【飢餓】共食い【子殺し】at CAT
【飢餓】共食い【子殺し】 - 暇つぶし2ch300:黒ムツさん
08/12/13 01:22:22 X7g9FNAKO
筆力の落ち方が尋常ではない…。

301:黒ムツさん
08/12/13 09:02:46 sKPWzDoBO
なんだよ筆力ってw
頭悪すぎ(笑)

302:黒ムツさん
08/12/13 09:09:41 kt2fYb4lO
>>297
教会の天井いっぱいに萌え絵が描かれたら素晴らしくないか?

303:黒ムツさん
08/12/13 12:12:35 hPSZMXHW0
公、大量に買えて安いとこない?

304: ◆A6333/vag.
08/12/13 22:54:35 VPfO+eJi0
>>68-70のつづき

『幼い頃の想い出が残る片田舎
そこが彼らの新しい家になる
両親を失い、残された彼ら兄妹4匹は
逃げる間もなく、この場所に連れて来られた…』


ずっと前、火あぶり&生き埋めという非業の最期を遂げた、K3というメス猫がいました。
K3には5匹の幼い子猫が残されましたが、残念なことにそのうちの1匹は事故死してしまいました。
そして、4匹の子猫たちも母親を失い、飼い主に見捨てられるという、危機を迎えました。

自分たちの身の上に何が起きたのか、また起きるのか。
彼らにはまだまだそんな事は分からず、ちっちゃな目と耳でただじっと見つめるばかりでした。


305: ◆A6333/vag.
08/12/13 22:55:39 VPfO+eJi0
彼らの名を、kR4(♂)・kC4(♂)・K4(♀)・ki4(♀)と、仮に定めます。
命名は形式的なものなので、特に覚えていただかなくても結構です、念のため。
また、詳細な特徴や性格は、もし機会があればその時に触れます。

さて。
問題は、スーパーの袋の中でガサガサニイニイ鳴く子猫たちなのでした。

誰か飼ってくれそうな人を探そうにも、同級生の中に友達と呼べる人間が1人もいなかった私には、当てがありません。
獣医を訪ねて保護を願い出るような社交性も、持ち合わせていません。
父親に隠れて、どこかでこっそり飼うような度胸もありません。

が、しばらく思案してふと名案を閃きました。
「いなかの婆ちゃんなら…」と考えたのです。


306:黒ムツさん
08/12/14 09:15:50 ZmIyMyUHO
>>301
筆力って言い方が普通に存在するのが解らないならせめて高校くらいは行っておけ。

307:ドレミファ名無シド
08/12/15 19:29:59 QM+baRNZ0
筆圧のことかいね

308:黒ムツさん
08/12/16 01:00:48 gtGVfbQkO
>>307
単に文章の構成力(文章力)の事ではなく、書き手の説得力を指すと思われ。
ちなみに紙媒体のマスコミ用語であるので一般的な表現ではないが。

309:黒ムツさん
08/12/17 03:37:43 7vHebBJ8O
やっぱり虐ヲタで物書きを気取っちゃうような奴は向かい風に弱いなー

310:黒ムツさん
08/12/19 04:38:00 UInsc95UO
>>305
お前に飼い主が居なくて本当に良かったな。飼い主の期待に沿えないヤツは〆られるのがこの世界では定石なのだから。


311:黒ムツさん
08/12/19 20:56:42 gHgbacbM0
定石と常識を混同したんですねえ

312:黒ムツさん
08/12/20 01:20:06 Y497NZD9O
>>311
お前アタマ平気か?一度ちゃんと診てもらえw

313:黒ムツさん
08/12/20 21:48:06 HUhmQOavO
 ∧_∧
(  -ω-) I'll keep on waitin' for ・・・

314:黒ムツさん
08/12/22 07:10:57 NYJw7D/uO
>>295
サッサと続きを上げてみろよグズ

315: ◆A6333/vag.
08/12/22 11:17:08 bCfZpyp20
>>304-305のつづき

子猫たちはまだ乳飲み子です。
K3が埋葬されて、すでに数時間経っていて、腹を空かせたチビたちはニイニイ鳴きじゃくっていました。
急がねばなりません。

私は急遽ATMで現金を引き出し、そのお金を握り締めて電車に飛び乗りました。
両親と暮らしていた当時の家から、父方の祖母の家のある村まで、特急と鈍行を乗り継いで約2時間半。
子猫たちの様子を案じながらさらにタクシーで20分走って、ようやくたどり着きました。

