDxJ0
スレチだカス

393:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/26 21:08:57 4PgrlE6v0
>>391
猛虎だろうな

394:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/29 11:12:18 oPqwX80+0
>>384
それパー速にあるやつだな
URLリンク(ex14.vip2ch.com)

作者も宮城谷昌光好きだってレスがあった。
劉備と孔子が嫌いなくせに、紂王の評価が高すぎるってさ
確かにちょっとタニーは天邪鬼なところあるしな。
宮城谷昌光「さん」と中島敦「さん」となのに、
酒見賢一だけ「氏」なのにふいたwww


395:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/29 23:36:38 imbLiYra0
>>394
最近甲骨文字や金文でわかってきた紂王像だと少なくとも暴君イメージはないなあ。
劉備とかとは性格が違うタイプだし、劉備が嫌いで紂王の評価高いのもありえると思うんだけどなあ。
小説家なら結構私説挟むわけだし。それが面白くなる要因の一つだしなあ。

396:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/30 02:02:12 A8uVXtqY0
周への政権移動を正当化するためには、紂王には悪玉でいてもらわなくてはいけないんじゃないの?




炮烙の刑は困るが。つか、文章でしか見たこと無いので、自分が脳内に描いている
刑のイメージ図がどれだけ実状に近いのか全く分からんwww



397:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/30 02:08:13 4oopD1tk0
炮烙は
銅柱を横渡しにして油塗って、下から火を焚いて渡らせた
だっけ。

熱した銅柱に抱きつかせて焼け焦げにするのがあった気がするんだが・・・
何かとごっちゃになっているのかもしれない。

398:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/30 02:15:10 A8uVXtqY0
問題は「下から火を焚いて」の部分でさ、どういう方式で焚いてんのかな?と。
薪を並べてんのか、炭を並べてんのか、それとも金属で炉のようなものを
作ってそこで火を焚いてんのかな?とかね。

あと銅柱が何メートルくらいあんのか?とか油は何から取った油なのか?とか。
知ってる?

399:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/30 02:49:56 jXtowcRe0
封神演義だと人を熱した銅の柱にくっつけて焼いた。
史実だと横にした銅の柱に油を塗って熱し、人を渡らして渡れたのを許した。まあ、渡れたのなんて皆無だろうけど。

炮烙の刑は実際あったのかすらわからんしなあ。
神の生け贄の制度は首なしの骨が大量に発掘されたり甲骨文で書かれたりしてるけど。

悪王にしたのは周王朝の建国から結構建ってからだと思う。
当時は商の人の多くを使って技術などを吸収していった痕跡が見られる。
そういった技術者は祭祀に関わっている場合が多かったようだし、おおっぴらに悪王呼ばわりしたら反発も多いだろうし。

周が商を滅ぼした理由は未だによくわかってないから単純に政権移行のためともいいがたいなあ。
文化的な相違とか複雑に絡んだりするんだろうけど……。

400:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/31 14:00:09 dJLDfZSO0
紂王が英明で冷酷で王朝の全盛期で滅び
姫昌が幽閉されてからいきなり薄気味悪くなるのが面白かった

401:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/31 14:01:06 dJLDfZSO0
人方との戦争中に本拠を奪われて亡国、という説はどうなんだろ

402:名無しさん@お腹いっぱい。
09/08/31 14:52:08 2iTP3fWg0
なんか人方の反乱は滅亡時期とちょっとずれるという説がある。
まあ、その後孟方というのが反乱起こしてるし、反乱の隙を突かれて滅亡というのは間違ってないよ思うけど。

403:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/01 17:14:42 fqL5EQkh0
王家の風日だかに「盂と邘と鄂っておんなじ国かも知んね」みたいな表記が
あったやに記憶する。
読んだときは「ムチャ言ってやがる~Wどれかに決めろよ」とかオモタが、
商の時代って今から2000年以上前の司馬遷の時代からさらにもう1000年も
前のことだと思うと、不明点が多くて当たり前ですよね。

404:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/01 19:41:32 Kq292FlI0
というかよくそこまで記録が残ってるね

405:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/01 22:10:38 GDTRgOpOO
文字とか残ってたりもしたのかな
漢字って言うくらいだからそれは漢の時代だろうけどその前身になる物なら有っただろうし

406:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/01 22:13:15 Kq292FlI0
甲骨文とか金文とかかな

407:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/01 22:43:31 pRciNs1B0
甲骨文字や金文だよ。そこら辺は白川氏とかの本に書いてある。
特に白川氏は宮城谷氏の考えに直結してるからお勧めだな。

ついでに召公とか周公の呼び名が金文だと複数あるからすごい間際らしいw

408:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/06 12:24:31 TFfWXcApP
宮城谷  昌光は、初期「王家の風日」の頃の怨念こもる妖しさが亡くなって、
書きすぎにより安手のサラリーマン小説に下落してしまった。
例えば、「王家の風日」の呂尚と、「太公望」の呂尚が同じ人間とは思われない。

これは、以下の書評に同じである。
確かに、今の宮城谷は、劣化版の司馬遼太郎といえるが、
初期の宮城谷はこのようなものではない。

皆様方、今の劣化した宮城谷にヨイショが過ぎるのではありませんか。褒め殺しとか。

★Amazon.co.jp: 三国志〈第1巻〉 (文春文庫): 宮城谷 昌光: 本
レビューBy みりん

以前、この著者の『太公望』を読んで辟易した。
構成、文体、言葉遣いなど、劣化版の司馬遼太郎としか思えなかったからだ。
今回買ってみようと思ったのは、通常、劉備や曹操といったメインの英雄の視点から始まる三国志が、
曹操の祖父、曹騰の出現から始まるという、非常に珍しいスタイルであったからだ。
が、やっぱり失敗した。あちらこちらに、と言うのはまだ控えめなもので、至るところにと言うべきだと思うが、
家系、官職などもろもろに、いちいち長ったらしい逸話などがつけられ、
全体的に冗長すぎる。どうしても書きたいならば、註でもつけておくか、別冊の読本でも出せばよい。

409:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/06 12:45:23 noPgLDmR0
だから何?

410:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/06 16:02:30 xeqUmkDG0
ラノベでも読んでろピザ

411:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/06 17:35:37 cu4IX0xC0
自分がついていけなくなった言い訳w

412:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/06 19:46:39 5ACP6AE+O
レス番振らないとどれに対して言ってるのか
さっぱりわからんのだが

413:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/06 19:48:27 cu4IX0xC0
>>412
ここは宮城谷スレですぜ

414:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/06 19:52:52 5ACP6AE+O
>>413
なるほど。
でも言われる程盲目的信者じゃないよな、ここ。
マンネリ批判も出ていた気がする。まあそれすら楽しんでいるのだがw

415:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/06 20:37:54 cu4IX0xC0
ちゃんとした批判ならね。

416:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/06 21:42:08 79C9mWAO0
三国志一巻は面白かったぞ

417:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/06 21:47:23 0w1J97v90
>>416
その気持ちも分かるがあれはけっこう人を選ぶと思う
正直第1巻としては致命的な気もするが

418:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/06 23:27:06 0CfyGEiQ0
この板にヨイショレスなんてそうたくさんあったか?
ネガレスしたいほうからしてしてみれば
「マンセーレスだらけの盲目住民どもに敢然異議申し立てするオレ」
みたいな状況設定が勝手に脳内で構成されてんのかね?
何かの考えに囚われると目の前の事象がありのままに認識できなくなる
ってことあるからね。

419:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/07 08:37:14 QqRoDvAr0
>>417
宮城谷三国志のピークは孫程以下19人の名前が列挙されるとこだった
後は劉備解釈の奇抜さで読み続けたけど
最新刊はどうなるのかな

420:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/07 09:22:53 RfM7LMjYO
三国志一、二巻は予備知識のない人間にはきつく感じるかもしれんわな
ところが再読すると面白い事に気づかせられる様な魅力がある

なんにしろこの作者の三国志はこういうスタンスだってのを踏まえて読めない
人間には向かないだろうな
それこそ吉川や北方でも読んで満足してろって感じで

421:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/07 09:52:47 QqRoDvAr0
【胡】
九原郡

【趙】
太原郡、雁門郡、雲中郡
邯鄲郡、鉅鹿郡、代郡

【燕】
上谷郡、漁陽郡、右北平郡、遼西郡、遼東郡

【斉】
斉郡、薛郡、琅邪郡

【魏】
上郡、河東郡、東郡、碭郡

【韓】
上党郡、三川郡、潁川郡

【秦】
内史、北地郡、隴西郡

【蜀】
漢中郡、巴郡、蜀郡

【楚】
泗水郡、九江郡、鄣郡、会稽郡
南陽郡、南郡、長沙郡、黔中郡

【越】
閩中郡、南海郡、桂林郡、象郡

422:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/07 09:54:11 QqRoDvAr0
ところで三十六郡の国ごとの区分けは>>421でいいんだろうか?
西河って上郡のことかな。

423:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/07 11:22:04 3thlA+u10
全集に「管仲」が入らなかったのは、なぜ?

424:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/07 11:37:41 IezuuXRx0
>>423
最近の作だからじゃね?
他にも文庫化されてるような作でも全集未収録結構あるでしょ?

425:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/07 21:26:59 LjONR3RP0
>例えば、「王家の風日」の呂尚と、「太公望」の呂尚が同じ人間とは思われない。
まず、これが批判の対象になるのが意味不明。
作品間で人物観を統一しなきゃならんのか?

426:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/07 22:31:42 qf0AaiXw0
                            批判ネタが終る前に言っておくッ! 
                    おれは今設定のヤバさをほんのちょっぴりだが体験した
                  い…いや…体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが……
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 気付いた事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『楚の子嚢が死ぬかもと子羽が発言したと
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        思ったら子蟜と子展が子産の予言にしていた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも何をされたのかわからなかった
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    賢を薦めるのを賢だとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんな教訓などじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…


427:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/07 22:47:26 OU5y3Zu60
>>426
日本語でお願いします。

428:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/07 22:51:07 zrjvCO2t0
>>426
へんにネタかぶせるなw

429:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/07 23:43:30 NkU5Hy6/0
「王家の風日」と「太公望」は確かにかぶる部分とかはあるけど、
それはそれとして読んでるよ
というかその辺は別に腹を立てる部分ではないと思うんだがなぁ
だいいちそれを言ったら「王家」のダッキと「太公望」のダッキだって
全然別物だし
さらにいうなら邑姜だって他の2作品では王姜としか出てこないし、
召公に対して自分が成王とともに戦うからあなたは~云々というシーンだって
キャラクターも全く違うがな

430:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/08 07:03:54 1llW8//0O
趙盾とか管仲とかも作品によって全然キャラが違うよね

431:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/08 07:19:53 WgRvSbVFO
介子推と沙中の回廊だってそうだし

432:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/08 12:24:01 x4yUhDVF0
確かに「王家の風日」と「太公望」は、同じ商周革命を描くにしても
通俗的というか世間一般受けを狙った感じになっちゃったという意見は分かる…
たぶん書いてる媒体がメジャーになったり新聞小説だったりっていうのもあるかもしれないが

「晏子」あたりで結構作風が変わった気がするな

433:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/08 21:00:30 bzbEbFBH0
そりゃあ風日から十年以上経ってだしたのが太公望だし、内容が変わって当然だと思うけどなあ。
知識を蓄積していくと年単位で見解が変わるって事もあるしね。続編でもないのにキャラを合わせるのも返ってどうかと。
ただ、斉の独自の祭祀や地域性など書けることが内容が多いのににそれがあまり書かれてなかったのは残念だけど。

劣化司馬というのもよくわからないなあ。勝手に司馬と重ね合わせてるんじゃないかと思うが……。
よくわからんレビューだな。

434:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/08 21:23:01 HBF0zW/t0

何となく言いたいことは分かる。
でも、若いころに書いた小説の勢いを今に求められてもという気がする。
知識が増えてあまり無茶な事も出来ないようになっている気もするし。

 でもさすがに商側から見る呂尚と周側から見る呂尚が
 同じ人間に見えないのは当然なような気がする。


435:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/09 09:32:48 6UXkhbshO
三国志文庫まだー?

436:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/09 22:44:40 sLmiWkdu0
三国志どこまで書くんかね。普通に呉の滅亡までかね。
どうせなら八王の乱と西晋滅亡までやらないかなあ。

437:426
09/09/09 23:01:30 I68TFRf/0
>>427 了解した
        (゚д゚ )
        (| y |)

まず「子産」の「大夫の時代」序盤、楚の動向についての諮問を見てほしい
    巻十三  (゚д゚ )
       \/| y |)

    次に「仇敵」中盤、晋の悼公死去したとき子蟜と子展の語らいだ
        ( ゚д゚)  巻十四
        (| y |\/

       ? ? ?
        ( ゚д゚ )
      \/| y |\/

438:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/11 13:04:55 r0udMMNt0
大昔は尭の平陽、舜の蒲坂、禹の安邑と何で首都が山西に偏ってるんだろ

439:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/11 14:19:33 77HgS7ZJO
農業技術が発達してない太古では河水流域の平野部からは
あまり離れられなかったんじゃ?
それでいて治水技術も未熟だから河水の氾濫とも向き合わないと
ならないのは禹の治水事業にみられるし

それに太古の人間が認識する中華は広くないし、河北や東方、江南は
未開で未知の世界みたいなものだったろうし

440:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/12 00:07:44 23rrS4iO0
>>438
解池の塩が、当時の主要な塩産地だったからじゃなかった?

441:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/17 09:11:25 9a33a8IK0
15日に三国志八巻でましたね。

442:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/17 09:45:44 w+uJSjkA0
文庫版の予定は?

443:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/18 17:19:15 D1u2sfKj0
文庫版はわかりません。
八巻では、関羽死に、張飛死に、曹操死に、劉備死に、
諸葛亮の南征完了まで書かれてました。

以下、ちょっとネタバレなので、嫌な方はスルーで。



関羽vs曹仁のハン城の戦い近辺の描写がかなり細かくて、面白かったです。
ホウトクが素敵すぎます。
今までも劉備はクソミソでしたが、死が近づく劉備に対しては、
まるで追い打ちをかけるがごとく、よりいっそう手厳しく書かれておりますw
「礼儀をことごとくないがしろにしてきたがゆえに、
帝位にのぼるという最大の無礼を平然とおこなうことができた」男と。

臨終の際の、あの「もし劉禅がアホなら…」の名場面も、
「すべてを棄ててきた劉備が、ここで皇位まで棄てて、禅譲を行えば、
これにまさる有終の美はなかったであろう。
が、劉備の言葉は曖昧であった」と、実に痛快なぶった切りっぷりです。

444:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/18 17:53:17 pYDeS7e+0
>>442
10/9 三国志3,4
URLリンク(www.e-hon.ne.jp)

445:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/18 17:56:04 pYDeS7e+0
ついでに、

10/28 風は山河より1,2
URLリンク(www.e-hon.ne.jp)

446:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/18 18:36:01 w1s4dQwP0
>>443
関羽にはかなり好意的だったな
劉備はロールモデルの劉邦自体ボロクソだからああいう評価になるのも無理ない
かなり好悪が出て無茶苦茶言ってる印象だったが、何にせよ笑えた

447:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/18 22:00:07 lFK+KWR/0
三国志演義でチヤホヤ描かれている劉備は、明らかにウソ臭くて矛盾だらけ。
では実際はどうだったのか? と、史実の劉備を追ってみれば、
これまた、ますます謎に充ち満ちた人物w
それをどう描くか、そこを一番興味深く読んできた。

宮城谷さんは特に劉備を嫌ってるわけじゃないと思うなぁ。
劉備の支離滅裂ぶりを、よく筋立てて描いてあると思った。
悪く書いてるわけじゃなくて、実際ああいう解釈しかできないよ、劉備って。
すげー意味不明な人だもんw 

劉備と関羽との間に生じていた微妙なズレ → ハン城への流れなんかも、なるほどと思った。

448:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/19 23:40:36 SmCKJUp/0
どうも劉備臨終の間際の作者評はいただけないね。
とても曖昧な遺言とは思えない、
実際そんな曖昧な言葉すら、世界史の多くの主君は遺せてないし。
その後の諸葛亮と劉禅の動きを見たら分かると思うけど、
両者の才覚と性格をよく観察して、最善の遺言を残したんだと思うけどなあ。

449:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/20 00:41:27 3UuvXp1e0
どう見ても曖昧な遺言です
おかげで同席していた李厳が道を誤りました

450:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/20 01:48:24 +Qddu9ie0
劉備嫌いの自分でも、先生それ言い過ぎではと思っちゃうぐらいの手厳しさだからなあw
ある意味的を得ているとは思うけど、行き当たりばったり感が強いし。
諸葛亮はそのまま帝位をくれてやるといっても貰わなそうだけどね。あの人は一番上より人の下で色々したいタイプっぽいし。
自分が皇帝になったら漢の再興という建前がなくなる。まあ、もう民は漢なんていらねぇという考えだったろうけど。

451:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/21 23:03:39 cLl1OPSb0
宮城谷作品の
不遇な時期に心胆を練って大きく羽ばたく構成が好きだ。
全作品撫抱したいと思い書店を渡り歩いている。

452:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/22 01:41:34 4IEBafgH0

        ___ ,- 、
       /´_______ )
     / /  /    ヽ l
.     l  |     ┃__┃ | 、
    /⌒`     (_ ) ヽj      「君才十倍曹丕、必能安国、終定大事。若嗣子可輔、輔之。如其不才、君可自取」
    ヽ_    , ─ 、___つl
  ,-´l  /      / ノ     / )
/    |ヽ ヽ、____ / /  (^ヽ/ /、、
     l  ` ー─,‐ ´\   l )(ノノノ
     ヽー──/     ヽ/ヽ __ ノ
.      \     /     |   /l
        ヽ /        ヽ /.ノ

          ______
        / / ̄ヽ ̄ヽ\
       / _|  / |ヽ |_\
      /  /  `ー ● -   ヽ
      | / , 二   |   二、ヽ   「臣敢竭股肱之力、効忠貞之節、継之以死」
      | | | ─    |   ─ ||
      ヽヽ .\    |    //
       \ヽ `'ー─┴─‐''" /
        (二二二(〒)二二)
        /  /     \|ヽ

この二つの台詞は、どう考えても中国史上有数の名文だと思います。
宮城谷先生はこれを読んでも曖昧と思ったのかしら。


453:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/22 01:59:51 4IEBafgH0

           _____
          ヾ______ |
          | ノ  ヽ  |__|
            | ミ ・)    6)
          / ⊂⊃~\   |  「君才十倍出来杉、必能安店、終定大事。若嗣子可輔、輔之。如其音痴、君可自取」 
  ⊂ ̄/^ヽ__i  l      /!\
   | )  |   ヽ_∑___ / / / \
    ` ─└─| \ヽ/ / |   ヽ
           |   ^|  ̄   |   |


   ____________
 /               <
|                <
|      / ̄√ ̄ ̄Τ ̄ ̄
|     /    /⌒\|   「我敢竭心之友、効忠貞之節、継之以死」
| |⌒\/     |  ヽ||
| | ∂       \_」|
| \            ∟__
|  /       ____/
 \/        \____
  |      ____/


仮にこうしたとしても、名文なのに変わりは無い。
劉備の遺児遺臣が強大な権力を握る孔明を粛清しなかったし、
孔明が最後まで約束を守り続けたからだと思う。


454:426
09/09/22 09:52:36 N92jjiLg0
名文、名シーンってのと曖昧かどうかは無関係だろ
諸葛亮の返答は曖昧じゃないが、相手に選ばせる劉備の遺言は曖昧だろ

後世のことを考えるなら条件とか付けずに禅譲しろって理由まで書いてるのに
理解ができないとか、当人の日本語能力に致命的な欠陥があるとしか思えん

455:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/23 02:47:16 XnjTTX9VO
宮城谷さんは劉備が息子の賢愚がわからなかったのはおかしいとおっしゃっていたが、劉備は本当にわからなかったんだと思う
周りによって名君にも暗君にもなりうる白い糸、
それが劉禅であり、劉備でさえ判断がつかない器だったのではなかろうか

456:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/23 06:58:53 GrGHTAjV0
>>455
賢臣に任せて、前半生を名君として過ごし、
愚臣を信じて、後半生を暗君として終わった。
これは斉の桓公に匹敵すると評価されているよね。劉禅。

457:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/23 07:53:26 8EzyPDLq0
趙盾の件を思い出してもらうと判るが戦乱では幼主では不安なのだ
ついでに幼主が成長後どうなるか判らないというのも不安定要素

>>456
桓公は自分で自分を撃った賢臣を許し選んだから名君でいいが
親が残した賢臣に任せていたのを名君というのは違うとオモ

458:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/23 11:43:21 XslYF2NpO
劉禅は斉の桓公というよりは、どちらかといえば晋の平公にちかい様にも思うな

自身は君主として際立つものは何もないけども、臣民を惨く扱うわけでもなく、
優れた輔政の臣がいれば国を保つ事は可能というあたり、それなりに
似通う点はあると思うな
たがが緩むと平公は女色と音楽に、劉禅は奢嗜に耽ってしまうが

459:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/23 13:42:56 zUnqVWsv0
曹操、魯粛大好きで、関羽、曹休に甘く、孔明、孫権に厳しく、劉備に激辛な印象

460:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/23 13:48:36 DIn5LJFz0
>>456
愚臣そんなにいたか?姜維が賛否両論あるぐらいじゃないか?

461:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/23 19:07:40 i14h6ofn0
信任の厚さを公にしとけば孔明もいろいろやりやすくなるから
君可自取
とかわざわざ言ったけど裏を返せば秀吉の遺言と一緒こと言いたかっただけだもん
第一細かいことまで自分でやらなきゃ気がすまない孔明に皇帝なんて無理だってのは
双方わかってるだろう
だから孔明も忠誠を誓って息子を守り立てて劉備の知己に報いた

462:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/23 22:33:34 Pv+NbUKc0
後半は宦官の言うことを聞くようになって酒などに溺れたのがマイナスポイントかな。
ただ、張嶷の病気を押して北伐にでるときの逸話で涙流してるし決して物がわからない暗君というわけではないと思う。
諸葛亮に対していった言葉も好意的にみれば北伐じゃなくて他の方法があるんじゃないか彼なりにいってるのかもしれなし。

正直劉禅に決定権はなかったと思うんだよなあ、姜維が反対意見を無視して北伐したりしてるし。だから駄目になったのもあるかもしれない。

463:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/27 23:19:58 Sw/YFGtO0
孔明あぼーんで終わるならあそこまで前置きを長くする必要はあったのかな

464:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/27 23:24:11 Sw/YFGtO0
a

465:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/28 00:41:20 JAglEYzOO
遺言に関しては、どうせ孔明が断るにしろ
ハッキリと譲ると口にしたほうが周囲にも綺麗に見えるって話じゃ
まあ、曖昧ないいかたな分心情に近くも聞こえるけど

466:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/28 01:37:40 E3k2WzJWO
三国志演義と吉川の三国志の影響力が
それだけ強いってことなんだろうな

それらに触れた日本人の殆どは
孔明を名軍司であり尚且つ名将と評価してるみたいだけど
結局軍事的には大したことした訳じゃないし
戦闘指揮には優れているわけじゃない

名政治家ではあったとは思うけど
(外交力や交渉力は凄いモノがある)

楽毅の御者になりたいなんて言ったのは、
戦いに自信が無かったので
戦争名人だった楽毅に肖りたいからだったとしか思えない

467:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/28 01:54:51 feEbJ+BY0
>>466
>戦闘指揮には優れているわけじゃない

えっ?

468:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/28 02:14:15 E3k2WzJWO
>>467
訂正する

×戦闘指揮には優れているわけじゃない

○戦闘指揮は特筆する程優れているわけじゃない

長い中国の歴史の中で名将は沢山いるが
孔明とその他の名将の実績が
隔絶しているとは到底思えないよ
勿論愚将だとも言えないし言わないけどね

日本での評価は明らかに過剰でしょう
まるで軍神扱いじゃないの

469:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/28 05:05:08 4CGmJgUa0
六倍とも十倍とも言われてる魏と蜀の国力差考えると、やっぱり名将じゃね?
結果的には漢中より北側から長安までの広い領域を
蜀でも魏でもないグレーゾーンにして、
敵に全く本土を踏ませてないんだから、
北伐は防衛戦としては神がかり的なお手本だと思う。

孔明が数で勝る魏に対して北伐を行った間、蜀の屋台骨が緩み、
国力が大きく後退する事が一度も無かったというのが凄い。

目的が、長安の攻略としたら、名将ではないかもしれないけど、
魏に南征を行わせないための撹乱が目的だとしたら、戦史に残る名将だと思う。



470:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/28 06:24:24 ITamN1wc0
個人的に諸葛亮は本気で領土を得るために魏に攻め入ってたと思う
そういう意味で考えるとたった二郡しか領土得てないことになるが
この時代、どの国もこう着状態が続き、三国ともに敵国に対してあまり成果を得てないことを考えると
諸葛亮は頑張った方だと思うよ

471:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/28 06:52:58 sj18GXNzO
北伐での諸葛亮の用兵には臨機応変さに欠けるという指摘があるが、おそらくは
諸葛亮個人の資質ばかりではなく夷陵の惨敗も影響している様に思う

この戦役でおそらく荊州時代から入蜀までの精兵の多くを喪失してしまい、
中級以下の経験豊富な士官が失われて戦闘時における柔軟性の著しい低下

招いてしまったのだろう

要は頭でっかちな状態で、機動性よりも戦闘正面の打撃力に特化せざるを
得なかったんじゃないかなと
連載は読んでないから既に指摘されていたんなら悪いけど、そんな状態の
国軍を再建した手腕は評価しないわけにはいかんはず

472:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/28 08:01:13 b5FXmAmIO
自分の中で孔明姜維辺りの無理な北伐で国力を消耗してたイメージがあるんだが
補給に難のある所なら魏が攻めるとしても中々上手くはいかないんじゃないかな
無理に自分の生きてるうちにとしようしないで、仲達みたいに代をかけてやれなかったものかね
結果論としては司馬一族の反乱も有ったわけだし

473:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/28 11:53:36 vTDCjlkx0
攻める相手がいないと、国を保てなかったんじゃね
魏という敵国がいてようやくまとまるような奴らばっかりだろ蜀は

474:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/28 23:27:19 E5uhDZo40
孫策期の呉と魯粛が生きてた時の呉と死後の呉は別物という感じ。
宮城谷氏は孫権本体はあんま好きじゃないっぽいな

475:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/29 03:45:39 qkPFMU1ZO
北方も孫権嫌いだったな
作家で孫権好きな人ってあまりいないな

476:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/29 10:05:18 jls2mKgL0
そりゃあ小説書くために孫権のこと調べると無駄なまでに裏切りと粛清のオンパレードなわけだ

477:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/29 19:21:59 LqzIYZ9R0
しかし孫権はトリックスターとしては面白い

478:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/29 22:52:28 nciaz3Or0
晏弱から晏嬰に代替わりしたとき、にぎやかし役の蔡朝、南郭偃までいなくなるのは寂しい
二人がまだいてくれたら晏嬰時代の後半ももっと面白かったのにと思っていたのだが最近そうじゃないことに気がついた
晏弱のときは蔡朝、南郭偃の視点で見て晏弱の凄さを触れるが、晏嬰はもっと広い視点、民衆たちの立場に立って斉の歴史のなかで晏嬰を見ることでその凄さがわかるようにできているのではないだろうか
思えば宮城谷さんは『太公望』のなかで望は人の先を行くが、歩みの差は半歩なのでついていくことができると書いていた、晏弱も同じタイプで蔡朝、南郭偃もついていくことができた
対して晏嬰は家臣たちがついていけないと愚痴をこぼすほど予想外な行動をした
晏嬰と少し離れた下級の士や民衆たちの視点で見て、晏嬰に対して素直に感動することができたのであろう

479:名無しさん@お腹いっぱい。
09/09/29 23:14:55 LXNyuyZWO
>>478
深い読みしてるなあ
だけどたしかに頷けるわ

俺は断然、晏嬰の一貫した生き方やその場その場の進退に惹かれたもんだから、
ある意味ではより大衆の視点で読んでいたのかもしれん
「社稷の臣」と言い切って権臣にも君主にも媚びない姿が俺にはどんな
武人や名将よりも際立ってみえた
楚の霊王に対してですら媚びない南橘北枳の話が一番印象的だな

480:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/05 08:32:18 d5+FJC/80
宮城谷さんの本にはいい男がたくさんいるね

481:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/05 13:17:16 SQgrJymUO
いい女もたくさんいるさ

482:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/11 03:07:27 BCHasgtZ0
ちょいとお聞きしますが。。。
最近中国古代史に興味がわいてきて、
宮城谷さんの小説がお勧めと小耳にはさんだのです。
んで、何から読み始めればいいかなぁと
悩んでいるところです。
諸兄方、願わくば御教授をm(_ _)m



483:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/11 04:19:42 0Cyz5pVG0
>>482 名将の活躍に一喜一憂したいなら『楽毅』がお勧め
   親子二代の業績に感動したいなら『晏子』
   晋という国の歴史が知りたいなら『重耳』
   三篇ともに四巻、三巻もの長編なので、躊躇してしまうなら短編もいいかも
   個人的にちょっと初心者向きじゃないけど上下二巻の『天空の舟』をお勧めするかな
   中国最古の王朝と呼ばれる夏王朝から商(殷)に時代が移り変わっていく過渡期の物語で
   初代商の王湯王の宰相伊尹を主人公とする物語です
   夏王朝という馴染みのない時代が舞台なので取っつき難いのが難点ですが、かなり面白いです
   あと、『王家の風日』『夏姫春秋』『玉人』『三国志』あたりは宮城谷初心者にはあまりお勧めできない

484:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/11 06:34:03 VgR2hi3jO
>>482
気になる時代なんかはある?
ならそのあたりがいいとも思うのだけど

485:482
09/10/11 11:47:15 BCHasgtZ0
中国古代史を最初から覗いてみたいなぁと思う次第です。
そうすると、>>483さんのおっしゃる、
『天空の舟』から始めるのがいいのでしょうか?
その後順次歴史を追って行けばいいですかな?

486:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/11 12:28:33 5tiGfjP+0
晋を知るなら重耳⇒孟夏の太陽⇒沙中の回廊の順がいいんジャマイカ

487:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/11 12:31:25 5tiGfjP+0
晋を知るというより、春秋時代中期の国際情勢を知るなら

488:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/11 16:47:22 1Kzc+73M0
こっちの板・スレに年代順の作品リストあり、参考まで

宮城谷昌光が見る風景 その6
スレリンク(books板)

489:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/15 13:34:24 BmcnR656O
今月の三国志読了
曹休の憤死から諸葛亮の第三次北伐までが主な内容
自分の軍事能力のいたらなさを認め成長していく諸葛亮ってのは新鮮だ

490:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/15 18:14:39 5WvMUF4t0
>>485
それは止めた方が良い
何故なら、作者も読者も前の作品があったから今の作品を作ってる・読んでるわけで。
分かりづらい言い方したけど、歴史の流れより作者の流れに従った方が良い。

いきなり長編というのも、興味が削がれる元になりはしないか?という思いもある。
短編もので肩ならしするのも良いような。
侠骨記か長城のかげ

491:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/15 20:35:08 UiY8046M0
宮城谷で最初に読むなら『晏子』がおすすめだな
単純に読みやすいし、主人公親子含め登場人物のキャラも分りやすい

492:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/16 06:51:52 PHlFuGg0O
宮城谷で最初に読むなら『孟夏の太陽』もいいかもしれない
各時代の趙氏の頭領を主役とした連作短編集で読みやすい

493:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/16 08:46:10 +Z9voDv/O
>>490
俺の初宮城谷作品がまさに「長城のかげ」だった
当時は中国古代の小説はないもんかと探してて、たまたま文庫化されて
平積みされてたのを見つけて題材買いしてモロに嵌まった
次に買ったのが「王家の風日」だったから、このスレ的にも少し無謀だったのかも
しれんが、俺はかえって新鮮でやたら面白かったのを思い出したな

予備知識が多少はあったおかげもあるが、全く無しで初宮城谷作品として
勧められて途中で断念したという人もいるみたいだな

494:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/16 09:02:35 FntEp2VR0
チャラチャラしてた大学生時代に奇貨居くべしを親父にいいから読めといわれて読んだのが
宮城谷さんの作品に出会った時だった
今は親父に本気で感謝してる

495:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/16 19:59:16 3YEFaika0
私が出会ったのは中学2年生のとき。
そのときの彼が三国志好きで私も古代中国に興味を持ったんだけど
本屋さんでたまたま「天空の舟」の副題の「小説伊尹伝」を見かけたときに、
もしやと思って買ったのが始まりだったな。
間接的だけど宮城谷さんの小説に出会わせてくれたことを彼にすごく感謝してる。
彼とのつきあいは一時的だったけど、こっちは一生ものになりそう。

496:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/16 23:13:53 Z2LkTKyB0
大学生の時に司馬の項羽と劉邦を読んで、同時代の小説を探していた。
そんなときに長城のかげと香乱記を見つけて、そこからハマった。

497:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/17 02:16:53 +U8VwAgDO
最初が王家の風日だった
古代に目覚めたw

498:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/17 15:49:10 gOVZnmGRO
長城のかげではまるかと思ったが、つぎの香乱記で討ち死にした
しばらくして春秋戦国時代に興味を持って、楽毅を読んだらこんどこそはまった

499:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/17 16:01:38 O6JJkFq80
「天空の舟」「王家の風日」が読みにくかったら、一旦打ち切って後回しにすればいいんじゃないの
但し、嵌ってしまった場合、他の作品の文体が物足りなく感じるかもね

500:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/17 23:41:21 Uu00TCJQ0
昔に重耳、介子推、孟嘗君、楽毅と読んで
重耳と介子推はもう読み返さないだろうと思って処分したが、

ちょっと間を空けてから宮城谷作品を集めて
孟夏の太陽と沙中の回廊を読了したところで
重耳を読み返したくなった…

後悔先に立たず

501:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/18 00:38:14 BeGFWVPZ0
重耳は捨てられない
介子推は全体的に内容がかぶっているのでポイ

502:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/19 01:11:45 p+dwjmRr0
そういや最近読んでて思ったんだけど、晏子の晏弱(宋の公子?)が宋の内乱を逃れて斉に亡命してきたのって
華栄の丘で華元と宋の文公が権力を掌握する過程で負けた側のグループに属してたってことなのかな?
なんとなく年代的にそういう感じがしたので…

503:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/19 10:11:19 2Te66wq50
しゅくせーから逃げてきたんだね

504:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/20 20:39:22 mgoK95om0
最初に読んだのは楽毅だったな。
そのあと同じ作者って気付かないまま
青雲はるかにを読んでて、しばらくして
どっちも宮城谷さんだって気付いて、
「ああ自分はこの人の本が好きなんだ」
って思った。

てか介子推は不人気なの?
自分は宮城谷作品読んだことない人に最初に
薦めるならこれだと思ってるんだけれども。

505:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/20 21:18:16 H9Mi4AH60
重耳とほぼ内容が被っているからではないかと…。
先に重耳を読んだら、話の流れは分かっちゃうからね。

506:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/20 21:26:04 RyzLmchu0
三国志2~3巻を読んでいたら、霊帝が今の中国をつくった元凶のような気がしてきた。

507:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/25 04:45:52 X8gJ+SJdO
人によっちゃ霊帝はぼろぼろになった後漢を立て直そうと努力した皇帝と評価している

508:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/26 14:39:03 5jB/F94v0
>>504 てか介子推は不人気なの?

てか介子推はやはり庶民だからね 歴史の上層にはでてこれない。

509:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/26 16:28:44 yy8FOc130
春秋時代は貴族以外は浮かばれないのも仕方ないね

510:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/26 20:22:02 wYOHW/mz0
>>508
個人的にオチがあまり好きじゃない。

511:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/26 22:34:03 U/rcKHz4O
重耳が山を焼いたせいで焼け死ぬ介子推
この安能務パターンが好きな俺は宮城谷氏は向いていないと最近わかった

512:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/26 22:47:18 chaz22Sg0
介子推が山にこもって出てこない→山を焼いたら出てくるだろう
なんていうゲリラ掃討作戦みたいなことをする重耳が悪いよな

でもこの時代、平民でありながら「子」なんて尊称されて
現代まで名前が残ってるんだから相当立派な人物だったんだろう

513:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/27 01:11:57 yOgmYXST0
何で介推に尊称つけて介子推なんだろ。
法則的には介子じゃないのか。

514:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/27 08:14:45 W3wyvGS60
介之推が変形したとか

515:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/27 08:15:50 W3wyvGS60
咎犯を俗人扱い出来る精神性が素晴らしい

516:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/28 00:17:15 3ByLf9Wc0
推が名で子推が字だったと言う説と、
子爵の位に相当するという意味で子を付けられたという説がある。
周公旦みたいな感じで介子推と。

つまり、良く分かっていないんだな。
宮城谷オチは隠遁して幸せに暮らしましたっぽいけど、
文公のDQNが発揮されないと後世の同情も説明しきれないわけで、
個人的には、>>511に同意。

介子推を知らない人が彼を知るために初見で読むのはオススメできないな。

517:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/28 07:11:32 WDiVoALOO
安易にDQNって言いたがる奴ってどこにでもいるんだなと

518:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/28 23:02:13 AcRRh9Ay0
好き嫌いの分かれるオチかも知れないけど
氏の文章が肌に合わないって言うのでなければ、オススメできないことはないでしょ。
初見者にとっては読んでみて興味持てるかどうかが大事。
興味持てばその後は史記でもなんでも読むだろうし、
よほどのバカじゃなければ宮城谷版はあくまで小説、歴史元にした創作って認識できるから問題なし。

孟子なんか読んでもそうだけど、覇者は戦国期にはすでに儒に嫌われてるから、
庶民出身で最終的に介子推が封地を与えられなかった事実がゲスパーされた形で記録されたのかもよ。
むしろ覇者から酷い仕打ちを受けた、というところを原点に介子推は孝子・聖人にされたのかも。
文王なんかが不自然に聖人にされてるのと同じで。

ちなみに自分は安能版、宮城谷版両方の解釈を楽しめた派。
むしろ史記読んだとき、人扱いに緻密だった文公が最後に介子推に残念な対応しちゃったことに
違和感があったから本当は二人の間に何があったんだろうと想像したりするけど、
結局は現存する信憑性が高いとされてる資料が言うことを信じるしかないけどね。
でも資料の少ない時代はいろいろ想像できてそれはそれで楽しいよね。

519:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/28 23:14:45 dT6lbn84O
介子推が焼死したエピソードって何の史料が最初だっけ?
確か史記や左伝には無い話なんだよね

520:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/29 06:59:25 ZfMlkg3V0
荘子に「介子推は焼けた木に抱きついて死んだ」ってあるけどちょっと違う??
野焼きは新序が元ネタっぽいね。説苑にも似たような話あった気がする。


521:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/29 11:07:30 qYtfvuNhO
安能務はちょっとひねくれてるけど、現実的に描くよな
宮城谷はまっすぐなんだけど、幻想的に描く

氾雎なんて完全にエロゲー主人公というファンタジー世界の住人

522:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/29 11:20:30 Gsh0ALsrO
オタってのはどうしようもない生き物だというのはわかる。

523:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/29 20:49:32 ZfMlkg3V0
個人的な好き嫌いの話だけど氾雎と呂不韋の話というか戦国時代が舞台の話は微妙。
生臭みが足りない。
楽毅だけは好きだけど読み返すのは春秋時代のばっかりだわ。



524:名無しさん@お腹いっぱい。
09/10/30 00:30:45 VinfeTGeO
オタクでもさすがにエロゲうんぬんで話すのはどうかと思うぞ。

宮城谷版はむしろ史記とか色々読んで考釈合わないからああしてると思うんだけどな。
ただ文王に関しては緻密とは思わなかったが……。

宮城谷氏の好きそうな太公望、介子推、范蠡なんかは資料少なすぎて列仙伝で仙人扱いされてるし。
特に太公望なんかは先秦時代とその後でイメージ変わるから。
結局よくわからないから色々語られるんじゃないかと。

介子推の逸話は漢代あたりで多く見られ始めるし、
儒が関係してても広まったのは戦国期より漢代あたりかなあと。
このころに儒が栄えるわけだし。

525:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/02 06:37:37 sk4ZFUAfO
夏姫春秋は面白い?読んだ人いたら、個人的なのでいいんで
感想を聞かせてくれ。買うか迷っちょる。

526:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/02 15:28:06 PBqiCUDV0
>>525 
話は、おもしろい。ただ、状況説明・祖先からの歴史が長すぎて、1巻ほとんどそれ。
夏姫自体の人生転戦と、転換、そして息子の即位・死亡あたりは、よく書けてる。
4P有り、女装趣味有りの異常さもおもろいよ。
最終にかけて人生が幸福に展開していくけど、ハッピーエンドはともかく、それに向けての動きもおもろい。
北方謙三のハードボイルドっぽい。 一人の女に人生の末期かける男ってか。

今 三国志読み始めたけど、状況説明・先祖の歴史から話し出すさまには、どうやら俺はついていけないみたいだ。
中国人物史を丸暗記している人には楽しめるかもしれないけど、読み物としての完成度はいまいちな感じ。

北方謙三氏曰く、「酒に酔うように本に酔う」のが好きなおれには、まわりくどすぎる。



527:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/02 15:32:59 PBqiCUDV0
酒の能書きをたらたら話した後でないと、酒を飲ませてくれない バーのマスターみたい。

528:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/02 18:41:57 MBVkztsIO
>>526
単に肌に合わないってだけにも
北方が合うならそれでいいんじゃ?…とも

529:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/02 19:19:25 xGhBK8Tc0
説明過多で冗長的なのは同意>三国志

ただでさえ多い人物がさらに多くて
それぞれの説明が付属するからテンポが悪いのかな
漢以前の資料が乏しい時代の方が丁度良いのかもしれない

三国志でなくて「曹騰」を主人公にした1、2巻までなら良かったかも?

530:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/02 20:26:35 DiMxZ6r80
ミヤギーの読み方、解釈が面白いから小説として失敗でもおk

531:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/02 20:58:53 PBqiCUDV0
小説家として陳さんも好きだ。
中国(台湾)人の立場から日本の現代を見つめさせてくれるし、権力を集めても目立たないようすることで
さらに大きな野望を実現しようとした司馬仲達とか、その解釈も面白い。
でも、年取って筆力落ちてきてからは??、あまりの知識の多さに??、思わず筆が関連説明・人物故事紹介に
走ってしまう。本人は分かって書いてて、読者の気を紛らわさないように小分量で言ってるつもりだろうけど、読んでる方にしたら説明不足の謎だけ残して話がすすんでいるような、、、

宮城谷さんも、知識が多いの分かるけど、、、それをいちいち上げなくてもいいんでないかい。

532:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/02 21:04:35 sk4ZFUAfO
>>526
参考になったわ。サンクス

533:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/02 21:27:58 W9pQKZyy0
三国志やっぱりそんな感じなんだ。
宮城谷さんが書くなら人物を絞った細かい話のほうが読み応えありそうだよね。
孟夏の太陽みたいな感じで陸遜・陸抗・陸機の話とか、
荀彧と曹操の話とか読んでみたい。

534:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/02 21:55:07 9ETO2ctQO
宮城谷の本領は短篇にあり
冗長な説明無しだといい文章家描くんですよ

535:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/02 23:52:50 W9pQKZyy0
古代を扱ってる話の冗長な説明はすごく好き。
商の太陽崇拝や青銅の話、有シン(艸+辛)氏とか有易氏の「有」字の説明とか、
あとは古い地名とか氏姓の話ね。
あと『太公望』で、この時代は庶民の家は竪穴式だからね、
って釘刺してたりとか。
プリミティブな感じに想像を駆り立てられるし、奥行きを感じる。
それで小説を読んだ後、白川静さんや貝塚茂樹さんの本を読みたくなるんだよね。

話変わるけど、なんで儒家の人の話はあんまり書かれないのかな。
挫折ばかりでつまらないから?
短編で子路とか顔回のはどこかで読んだ気がするのと、井上靖さんの『孔子』は結構良かったんだけど。


536:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/02 23:55:43 DiMxZ6r80
孔子は途中までしか面白くなかった
俺に読解力、感性が足りないのだろうが

井上靖なら蒼き狼の方が面白い

537:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/04 17:40:38 QvGkbOoe0
塚本 青史氏の春秋物、斗宿星―田釐子・成子伝とか裂果 ~趙襄子伝とかに、孔丘やそのご一行様の様子が少し出てきている。
孔子の思想って、その後の支配制度の中で持ち上げられてきているけど、中身はたいしたものでないぞ。
懐古主義・精神主義、儀式お宅。あの時代にあっては、新興宗教とそんな変わらない物だって、よくわかるぞ。




538:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/05 02:33:40 HmLXU80I0
逆だろ。今だから陳腐に見えるがあの時代では画期的だったからこそ、各国が毒にも薬にもなる劇薬扱いしたわけで。
その後の自称儒教は確かにひどいものだけどな。
まあキリスト教だって100年経たずにおかしくなったんだから宿命っちゃ宿命だが。
ヒステリックなカソリックが孟子、基地外カルトな統一教会やエホバの証人が朱子学、ってな対比でもいいかも知れない。


539:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/05 18:48:37 MM6G1T270
士会はあまり出ないな?
引き際も日本人好みだね

540:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/05 22:40:41 OZUEbPTe0
伯夷はエイ姓族の神らしいね。



541: [―{}@{}@{}-] 名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/12 17:38:59 wXy5cy4NP
久しぶりにまた孟嘗君読んでる。
実質、孟嘗君じゃなくて、養父の大商人白圭の話なんだけど、やっぱり面白い。
秦・燕・斉・韓・魏・趙・楚とあって、「秦に使嗾された韓が魏を分断しようとしている」とあったので、地図が見たくなった。
探してもこの時代の地図ってあんまりないね。






542:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/13 02:08:06 +kD/QUrp0
須臾(しゅゆ)は、10-15(1000兆分の1)であることを示す漢字文化圏における数の単位である。
逡巡の1/10、瞬息の10倍に当たる。
メートル法のSI接頭辞ではフェムト (f) に相当する。
なお、須臾という言葉には、「しばらくの間」などの意味があり、「しばらく」と訓まれることもある。

須臾のいのちである。--須臾であるからこそ、せいいっぱい生きるのだ。

543:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/14 17:32:28 sIF8+vQVP
>>535
酒見 賢一「陋巷に在り」 (新潮文庫)


544:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/15 00:51:22 Ivd00HYa0
「陋巷に在り」は面白かったけど、
儒家(孔子儒)中心の話ではないからなー。


545:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/19 22:08:42 UAfJcOrUO
>>538
別に画期的というわけではないが、礼というのはあの当時からあったわけだし。

ただ、激化する時代から、孔子の言っていることを実現しにくいから。ああいう腫れ物扱いしただけで。

それに孔子の儀式うんぬんはでたらめで当時の祭祀関係の人から失笑買ってたし。
彼は元々葬儀屋だから葬儀に金かけろって言ってたし。

伯夷がエイ姓という説はおそらく皋陶と同一視されてるからでないか?
皋陶は殷の神である可能性があるけど、伯夷は書経の呂刑編とかから羌族の神の可能性の方が高いと思う。

殷当時は羌族は全国に分布してたし。


546:名無しさん@お腹いっぱい。
09/11/20 03:32:53 RPIFMKmyO
孔子の功績というのは、それまで王公貴族たちが独占していた礼や学問を身分の低い人々にも広げたことじゃないかな
後の戦国時代に諸子百家が勃興したことを思えば孔子の功績はかなり大きいと思う

547:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/02 21:08:35 +qzadYhzO
沙中の回廊って神作品だな
重耳、華栄の丘、晏子、子産とか今まで自分の中で点在してた他作品が鮮やかに繋がったわ

548:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/02 21:22:15 la4xV0Sq0
俺もちょうど読んでる
介子推のラスト
さわやかでよかったなぁ

549:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/04 12:10:45 dhcq/IbD0
晏子は駄作だと思った
パパが主人公のままでいいだろ

550:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/04 12:13:44 dhcq/IbD0
この作者は妙な薀蓄と文体で本質的な文章力の無さを誤魔化している
司馬遼太郎、海音寺潮五郎あたりの大御所はおろか
伴ヤロー、塚本のような色物よりも見所に欠ける印象

551:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/04 16:53:07 vcqXXet0O
変な子が立て続けに涌いたな

552:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/04 21:34:54 cxSz4CI4O
>>550は極端だけどあながち間違いでもないよ
そう感じる人もいる
残念なのは古代中国を描く作家としては宮城谷が最高峰であるのは認めなければならないほど、この分野の層が薄い事
他を圧倒するほど面白くても、まさか項羽と劉邦しか描いていない司馬遼太郎を最高峰とするわけにはいかないしな

宮城谷信者は怖いよ

553:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/04 23:24:15 aAygdxSc0
薀蓄語りがアウトなら歴史小説って全く読めないと思うんだが・・・。
説明なしで中国史問題無いって読者がどれだけいると。

554:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/04 23:59:39 dhcq/IbD0
>>551
自己紹介乙
もっとボキャブラリー増やそうよ

555:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 06:18:23 +1F3SCIwO
ボキャブラリーの貧しい人ほどそういう事を言いたがる。

556:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 08:38:12 S3gYmvYu0
だよな
気に入らない意見を聞くとすぐに沸いたとか言い出す人って
信者乙としか言いようがない

557:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 10:20:39 ugjWicJe0
>>549
再読、再々読してみてよ
後半のよさがじんわり分かってくるから

558:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 15:39:24 ckAcfsHEO
>>557
そうなんだよなぁ。
俺も一回目の時は晏弱の所が面白くて、晏嬰に変わってから
なんか物足りなく感じたけど、二回目以降読むと、晏嬰の方も
かなり面白い事に気付かされた。

559:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/05 21:02:44 S3gYmvYu0
ライバルのサイチョの評価が親子で天地の差だしね
晏嬰の魅力は分かり辛い

560:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/06 07:38:33 iQYUO5Of0
一回通史の作品を書いてもらいたい

561:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/06 10:11:26 IEBVAlBt0
タニーは「父祖の徳」ってことをよく書くけど、親から書いてるのって結構重要なんだよな。
晏嬰のラストシーンは、晏弱を書いているからこそ泣ける。

562:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/06 21:23:34 02DkR6xzO
「晏子」の場合、俺は初読からより晏嬰に思い入れというか興味の比重は大きく傾いたわ
相手が崔杼だろうと荘公だろうと霊王だろうと媚びもしなければ軸がブレる事もない
それでいて青二才にありがちな単なる反骨精神の跳ねっ返りとは全く違ってて、むしろ筋が
きっちり通っていて痛快というか
社稷の臣という意識から霊公や景公へ直諌するところも凄く惹かれた

563:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/07 10:35:08 dXgLW8uS0
晏嬰は斉が空き家だからやりたい放題出来た

564:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/07 10:36:09 dXgLW8uS0
晋あたりに仕えてたら埋没してる予感

565:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/07 15:46:10 NZcIATh7O
となれば晏弱は名すら残らないだろうな。

566:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/08 13:12:50 Gpz7vk010
ここのスレ住人は腹が立って口惜しくてしょうがない時
どうやって自制してるのか教えて頂きたい

567:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/08 15:44:34 180ceO/Y0
それは腹の立つようなことをした相手について
「あのような者は終わりが良くありますまい。当人は良くとも子や孫の代で滅びるであろう」
と思えばおk

568:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/08 16:13:13 87bFBice0
>>566
すべての憤りはおのれの滋養と心得て生きよ。

569:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/08 22:54:57 imCE7UkM0
>>566
早く寝て起きればすっきりだよ

570:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 01:11:04 MMUj0aaF0
>>566
酒池肉林に限る

571:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 21:09:12 d77SGW6B0
>>566
相手の長所と欠点をつぶさに観察してどこを突かれる弱いのか探る。そして相手が挫折したときに徹底的にこきおろす。
……のは冗談であんなのには負けられんと自分なりに頑張ってみる。

