08/09/13 21:38:34 s2JqDGHU0
ふと振り返ると、見知らぬ男女の老人が二人、ちょこんと座ってこちらを眺めていた。
「な・・・・なんですか、あなたたちは・…!?」
家族は夕食の最中。驚いた父親は言った。
「ほっほっほっ。今日はとろろ汁ですかな。良きかな良きかな。
気にしないでゆっくり食べなされ」
「じいさんや、ほら、あのとろろは大和芋ですよ。やっぱり粘りが違いますねぇ」
どうやらその年老いた二人は夫婦のようだった。驚き戸惑うその家の父母をよそに、
子どもたちは大はしゃぎであった。