ちょうど祖母は在宅中でした。
慣れない遠出で軽く昂ぶった私の説明は的を射ませんでしたが、祖母は事情を察してくれました。
祖母は近所に猫を数匹飼っている家がいるから、そこでどうしたら良いか訊いてきてやる、と言い、
私の手から子猫たちを受け取りました。


316: ◆A6333/vag.
08/12/22 11:18:13 bCfZpyp20
すぐに帰ってくるものと思っていましたが、祖母は10分待っても20分待っても帰ってきませんでした。
私は祖母の家に退屈し、幼少の頃の盆や正月にこの村でよく遊んだあたりに、散歩してみることにしました。

ところが、玄関を出ると、裏の納屋のほうから水音が聴こえてきました。
水道を出しっぱなしにしてるようで、タライに溜まった水が溢れる音がジャバジャバ響いていました。
大して興味もなく納屋に近づいて、私はハッとしました。
祖母が、こちらに背を向けてタライの前にしゃがんでいました。
その祖母の向こうから、辺りに響くけたたましい水音に掻き消されかけながら、確かにニャー!ニャー!と猫の鳴き声が聴こえていました。
私はそっと彼女の背後に近づきました。

祖母は、私が渡したビニール袋に無造作に手を突っ込み、適当に手が触れた子猫を1匹つまみ出しました。
そして躊躇うことなく、子猫を軽く握ったその手を水の中に沈めました。


317: ◆A6333/vag.
08/12/22 11:19:12 bCfZpyp20
子猫は水の中で激しくもがきましたが、祖母の手からは逃れられず、乳白色の液体を口から吐いて動かなくなりました。
それを見ると祖母はグンニャリした子猫を水から上げて、面倒くさそうに地面に投げ捨てました。
子猫はカッと目を見開いていて、口からダランと舌を垂れていました。
その表情のまま、ピクリとも動くことはありませんでした。
私は祖母に声を掛けることも忘れ、軽い興奮状態でその表情を凝視していました。

祖母は馴れた様子で、淡々と4匹を溺死させました。
タライの水は、子猫が吐き出した乳の残滓もあらかた流されて、透明に澄み切っていました。
蛇口をひねる音がして、突然水音が止み、私はハッと我に帰りました。
ジャリっと砂を踏む音がして、祖母がこちらに振り返り、少々うろたえた様子を見せました。


318:♪A6333/vag.
08/12/22 11:49:57 7DXpBQv70
「見ぃ~た~なぁああ・・・・」

押し殺した不気味な声が、祖母の口から漏れました。
いつも柔和な祖母の表情が、見たこともない悪鬼の形相に変化していました。

「・・・・ば、ばあちゃ・・ん・・・・!!」

驚きのあまり身じろぎできない私の髪を、祖母の手が鷲掴みにしました。
そして恐ろしい力で私の頭をタライの水に押し込みました。
抵抗しようにも金縛りにあったように身体が動かず、私の意識は次第に遠のいていきました・・・・

319:黒ムツさん
08/12/22 12:32:27 d7KXS2x4O
 ∧_∧
(  ・ω・) フッカツ シタ !

>>315-317
「何という僥倖、待ち続けた甲斐があったというもの!」
久々の御降臨、乙です。

>>318
こら~、一瞬続きかと勘違いしたぢゃないかw

320:幸福
08/12/22 23:46:18 BW9uh2ht0
復活の兆しあり。いつでも見てますぞ。
祖母のしわくちゃおっぱい 恨みを凝縮している。。。

321: ◆A6333/vag.
08/12/23 13:08:04 rBzwixii0
>>315-317のつづき

祖母は何か言い訳したそうな感じでしたが、無視しました。
びしょ濡れで土の上に転がっている、まだ両手で包んだらすっぽり隠れてしまいそうな小さな子猫の亡骸を、1体拾い上げました。

