09/03/18 12:16:10 xHXkCaSD0
私は、やれやれ…とチラシをかき集めました。
F1ちゃんの死以来、猫たちの所業には随分と寛大になりました。
カッとなって手足が出そうになると、ドロッと濁った目で虚空を睨むF1ちゃんの死に顔が脳裏をよぎるのです。
疲れを覚えながらチラシを集めていると、M1がおそるおそる私の傍に戻ってきました。
M1は私の攻撃性の減退に気付いていて、瞬間的に爆発しない限り、私が何もしないと高をくくっているのです。
一方のQ1ちゃんは違って、基本的に私とは距離を置くことを忘れませんでした。
メス猫は警戒心が強いのです。
ところが、この日は不幸な展開になってしまいました。
廊下をとぼとぼと歩き出した私の足元に、物陰からQ1ちゃんが飛び出してぶつかってしまったのです。
結果的にQ1ちゃんを蹴飛ばした形になり、Q1ちゃんは私に向かってハーッと威嚇を返しました。
ここでスイッチオンです。