>>570
それ滅亡フラグw



572:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/09 21:22:08 WJIK9B4K0
とりあえず>>567に一票いれとくか

573:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/11 07:04:54 bS62s+u00
この作者が帝辛に好意的なんだが実際のとこはどうだったのだろう?
逆に幽閉から解放されてからの西伯昌が不気味だった

574:名無しさん@お腹いっぱい。
09/12/13 09:05:30 uNXkRMYd0
>>566
滅Q族

575:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/03 19:01:20 rNw65UtX0
新年みやぎたにおめでとう

576:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/04 09:36:31 w1O0SVRrO
去年だけど、文庫版「風は山河より」も全巻出たね

577:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/04 19:49:37 UcBgxmSR0
>>566
「ああ、こんなことで憤ってる俺からは爽やかな風は吹かないだろうな」

578:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/10 14:26:39 b907tQpC0
今月の三国志に大興奮
五回も行われた北伐において蜀軍が大勝したとして有名な祁山の戦い
諸葛亮と司馬懿の名将同士による実と虚が行き交うかけひき
その両将を凡将と蔑む魏延の戦略と猛勇
やっぱ宮城谷さんが描く戦はカッコいいし面白いわ
あと、司馬懿が張郃を無碍に扱う理由が、
献策を却下された曹操と張郃の戦い方が似てるためではないかという考察がなかなか説得力があり面白かった

579:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/10 18:17:31 QRdEzTYBO
>>578
なんともくすぐられる感想だなあ…
完結してからと、敢えて読まずに我慢しているけど、読みたくなってくる
たまに堪えきれずにパラ読みしてしまうけどね

580:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/10 22:53:29 U86GMJ8W0
司馬懿って名将に書かれてたっけ
なんか張郃の足引っ張る無能上司的な印象を受けたわ

581:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/10 23:26:15 hpQ5SPdc0
諸葛亮と司馬懿は凡将
魏延は名将、両将への評価は妥当
こんな感じじゃないの

582:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/11 01:18:19 wu6/1qaq0
なんか凄い魏延は褒めてあったなー
関羽、張遼、曹仁なき今とあっては天下最強の武将・・だっけ

諸葛亮に関しては経験値が増えてきて良将といってよい域にいたってるような評価だと思う
大胆さはないが、堅実にしてスキがないというか…
司馬懿は魏におけるポジションが蜀における諸葛亮ほど確固たるものがなく、裁量権も小さい
あと実戦の経験も同じ理論派の諸葛亮より劣るので、彼よりも一歩二歩劣るような
評価なのじゃないかな 

583:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/11 17:50:04 C/R4nGq/0
諸葛亮じゃなくて魏延が全軍権握ってれば勝ててたんじゃん

584:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/11 18:26:42 xa+/uBiKO
また魏延信者は…

585:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/11 19:12:52 k+Eqsg8/0
小説ではなw

586:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/12 00:25:07 1SLH/Qpa0
タニーは何で魏延が好きなんだろうか

587:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/13 15:39:20 agAsbkLa0
>>580
司馬懿って「死せる孔明、、、」ってので出てくるから将軍だと思ってる人多いけど、
司馬って名前もあって軍人イメージも強いけど、
曹操に仕え始めたのは文官としてだし、中年までは文官としての働きが大きい。

それが、少しずつ軍を握り、領土を増し、軍権を握り、、しつつも隠れて生息している。
時には惚けたふりなんぞしてごまかして。
んで、力をためにためて、曹操のやらかした偽芝居を孫の代で行うってのが
楽しいんだぞ。

司馬氏中心の小説って 無いかな?

588:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/13 18:24:26 t68C8Fe3O
塚本青史『仲達』がある



ただし内容や感想にはふれない
誰かが言ってもいけない

589:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/13 20:12:04 MFBRtVWx0
作者の名前だけで十分だよw

590:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/14 00:39:26 YgfqZRa40
>>588
塚本センセじゃなぁw 英雄をボンクラに書かせたら当代一のお方だし。

591:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/14 01:03:05 3ZjPQYe80
ボンクラ路線も別にいいんじゃないのかな
今の政治家とか見てると爽やかな風を吹かすより
濁った瘴気を放ってる方がずっと多いし

592:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/15 02:25:01 2c1ul3av0
塚本>ミギー

593:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/15 10:10:06 REPhQxb60
>>592

._ .......、._    _ /:/l!
 :~""''.>゙' "~ ,、、''‐'、|         _   またまた ご冗談を
゙、'、::::::ノ:::::::_,.-=.  _~:、         /_.}'':,
 ``、/:::::::::__....,._ `゙'Y' _.ェ-、....._ /_゙''i゙ノ、ノ
 ,.--l‐''"~..-_'.x-='"゙ー 、`'-、 ,:'  ノ゙ノブ
"   .!-'",/  `'-‐'') /\ `/ でノ-〈
 .-''~ >'゙::    ‐'"゙./  ヽ.,'   ~ /
   //:::::       ',    /    ,:'゙

594:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/15 13:43:21 2c1ul3av0
>>593

._ .......、._    _ /:/l!
 :~""''.>゙' "~ ,、、''‐'、|         _   もちろん 冗談ですよ
゙、'、::::::ノ:::::::_,.-=.  _~:、         /_.}'':,
 ``、/:::::::::__....,._ `゙'Y' _.ェ-、....._ /_゙''i゙ノ、ノ
 ,.--l‐''"~..-_'.x-='"゙ー 、`'-、 ,:'  ノ゙ノブ
"   .!-'",/  `'-‐'') /\ `/ でノ-〈
 .-''~ >'゙::    ‐'"゙./  ヽ.,'   ~ /
   //:::::       ',    /    ,:'゙


595:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/16 00:03:34 brIQjoea0
>>588
タイトルを見て思わず手にとって、作者名を見て静かに棚に戻した事を思い出しました…

596:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/16 09:30:50 bk+ip+yO0
侠骨記は面白かった

597:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/16 10:02:23 bk+ip+yO0
この人の孔明は戦下手理論は微妙

598:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/16 10:12:28 bk+ip+yO0
国力も戦力でも倍以上の相手に押し気味とかありえん

599:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/16 10:13:18 bk+ip+yO0
人物評価の基準がよくわからん

600:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/16 10:14:22 bk+ip+yO0
呂布とか劉備の考察は面白かったけど

601:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/16 14:11:50 xcrT0BEd0
大したこと書いてないんだから1回でまとめろw

602:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/16 15:56:51 N/LseqcE0
>>601
同一IDか
素で気付かんかったw

603:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/16 20:43:01 bk+ip+yO0
>>601
スマソ
癖で思いつくままにテキトーに書いてしまったよw

604:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/17 11:58:12 L5pdCTGI0
ミギー

605:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/17 12:35:21 Wgi9fxIg0
曹操の「足らぬを楽しむ」というのも深いな。
人は足りない事に苦しむし、足りてしまうとゆるむ。
蜀が滅びるまで魏も滅びなかったし、孔明が死ぬまでは曹叡も際立った名君であった。
蜀が建つことを事前に防いでいたら、魏の寿命は長くなったのか短くなったのか。

606:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/17 18:03:18 WruB8HC40
唇亡びて歯寒し!

607:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/17 18:44:23 RGJhznQDO
>>605
「外 寧かれば 内に必ず憂いあり」
と古代からいわれてる事だしな
晋楚の二強時代なんかも南北の大きな抗争が止めば貴族の内憂が激化して君主はますます
飾りになっていったし
ある程度の外患がある方が深刻な腐敗の抑止にはなるってのはどんな時代や組織も同じだな

608:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/17 19:06:03 R21gI1NP0
今のこの国は外憂あっても腐敗だらけ

609:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/17 19:51:11 2/hZId/V0
外憂なんてなんもないよ。
内部腐敗だけ。
もっとも、外憂があったほうが国内がまとまることもままある。
内部腐敗が一番不健全

610:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/18 05:11:35 uSOuefGA0
ミギーの三国志は三戦で不評

611:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/18 14:43:57 +snZpDA1O
そりゃ三戦ならそんなもん
今の三戦なんて糞コテと糞スレが殆どで、まともな話しができる奴は極少数しかいない

612:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/20 14:24:34 Zmafgxvx0
ひょんなことから楽毅にはまり、
登場人物の流れから孟嘗君を読んでるんだけど、
次に何に進もうか悩み中。
三国志をまともに読んだことがないので、
宮城谷三国志に手を出そうかとも思うんだが、
このスレをざっと読む限り、
他作家の三国志を先に読んでおくべきかな?


613:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/20 15:11:39 ffhHxJIu0
u

614:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/20 15:13:01 ffhHxJIu0
魏ってなんであんな変な版図なんだろ
安邑と大梁でほぼ別物に見える
迂回するより韓を通過した方がはやい

615:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/20 20:33:55 A9X6tOFP0
集まってできた国じゃなくて
人の都合で分けて作った国だから

616:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/21 13:03:01 EkQp6ffX0
爽やかな光武帝が連載される模様
うおおおおおおおお~

617:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/21 20:47:56 oD98KNEf0
多分兄が一番目立つんだろうな、過去作の傾向から考えると

618:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/21 22:16:53 ATHKdiO10
2/1から読売新聞で光武帝の連載か
楽しみだ

619:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/22 00:26:18 hR/7QrJI0
今月の楚漢名臣列伝は周勃、そろそろ終わりが近づいてきたかな
>>616>>618まじッすか!?
滅茶苦茶楽しみ!


620:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/22 01:42:46 LWDFlWUC0
2月から新聞変更しよう

621:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/22 03:33:41 umPn/FaG0
>>612
個人的に三国志はどの作家の三国志を読むにしても、吉川三国志を最初に読んでおいた方がいいと思う
漫画でもいいなら横光三国志でもおk

622:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/22 06:44:37 J8Ghwem10
『草原の風』
ついにこの時が来たか!!

塚本じゃダメなんだよ、塚本じゃ。

623:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/22 22:07:06 LWDFlWUC0
朝刊?夕刊?

624:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/22 23:16:43 TvT/BPb20
>>616
>139-141が現実になるとは…まさか見ている?(マテ

625:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/23 12:29:48 b9DxSCKj0
>>621
立間訳の演義だろJK

626:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/23 13:45:58 /6xK5HG80
読売新聞購読しようかと思うけど
どのくらい連載って継続されるものなの?

627:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/23 17:06:10 CCBA6ZD40
ミヤギの作品は、タイトルから内容が連想できないものが多いんだよなぁ…。
だから宮城谷ファンでないかぎり、作品を読もうと思わない。
ネットで検索すればすぐに引っかかるだろうという意見もあるけど、
歴史小説好きは高齢者が多いから、それもあまり見込めない。
せっかく面白い作品をたくさん書いてるのに、知名度が上がらないのはもったいないなぁ。

628:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/23 17:35:57 afYGxy/10
確かに>>622のタイトルじゃ何だかわからん。
サブタイトル(天空の舟の、「小説・伊尹伝」)無いとねえ。
本屋でカバー眺めた時手には取らないな。

逆に人物名入ってれば中国史ヲタほいほいなのに。
珍しい人物結構書いてるんだから。


629:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/23 18:08:29 3YqYbXg30
>>628
>逆に人物名入ってれば中国史ヲタほいほいなのに。
>珍しい人物結構書いてるんだから。

塚本青史か

630:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/23 20:32:00 zdkyvv2S0
劉秀と言えば名言「仕官するなら執金吾、妻を娶らば陰麗華」ですね。
>>627
俺が大学で聴講した陳舜臣先生も昔の作品になるほどタイトルから内容が連想
出来ないものばかりだぞ。

631:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/23 20:33:23 3YqYbXg30
さて、先生は劉秀のロリコン趣味をどう爽やか化するか

632:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/23 21:15:59 2FLsjRtA0
ただしイケメンにry

633:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/23 22:27:49 zdkyvv2S0
>>626
どの辺りから書き始めるか、どの辺りで〆るかによって連載期間は違ってくる。
取り合えず、半年辺りで契約して様子見てみたら?

634:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/23 22:42:07 X5qguaf70
>>625
いや、俺も立間訳の演義が一番好きなんだけどさ、ガチの中国古典だから勧めにくくてw
あと手に入りにくいだろうし

635:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 01:22:32 rAU5UDgQQ
幼少期から描く展開だけは勘弁したいところだ
白々しい爽やかな話なら読まない

636:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 01:30:59 H5RuEJYi0
いや当然前漢成立からでしょう

637:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 03:21:25 nPOABj+c0
>>636
せめて王莽台頭前後からにしてくれw

638:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 04:02:40 1wSDV+u80
風は山河より読了記念。
宮城谷節全開でかなりいいねこれ。

639:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 07:21:14 UVM3WNxp0
「風は山河より」
はっきり言って、タイトルから内容が全く想像できない。
手にとって読むまで内容がわからないんじゃ、販売部数は伸びないわな。

風は山河よりって…。意味不明だし。フェーン現象かよ。

640:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 08:27:40 ncA54GgA0
SAYAKAなオーラは自然の中で育った人間にしか纏えない
という現代人への痛烈な批判ではないか

641:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 09:05:58 rAU5UDgQQ
今までの中でも吐き気がするほど嘘っぽい主人公になりそうだな>宮城谷光武帝
三国志みたいな冷めた感じで描いて欲しいもんだが

642:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 10:25:42 ncA54GgA0
確かに。
だが俺はどっちのスタイルでも構わないな
むしろ両方読んでもいいくらいだ

643:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 10:27:05 ncA54GgA0
更始帝、朱鮪、李軼、郭聖通、韓歆あたりがどう描かれるのかwktk

644:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 10:30:39 HryZgwsE0
延岑が跋扈し、公孫述の刺客が暗躍するピカレスクロマンでもいいが
さすがにマニアック過ぎるし朝っぱらから読むのはキツイ

645:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 11:26:23 ncA54GgA0
あとオリキャラは少なめでよろ

646:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 11:30:16 /RPXMtaS0
折り伽羅の許容範囲は女性キャラくらいかな

647:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 11:34:31 u3rMPbjx0
『草原の風』
って主人公は匈奴か何か?

648:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 11:35:45 ncA54GgA0
許美人>>>>>>>>陰麗華>郭聖通

みたいな扱いになる?

649:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 12:06:47 t/JupTXr0
>>647
匈奴中心なら盧芳の出番だろうけど…そんな斜め上はないだろ

650:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 12:46:38 1wSDV+u80
読まなくても内容が分かる物語を読みたいってのも
えらい逆転の発想だな。

651:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 12:55:54 /RPXMtaS0
>>650
とはいえ、歴史あるいは軍記小説ってそうじゃないか。
すでに史実としての過程がある以上、どういう結果かというのは
わかっていてもおかしくない。
これらに求められるのは、個々の解釈と演出でしょ。
どの逸話を盛り上げるか、とか、どの人物をひきたてるか
とか、そういったもの。
「光武帝」と表題があれば、皇帝となった成功者、という内容は
わかるが、「草原の風」では、>>647ではないが、匈奴とか突厥の話?
というふうにはならないか?

652:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 13:10:23 1wSDV+u80
なるほどねー
俺は歴史はど素人だからそういう感覚はないけど、
そういう楽しみ方もあるのね。

653:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 17:47:04 2RugS8v20
酒屋のおばちゃんの恨みが
国家を揺るがす大乱に発展する過程がどうなるか楽しみだな
そこら辺は塚本版光武帝も面白かったし

654:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 20:29:42 nPOABj+c0
>>647
烏桓突騎メインという可能性も

655:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 21:18:39 HryZgwsE0
疾風と勁草

656:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 21:33:56 9W1ZvF/z0
宮城谷昌光先生(64)

デビュー遅かったとはいえ、もう64歳になられていたのか……
百里奚みたく頑張って欲しいわ

657:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/24 23:54:11 L5AezkUg0
>>654
突騎がメインなら準主役は上谷突騎を率いる耿弇でないかい。
対王朗戦や対張歩戦の鮮やかな電撃戦っぷりといい、事が成ったらあっさり将軍職を返上してしまった
欲の無さと言い、宮城谷好みのタイプだし。

658:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 01:18:20 8k3ADDu20
やっぱり王莽出仕くらいから書くんかなぁ?

659:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 01:21:07 XYwWpQk/0
>>658
その程度じゃ王莽が出世できた理由が分からない
最低でも元帝の寵姫選びからは書くだろう

660:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 08:12:07 NVx4Qmdp0
三国志は永嘉の乱でフィニッシュして欲しかったな
今までの100年間は何だった感を読者に提示できるのはタニーだけだろう

661:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 20:53:30 aNE9p4Ke0
楚漢名臣列伝
湖底の城
三国志
草原の風

先生焦らし過ぎです。我慢汁が止まりません。

662:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 21:16:17 NVx4Qmdp0
こんな仕事して身体は大丈夫なんでしょうか

663:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 21:30:18 JaPjXc2Q0
老いた霍光が最後の爽やかな風を吹かすあたりから始まるんじゃね?

664:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 21:32:54 XYwWpQk/0
長沙王発が爽やかに小さな踊りを踊る場面から

665:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 22:30:38 /x4UPqgY0
史記を読みたいと思うんだけど、タニー読者のおまいらのお勧めはを教えてくえ。
岩波文庫の史記列伝は一通り読んだんだ。

666:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/25 23:20:30 IrUlbNlN0
横山光輝

はやめておけ

667:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/26 01:35:51 gpOvat9h0
いや、横山光輝の「史記」は普通に面白いよ、
李斯が他の作品の李斯と比べて爽やかな風を吹かせてたりする
今思えば、横山先生の漫画から中国史に興味を持ち、
本屋にあった宮城谷さんの「楽毅」を取ることになったんだよなあ
今思えば遠くに来たものだ
見事に生きた楽毅と比べて、自分のなんと見事に生きていないことか

668:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/26 08:58:01 lYV5Q4KI0
連載はどれくらい続くのかな?

669:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/26 21:46:34 +xKFW8V10
スタートする時代は意外に?遅くて
劉秀と兄貴が陰氏の家に行くところらしい

670:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/26 22:11:35 +0i+KEVE0
ふーん、じゃあ香乱記っぽい序盤になるのかな

671:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/26 23:38:32 xzi14kl60
>>669
爽やかに性欲全開発言が飛び出すのかな「妻を娶らば陰麗華」

672:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/27 01:20:43 W4r5u3eb0
他の小説家ならそのスタートは普通なのに、宮城谷さんだと遅いぐらいなのねw

673:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/27 02:29:44 iFIcJK3g0
陰麗華との馴れ初めからか
留学前ってことは20歳前後だから麗華たんはまだ10歳くらいですよ
何そのロリコンwww

674:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/27 07:09:26 kXiDOA07Q
もっと後からでいいのに
この人の活躍する前の主人公の描き方は爽やかな風が吹き過ぎて好きになれない
山岡壮八の徳川家康を思い出す

675:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/27 08:13:50 YjeNaCQP0
おれは逆に、そういう書き方は大好物かな。
でも上のレスの冗談みたいに、景帝とかから書かれたら引くw

676:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/27 09:22:49 Sge+dfyc0
好きになれないものをわざわざ読むって感覚が分からんなぁ。
爽やかはこの作家の個性であって、それを否定したら宮城谷じゃなくなっちゃうじゃん。
人間臭さや人間の多面性を読みたいなら、他の作家を読めばいい。

677:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/27 17:00:51 7+31mle6O
芥川賞の審査員長やっててビビった
そんな大層な作家だったのかコイツ

678:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/27 22:30:19 qN/e6/v/O
宮城谷さんはあんま好きじゃないが、光武帝には誂え向きな気がする。
楽しみ楽しみ

679:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/27 23:00:34 s2MFHpG00
>>677
直木賞じゃなかったか?
直木賞受賞だってしてるし

680:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/28 01:24:57 MqbsKkd10
塚本スレに軽い衝撃を与えてるなw

681:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/28 02:02:26 sLmwqIk+0
というか住人重複してないか?w

682:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/28 03:22:56 hffJaERa0
>>674
おまえID:rAU5UDgQQだな。
そんなに気に入らないなら読むなよ。
宮城谷しか読むもんないわけじゃあるまいし

683:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/28 08:20:55 adYmkbIq0
塚本は塚本でいいと思う。
ミヤギーのはどんなのかなぁ。
文庫化が待ち遠しいぜ

684:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/28 13:34:54 4Xf1//8xO
新聞連載だからエンターテイメント色が強くなりそう

685:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/28 13:55:24 xTl4dNHBO
むしろ小説だしエンターテイメント的なのは強めでいいと思うな。
歴史に忠実に書くと論文みたいになって堅苦しくなるし。
まあ、論文は論文でおもしろいのあるけどさ。

686:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/30 00:37:25 XJ7z1+Ej0
従者多すぎ覚えラレネ

687:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/30 21:30:08 ISUWMXmR0
この人の小説って無名時代は長く描くけど
メジャーな部分が駆け足で終わってしまって残念…。
例えば、楽毅の4巻中3巻まで中山編とかどうなのよ。
あれじゃ「武霊王と楽毅」って感じ。いやおもしろいんだけどね。

688:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/30 21:47:06 hvEgaR/k0
オリジナルストーリー部分を担当した脚本家みたいなものだなあ

689:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/31 01:53:59 ZKhP/Y9W0
まあオリジナル要素を入れたがるのは物書きの性。
そこが歴史家との最大の相違点。

690:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/31 02:35:19 ibr87Lq/O
宮城谷さんのおかげで俺の中じゃ楽毅は燕の将というより中山の将

691:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/31 03:22:23 VA9VZ30m0
物書きの性ってかオリジナル要素がないとそもそも小説にならないじゃん。
小説家と歴史家と比べてどうするのよw

692:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/31 09:24:56 p2UskuhHO
樂毅は有名なわりに史料を根こそぎ洗っても所見できる事績がさほど多くないからな
そこをいかに小説のなかで埋めていくかも見どころだし、「樂毅」は上手くやってると思うな
それでも>>687の意見は俺もわかる
俺の場合は「管仲」のなかで執政に就いてからの紙数のあまりの少なさに落胆したし
なにより管仲の場合は史料から拾える材料を残したままスルーされてるもん

693:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/31 10:52:37 gVdyutrp0
ある意味、孟嘗君で触れ切れなかった武霊王部分の補完という感じも
楽毅は趙にも行ってるからどこの所属ってものはないな

>>692
管仲は晏子よりマシな方

694:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/31 21:17:42 aXrSUKL40
安氏の小説も安えいよりも親父のほうが面白いし長いよね。

695:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/31 21:33:30 p2UskuhHO
少数派かわからんが俺は「晏子」なら断然、晏嬰の方が好きだし後半の方が面白かった
矮躯で膂力も乏しくても生き方にブレがなくて精神的な強さが半端ないし、どんな強圧的な
相手にも権力にも媚びないし、それでいて独善的でもない
俺のなかじゃ晏弱すら霞んでしまうくらいカッコイイと思ってしまった

696:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/31 22:13:00 +m76wDbV0
晏嬰と景公のコンビは、読んでいて微笑ましい。
それと晏嬰危篤で景公が駆け付けるラストシーンなんかは、涙が止まらなかった。

697:名無しさん@お腹いっぱい。
10/01/31 22:48:38 ix+GZYZU0
>>694
息子の方が長かった…と思う

698:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/01 10:36:43 hi2iva6p0
>>695
厨二なので晏弱の方がカッコよく見える
サイチョにさえ分からない晏嬰の凄味を理解出来るのは玄人だなあ

699:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/01 10:40:24 0c3h4Vy+0
留学するところからハジマッタ

700:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/01 16:54:53 hi2iva6p0
大本命だけに期待度も高い

701:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/02 20:22:02 SOm86xNE0
うん、普通に読めるわ。


702:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/02 22:34:31 FMvqSz7c0
どれぐらいオリジナル(登場人物や出来事など)を入れてくるんだろう
というか、何年連載する予定なんだろう

703:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/04 18:09:42 8QWoNnII0
晏弱は氏お得意の主人公像のテンプレとしか

704:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/05 01:29:55 BnpX5fbh0
宮城谷が史記の世界を飛び出して様々な時代を描くようにならないかなぁ

705:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/05 14:41:21 T+r2JHLd0
初見が晏子だったからなあ

706:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/05 19:44:16 jIzzzhql0
俺はまだ晏氏しか読んだこと無い

707:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/05 22:37:21 8W7uffA90
このスレにいる人なら楽しめると思う。
「やらない夫で学ぶJKの思想」
URLリンク(ex14.vip2ch.com)

708:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/06 00:23:08 THYvozuw0
>>707
>384-394
何度も蒸し返さなくていいから

709:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/06 01:11:55 Wiudn5XI0
>>704
いっそ中国を飛び出して、あちこちの歴史物を書いて欲しいな。
聖書の世界とかさ。どんな感じになるやら。

710:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/06 01:21:50 cAZIB18z0
>>708
既出だったね
やる夫スレとは無縁のスレかと思ってた・・・

711:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/06 12:46:42 6K+53LWr0
>>710
光武帝スレみてると宮城谷ファンだらけだぞ。

712:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 19:51:12 7bXOGG+40
読売に連載してる光武帝読んでるひといねーの?

713:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 20:22:51 6KmdfkbJ0
>>712
ここにいるぞ!

714:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 20:23:35 Z8SaQH9I0
文庫本化は1年後くらい?

715:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 22:18:07 VFj0XozV0
何の本が?

716:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 22:18:35 d2id/p/40
今どんな展開?

717:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/09 23:45:04 6KmdfkbJ0
>>716
親戚のおじさんたちの視点で、劉秀がいかに宮城谷的主人公の性格をしているかについて
語られているところ。
まだ常安に留学もしていないし陰麗華も登場していない。(陰氏は名前だけ出た)

718:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/10 09:12:37 SjQlpO9pO
URLリンク(info.yomiuri.co.jp)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)

光武帝スレにあったけど、いちおうこちらにも

719:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/12 00:04:32 0tIOU0C1O
周代の話も書いてほしいな
成王とか穆王とか

720:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/12 19:13:23 ZEVIfrlz0
レーカとセーツーのどっちをさわやかにするんだろうか

721:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/12 20:21:13 xd780B+c0
レイカとセイツゥの方がいいと思うw

722:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/12 21:14:08 g2CYOpPi0
そこであえて第三者が本命ですよ

723:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/13 01:13:09 DpUgcbMh0
許美人 スッ

724:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/16 02:26:29 SmiYg1RA0
論曰、
魏文帝称「明帝察察、章帝長者」
章帝素知人厭明帝苛切、事従寛厚。
感陳寵之義、除惨獄之科。
深元元之愛、著胎養之令。
奉承明徳太后、尽心孝道。
割裂名都、以崇建周親。
平傜簡賦、而人頼其慶。
又体之以忠恕、文之以礼楽。
故乃蕃輔克諧、■后徳譲。
謂之長者、不亦宜乎!
在位十三年、郡国所上符瑞、合于図書者数百千所。
烏呼懋哉!


725:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/21 16:05:22 SAq0mz1r0
3年ほど前にタニーにはまって春秋時代から読み下ってきたので、
商周革命の話は短編などでしか読んでいなかった。

最近王家の風実を読み終えて太公望を読み始めた。
同じ人物が作品によって幾つかの違う視点から描かれているのは、
この人の作品の一つの特徴であり、大きな楽しみでもあるな。

726:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/22 04:00:22 gDdsDqdz0
今月の楚漢名臣列伝は周勃の続き
劉邦が東進してる間に周勃ら漢の将が旧秦に残っている項羽配下の将と戦っていたことを初めて知った
ひとつ勉強になった

727:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/22 04:56:14 DlFy1WbGO
だが孟夏の太陽以外での趙盾のディスられ方は、作品による視点の差なんて甘いもんじゃねえ

728:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/22 04:59:21 O1QXSUgv0
趙盾の業績が今一分からない

729:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/22 05:27:29 jxgZEuRS0
俺なんて晋の文公のどこらへんが名君だったのかさっぱりだぜb
士会はすごい気がするけど

730:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/22 06:22:30 PAnoU2pQ0
重耳
晋では献公、恵公、懐公ら暴君、昏君が続いた
二代目の覇者である宋の襄公が楚に敗れていた
亡命生活が20年続いても側近が離れない人望があった
襄王復位と城濮の戦いで尊王攘夷を体現した
楚を相手に三舎退いて成王との約束を果たした
ボロが出る前に死んだ

731:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/22 06:38:20 PAnoU2pQ0
趙盾
公子楽を殺して狐射姑を追い出した
令狐の戦で公子雍を追い払った
扈の会盟
箕鄭父、先都を誅殺した
策で士会を呼び戻した
鉏麑を自殺させるほどの爽やかさだった
趙穿が霊公を殺してくれた
董狐の筆誅を甘んじて受け入れた

20年近くほぼ全権を掌握していたというのがポイントだろうか

732:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/22 06:48:41 PAnoU2pQ0
重耳より介子推の方がずっと爽やかな印象だなあ

733:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/22 09:17:23 NEI8BwQEO
重耳の名君ぶりって、たしかに「重耳」だけを読んだ場合はあまり感じられん人間もいるかもな
重耳亡き後の数代にわたる晋の政情不安や趙盾の専断をみれば、その存在が
いかに大きかったかだけでもわかる様にも思う
「子産」では子産自身が重耳時代の晋が素晴らしかったと語ってたりする

なんにせよ個人個人で名君像って異なるわな
君主自身が才幹に溢れた全知全能でなければ名君ではないという人間もいれば、
君主の能力は中庸的そのものでも、物事の善悪や本質を見極める目や、大勢の臣下の言を
聞き分ける耳を持っていて臣下に死力を尽くさせられれば十分に名君だって人もいる

重耳は後者に加えて、晋国内に醸成された名君待望の世論に見事なまでに応えた事と、
軍事で周と中原諸国を楚の北進から救った事がある
当時の概念や社会背景からみればまさに不世出の名君って事だろう
「重耳」は名君にいたるまでの長い不遇の公子時代に重点を置いて書かれてるから、
人によってはあまり感じられないんだろうな

734:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/22 12:27:13 QyCTNZDg0
有能な臣下をもったというだけで、能動的な君主でなくとも名君たりえる
そういう評価の仕方もありだと思う。

735:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/22 20:00:49 PAnoU2pQ0
個人的には重耳は誇り高くて付き合いづらい印象
諸国への冷遇とそれへの報復行為が釣り合ってない
釈明、謝罪させてコケにする程度なら妥当だが
民衆を戦火に巻き込むのが理不尽すぎやしないか

蛮族と見下されている楚の歴代の王様たちの方が
よっぽど度量がデカいように感じる

736:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/22 20:41:30 D3Fndc6V0
>>734
歴史的に見て
どれだけ多くの賢臣、忠臣が排斥されてきたかを考えれば
あれだけの名臣を揃えたことは、確かに偉業だよな

>>735
名君ではあっても聖人君子とは限らないんじゃないか
斉の桓公とか、漢の劉邦とか

737:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/22 22:03:14 JWLSlix30
>>727
華栄の丘での栄の人達による趙盾の評価はいいよ
趙盾の現状に同情して、もし亡命する気があるのなら栄に来ればいいというくらいだし
沙中の回廊では酷評されてる言動が好意的に受け止められてる
何より晋国は趙盾亡き後は礼がないとまで言わせてるしね

趙盾はタニーも書けば書くほどこの人がわからなくなるって
どこかで書いてたのを読んだ覚えがある
沙中の回廊連載終了後のコメントだったかな…よく覚えてないが


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