だらしなく舌がはみ出した口を覗き込むと、針のように鋭い牙の奥、舌の根元の喉元では白く濁った粘性の液体が溜まっていました。
目も半目のまま開いていましたが、虚ろなガラス玉のように焦点の定まらない瞳孔は、1/3ほどシュン膜が被さっていていました。
全身の、元はフワフワだった柔らかな体毛はずぶ濡れで、子猫の愛らしさの面影は無く、痩せ細った何か別の小動物のように見えました。
頭だけつまんで、全身をブラブラ揺さぶってみましたが、当然何の反応もありません。
改めて確かめるまでもなく、子猫は息絶えていました。

「その辺に埋めてくるよ」と私は言い、まだ動揺している祖母からシャベルを受け取りました。
面倒なので、大きな穴を1つだけ掘り、折り重なるように死骸を放り込んで、土を被せました。


322: ◆A6333/vag.
08/12/23 13:09:15 rBzwixii0
帰り道。
祖母から干し柿やリンゴや煎餅を貰って、来た時と同じようにスーパーの白いビニール袋を私は手にしていました。
いったい何をしに祖母の家まで行ったのかと自嘲気味に思い返しながら、名○屋へ向かう特急に乗り込みました。
既に日の暮れた宵の口、特急電車の自由席は混雑していて、私は座れましたが、通路にまで立ち席客が溢れていました。

私は、今日見た2件の猫の死のことばかり考えていました。
灯油を掛けられて紅蓮の炎に包まれて悶絶したK3。
タライの澄んだ水の中で気泡と未消化物を吐瀉しながら溺れた子猫たち。

父と祖母を残忍だとか思うことはなく、ただただ、その死に様に心が揺さぶられているのが分かりました。
憐れみでもなく、悲しみでもなく、例えば美術館で見た絵画に衝撃を受けた時のような衝撃。
世界の偽善を暴き、愚かさや醜さを踏まえたことで、初めて人の真実のの在り様を感じた時の、やっと地に足が着いたと思えた手応え。
虚言に満ち満ちた人の世から、ほんの一刹那、抜け出して精神の自由を回復したと、私はその時真剣に考えていました。


323: ◆A6333/vag.
08/12/23 13:10:32 rBzwixii0
>>295のつづき

あの大忘年会のあと、我が家の猫たちには平和な時間が訪れていました。

執拗に叩き、蹴り飛ばし、様々に痛めつけました。
なのに驚いたことには、M1も、回復したF1ちゃんも、それでも私に懐いてきたのです。
私の足にまとわりつき、私がそれを払っても、ニャーンと鳴いて頭をコツンコツンとぶつけ、体を摺り寄せたのでした。

初めは疑心暗鬼だった私ですが、そうした彼らの振る舞いに触れているうちに、次第に悔悛する気持ちに振れてきました。
どうしてこんなに可愛い子たちを叩けたのだろう?
どうして、笑って蹴り飛ばすような残虐なことが出来たのだろう?

私は、それまで自分がしてきた行いに恐怖しました。


324:黒ムツさん
08/12/23 16:42:17 laj8+2yuO
 ∧_∧
(  ・ω・) オッ リョウシン ニ メザメタノカナ ?

325: ◆A6333/vag.
08/12/24 12:30:52 EGKgLbHs0
>>323のつづき

Q1ちゃんを、暗く寒い半ガレージに置かれたケージから、暖かいところに解放しました。
M1やF1ちゃんに与え続けていた砂糖やマーガリンまみれの不健康な餌を捨てて、良質なフードを提供し直しました。

そして、F1ちゃんのことですが。
見ないようにしていただけで、実は熱湯を浴びせた時の火傷が巨大なカサブタになっていて、
カサブタが剥げるたびに、その部分の体毛もごっそり剥がれて、ハゲのように表皮が剥きだしになってきていました。
カサブタがとても痒いらしく、暇さえあれば背中を掻いたり舐めたりしていて、ハゲた面積は日々拡大していました。

彼女の姿を見るたびに、後悔の矢が私の胸に刺さりました。
それはそうでしょう、煮えたぎった熱湯を執拗に浴びせかけられて、熱さと痛さにもがきまくったのです。
自分がそんなことをされたらどれだけ苦しむか、考えてみれば直ぐに分かることでした。


326: ◆A6333/vag.
08/12/24 12:31:53 EGKgLbHs0
F1ちゃんには赤ちゃん猫用のフードを与えて、さらに日の当たる暖かな窓際で柔らかなクッションで寛がせて、
一日でも一刻でも早く、治癒してくれるよう願いました。

