08/12/29 14:16:22 KuQGDaa/O
∧_∧
( ・ω・) ゼンサク ノ テイセイ ×磔 → 〇梁
【黒い猫8】
宙吊りにされた黒猫は僕を見て「ニャァ、ニャァ」と鳴き出した。
明らかに僕に助けを求めてる、わずか10日で随分と信頼されたものだ。
その鳴き声は母猫からはぐれた仔猫のそれの様だ、よほど不安を感じているのだろ。
僕は黒猫の後ろ側に回り、ポケットからライターを取り出し煙草に火を着ける。
そしてそのままライターの火で垂れ下がった黒猫の尻尾の先端をゆっくりと焙る。
「ギャッ」
短い悲鳴と共に身をよじる黒猫、それは危険から逃れる為の反射的な行動だ。
<続く>