08/12/28 18:56:16 WpbuEtriO
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( -ω-) フィクションセンセー ジャナクテ ゴメンヨ
【黒い猫5】
黒猫を地下室に迎えてから10日が経った、今日も朝食の猫缶を持って地下室へ向かう。
階段を降りる足音が聞こえたのだろう、扉をカリカリと引っ掻いてる様子だ。
扉を引くと足下に黒猫が、しかし以前と違い扉の隙間から逃げ出そうとはしない。
長い尻尾をピンと立てその先端をくねらせている、好意の表現だ。
「ミャ~、ミャ~」
僕の足下にまとわり付き、こちらの顔を見上げて餌をねだる、警戒心はどこへやら。
僕は、猫缶を開けて部屋の床に置いた。
<続く>