そして、F1ちゃんととても仲の良いM1と、
F1ちゃんが鼻血を流して弱っていた時に隣りで励まし続けてくれたQ1ちゃんを両隣りに侍らせて、
3匹勢揃いで、まるで両親と娘の家族のように、温和な時を過ごしてもらうようにしました。
3匹とも心が休まったのか、とても大人しくて鳴き声1つあげることもなく、どこまでも穏やかでした。

猫たちが寛いでいる間に、私は恐ろしい虐待に使用された道具を片付けました。
根性入魂棒、ドリームボックス・ミニ、瞬間接着剤…、
1つ1つの道具から己の為した悪意が脳裏に蘇り、何度となく良心の呵責で私は打ちのめされました。
あんなことをしておいて、何て都合のいい言い訳だらけな、卑劣な人間なのだろう、と我ながら思います。


327: ◆A6333/vag.
08/12/24 12:32:53 EGKgLbHs0
道具を物置に封印してから、私は考えました。
今朝まではM1とF1ちゃんを、廊下と玄関まわり、そして夜間だけは寝室に限って出入りと行動を許していましたが、
もっと広いエリアを動き回れるほうが猫たちの精神衛生上良いのではないか。
そこで、段差が多くて上下移動が行えるようトイレを解放し、
ほとんど使っていない応接間もソファなどの調度品を別室に移して、猫が自由に駆け回れる部屋としました。

扉を開くと、3匹の猫たちはキョロキョロと警戒しながら室内に歩み入りました。
フンフンと床の匂いを嗅ぎ、絨毯に恐る恐る乗り、3匹3様に探索開始です。

M1は床に転がっている毛玉のオモチャを見つけ、それをくわえて私の足元に駆け寄ってきました。
F1ちゃんはカーテンが気になったようで、テテテっと駆け寄ると匂いを嗅ぎ、裾を潜り抜けて窓際に隠れました。
Q1ちゃんは壁際で小さく丸まって、他の猫や私の様子を警戒気味に見つめていました。

猫たちはこんなに可愛くて優しい生き物だったのか…、と私は穏やかな感激を一人密かに噛み締めました。


328:黒ムツさん
08/12/24 19:03:23 wEFXSVsK0
これが小さなきっかけで反転しそうで怖いんだな

329: ◆A6333/vag.
08/12/25 12:38:36 QisZB03F0
>>325-327のつづき

日が暮れて。
応接間に持ち込んだ石油ストーブに火を灯すと、心地よい暖気が室内に満ちました。
照明は絞って室内は仄かに明るく、また薄暗く、静けさによく合いました。

ストーブの前で、私は絨毯にあぐらをかき、猫たちはやや離れたところで3匹固まって猫団子になっていました。
真ん中を陣取ったQ1ちゃんがM1の下敷きになっていたのが微笑ましいです。
F1ちゃんはその2匹の保護者然とした感じで、たまにペロペロと舐めてやってました。
手を伸ばしてF1ちゃんの頭を撫でてやると、フガフガと音を立ててノドを鳴らしました。
つられて、M1もゴロゴロいい始めました。

こんなに穏やかに夜を過ごすのは久しぶりだったように思います。
いつも猫たちの一挙手一投足に神経を尖らせる毎日に溺れていましたから。


330: ◆A6333/vag.
08/12/25 12:39:37 QisZB03F0
ベッドに入ると、F1ちゃんが一番乗りで潜り込んできました。
F1ちゃんは私の体の右側が定位置で、横腹にぴったり寄り添って、私の脇の下を前脚でプニプニ押すのが大好きなのです。

F1ちゃんを追うように、M1が続きました。
M1はF1ちゃんと私の間に強引に割り込もうとして、そのまま私とF1ちゃんの上でドスンと身を預けてきてしまいます。
彼はもうすぐ体重が5kgに達するので、ずっと乗られていると結構重いのですが、今日はそれも苦になりません。

Q1ちゃんはケージ暮らしを続けていたため、おずおずと寝室の隅っこに丸まるだけで入って来れません。
私はベッドから出て、そんなシャイなQ1ちゃんを優しく抱き上げると、2匹が寝そべっているベッドに彼女を招き入れました。
F1ちゃんの隣りに侍らせてみましたが、落ち着かないのか、Q1ちゃんは私の足元にモゾモゾ移動しました。
でもベッドの暖かさに気づいたのか、出ていこうとはしません。

みんなで一緒に眠ったおかげか、その夜はよく眠れたような気がします。


331: ◆A6333/vag.
08/12/25 12:40:43 QisZB03F0
そんな日がしばらく続きました。
「ヨスガノソラ」に夢中になっていたこともあって、日々は平和そのものでした。

のんびりと風呂に入っていると、応接間と廊下から猫たちの駆け回る音が聴こえてきました。私はふと、
「このまま黒ムツは引退しよう。猫を虐めたって虚しいだけだよな…」
「苦手板のブックマークもはずす! 弱い生き物を慈しめる人間に生まれ変わろう!」
「となれば、ちゃんとワクチン接種や避妊手術も考えてやらなきゃな」
などと、取りとめも無く考えました。

思い立ったら善は急げで、近くにある動物病院の所在地を調べてみよう、と私は風呂から上がりました。今日はオナニーも無しです。

ところが、廊下に出てみると、とんでもない光景が私を待ち受けていました!


332:黒ムツさん
08/12/25 16:34:03 nKabKiwN0
キタコレw

333:黒ムツさん
08/12/25 19:55:34 iuaZtFfSO
やれ!やっちまえ!〆てしまえ!

334:黒ムツさん
08/12/25 21:55:42 /6zzjy7k0
やっぱり反転かこの野郎!
いいよいいよいくらでも好きにしろ。

335:黒ムツさん
08/12/26 15:53:44 ebaPj9d4O
PC破壊!

336:黒ムツさん
08/12/26 21:18:55 re0tMH3EO
引っ張り過ぎですぞ

337:幸福
08/12/27 00:17:50 5xWW//6S0
布団にションベンか???? キターー (@_@)””

338:彼氏いない歴774年
08/12/27 00:26:38 N7dycfbi0
宮  腰 佳 奈 ヤ リ 捨 て ら れ て 涙 目 w w w w w
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339: ◆A6333/vag.
08/12/27 13:09:55 6A0RWZvh0
>>329-331のつづき

心臓を鷲掴みされたかと疑うほどの衝撃で、全身にドクンと鼓動が走りました。

廊下に溜まった大量の水。
そこに散らばってグチャグチャに溶け込んだ、千切れたトイレットペーパーの無数の断片。

トイレのドアが大きく開かれていて、水はそこから流れ出していました。
混乱状態のままトイレに入ると、ウォシュレットが作動していて、虚空に向けてシャーっとぬるま湯が噴出していました。
操作盤の上にはF1ちゃんがいて、噴出している水に前脚を差し出して遊んでいるところでした。
溜まった水溜りの淵にはQ1ちゃんが小さく佇み、水浸しの床を眺めていました。

ダメだ…抑えなきゃ…、キレちゃ…ヤバい…
ドクドクと湧き上がってくる或る衝動に、私は全力で抗おうと努めました。


340: ◆A6333/vag.
08/12/27 13:10:58 6A0RWZvh0
しかし、あまりに唐突に不測の事態に遭遇してしまったため、理性は吹っ飛びました。

「なんだ~、水遊びしてたの☆」

にこやかにF1ちゃんに言うと、私は彼女を優しく抱き上げました。
腕に抱き、彼女の頭から背中までを、これ以上ないというくらいに柔らかく愛おしさを込めて、撫でてやりました。
数回撫でたところで、首の後ろ側の皮をそっと鷲掴みにし、支えていたほうの手で左右の前脚をまとめて掴みました。

「ほら、お水~♪」

そう言いながら、私はF1ちゃんの首から先を便器に溜まった水にドボンと突っ込みました。
と同時に、首を掴む手も、前脚を掴み手も、ありったけの力でギュッと握りしめ、慌てて逃げようとしたF1ちゃんをガッツリ固定しました。
F1ちゃんは後ろ足でカリカリと便器を引っ掻き、必死で水から顔を上げようとしますが無駄な努力でした。


341: ◆A6333/vag.
08/12/27 13:11:59 6A0RWZvh0
しばらくすると、水中のF1ちゃんの口からコポコポコポっと気泡が溢れました。
少しずつ間を置いてそれが3回繰り返されたところで、今度はゴクンゴクンと水を飲み始めました。
首根っこを押さえた手に、水が嚥下される手ごたえが直に伝わってきます。
みるみるうちに、F1ちゃんはもの凄い量の水を飲みました。

暴れる力が弱まってきたところで、F1ちゃんを水中から上げました。
舌をだらしなく出したF1ちゃんは、ハッとしたように酸素を貪り始めました。
が、ハッハッハッと荒々しい呼吸をしているところを再び水中にドボン☆
虚を突かれて、今度はいきなり水をゴクンと飲みました。
そして、また定期的に気泡が溢れて、そして水をゴクリゴクリと大量飲み。

すぐに動きが弱々しくなってきたので水から顔を上げさせてみると、驚愕と恐怖に満ちた表情をしていました。
水遊び、楽しいね!


342:黒ムツさん
08/12/27 13:32:41 6P2boPIdO
 ∧_∧
(  ゚▽゚) ヒャッハ━━ッ!

きたこれキタ━━━━━━━━━━━━ッ!

343:黒ムツさん
08/12/27 16:13:55 q9CVDjen0
待ってたぞ!
猫畜生に情けは無用だ。
そのまま沈めちまえ

344:黒ムツさん
08/12/27 16:26:59 RFwkYD2NO
大量に水を飲んだ糞猫に渾身のボディーブローだな

345:黒ムツさん
08/12/27 17:21:42 7+hyXJEXO
うははw

346:黒ムツさん
08/12/27 18:24:20 +74s8Xbz0
そうだろうと思ったよ

347:幸福
08/12/27 20:46:40 5xWW//6S0
よし ふんづけてやれ! おもいっきりけっぱくって骨折させてやれ!!

348:黒ムツさん
08/12/27 20:58:05 zXf6aL2HO
お子さま向けのジェットコースター並みにサプライズを欠いた展開になってしまったね…。

349:黒ムツさん
08/12/27 21:06:25 YpHf6c81O
もう虐待文ってジャンルがネタ切れなんだから仕方ないね。


350:ネトゲ廃人@名無し
08/12/27 22:13:18 ujCAa5Su0
水 火 土 雷 風 重
魔法みたいだね

351: ◆A6333/vag.
08/12/28 11:54:19 wXZcr06C0
>>339-341のつづき

懸命に身をよじって私の手から逃れようとするので、廊下の水溜りに投げつけました。
バシャっ!と水がはね、F1ちゃんは体も水にまみれました。
マンガのように、その場で床と水をシャカシャカと掻いて、それからダッシュで逃げました。
ダッシュする元気が残っていることに、私は大いに満足と嗜虐心を感じました。

F1ちゃんは水を撒き散らしながら廊下の終点で走り、そこで怯えるようにうずくまりました。
どこからかM1が現れて、そんなF1ちゃんを気遣うように寄り添いました。
M1は濡れたF1ちゃんの体毛をペロペロと舐めました。

私が近づくと、M1は非難するような目でこちらを見ました。
それにカチンときた私は「文句あるならおまえも同じ目に遭わせてやんよ!」と、
M1を捕まえて、先ほどのF1ちゃんと同じように頭部を水に沈めました。
オスなので、暴れ方も力も比較にならない激しさで、こちらのボルテージも一気に上がりました。


352: ◆A6333/vag.
08/12/28 11:55:20 wXZcr06C0
2回目の水没中に、M1の後脚が私の前腕部をザックリと引っ掻き、こらちが流血しました。
腕まくりして水しぶきに濡れていた前腕に、スーッと真っ赤なスジが走り、あたりに血の匂いが漂いました。
そう言えば、大忘年会のあと猫たちのツメを切るのを忘れていたようです。
私は舌打ちしながらM1を高々と持ち上げ、壁に叩きつけました。
M1は「ギャンっ!!」と悲鳴を上げ、続けて「ゴァーーーーっ!!!」と咆哮しました。
数回叩きつけて、最後に床に投げつけると、全力ダッシュでF1の元へ逃げました。

私は物置から根性入魂棒を復活させ、寄り添いビビっているM1とF1ちゃんに躊躇無く振り下ろしました。
すっかりテンションが上がっているため、始めから手加減なんて無しで、振りかぶってからビシバシいきました。
堪らずM1が駆け出しますが、そう来ると思っていた私はカウンターで彼を蹴り飛ばしました。

が、5kg近い体躯のM1なので、石でも蹴ったかのように足の甲が痛みましたw
今回は、拙攻が目立ちますw


353: ◆A6333/vag.
08/12/28 11:56:23 wXZcr06C0
M1を壁に蹴り飛ばすと、私はF1ちゃんを再び捕らえました。
気が済まなかったので、再び便器に水没させました。
F1ちゃんは失禁した他には大した抵抗も見せず、されるがままでした。
水から引き上げて、首根っこを押さえたまま根性入魂棒でめった打ち。
さらに拳を作って、虚ろな表情の顔を往復で殴打。

F1ちゃんは恐怖のためか寒さのせいか、全身ガタガタ震えていました。
ふと閃き、私はF1ちゃんを日当たりの良い部屋に連れていきました。
カーテンを開くと、外は太陽が燦々と輝く快晴です。
私は虫メガネを取り出し、首根っこで捕捉したままのF1ちゃんに太陽光線を集めました。

狭い額に焦点を合わせると、フワリと煙が漂い、焦臭い匂いがしてきました。
熱いのか、F1ちゃんは焦点から逃れようとクネクネ動きました。
気の向くまま焦点を移動させ、額から鼻頭に、鼻頭から口元に、口元からヒゲに、ヒゲから目に。
瞳孔に焦点を合わせると、F1ちゃんは瞬膜を出して防衛しました。


354:黒ムツさん
08/12/28 11:58:14 uTdjckyk0
うぇえ・・・

355:黒ムツさん
08/12/28 12:47:24 WpbuEtriO
 ∧_∧
(  ^ω^) ノリノリモード ゼンカイィ!

逝っけぇぇ━━━━━━━━━━っ!
殺っちゃえ━━━━━━━━━━っ!



あっ・・・殺っちゃダメぢゃん、まだ出産までガマンだよぉw

356:黒ムツさん
08/12/28 14:50:07 q4z63AdnO
やっと復活だね
いいんだよ殺っちゃって
糞猫なんぞまた捕まえりゃあいいさ

357:黒ムツさん
08/12/28 15:09:29 R0jHsjZVO
(・∀・)ワクワク

358:黒ムツさん
08/12/28 16:03:24 IFnRQ6zHO
この手の書き込みは前まで大の苦手だったけど、今は憎くて仕方の無い猫が居るから平気で読める。
猫って何故あんなに憎たらしいんだろうね

359:幸福
08/12/28 19:40:57 Mu67qQ6j0
虫眼鏡で肛門も焼いてくれ!

360:メロン名無しさん
08/12/28 22:37:51 aTS1zHpS0
>>358
憎たらしいよね
今も外で大声で ウナァァァ ウナァァァと鳴いてるよ。野良猫はずいぶん処理したんだけど一向に減らない

昔、試しに一度だけ飼ったことがあるけど、家中毛だらけになるし、自室には入れないようにした
最初はしおらしかったけど、3ヶ月も経つとふてぶてしくなってね

一度勝手に部屋に入ったので、つまみ出そうしたら、引っ掻いてきて腕中血まみれにされてね
爪全部切って牙もペンチで切断して、たっぷりとバスタブで潜水してもらった後に熱いシャワー
浴びせてやったよ。一度はそれで大人しくなった
でもその後一週間ほど友人に預けたら、随分甘やかされたみたいで、また不遜な態度を取ったのでね
某ダイエット用サプリメントを2錠ほど与えて旅立ってもらった

あれから一年ほど過ぎたけど、まだ腕の傷跡は消えない


361:黒ムツさん
08/12/31 00:56:41 nPLBkNji0
〆ろ

362: 【ぴょん吉】 【1458円】
09/01/01 03:18:04 m0bIEcM3O
あけおめ

363: 【凶】 【1468円】 株価【42】
09/01/01 07:54:39 XOtPV+9CO
おめこ

364: 【凶】 【564円】
09/01/01 10:30:34 7fewiyPRO
 ∧_∧
(  ^ω^) ☆ a happy new year ! ☆
 


365:黒ムツさん
09/01/04 05:21:10 3Pm2gafSO
どうでもいいけど遅筆だなぁ。

366:黒ムツさん
09/01/04 11:13:08 lFm38xp0O
>>365
オグリッシュ氏よりは早いだろw

367:黒ムツさん
09/01/04 12:24:13 32aqBH2aO
やる気がないんだよ

368:黒ムツさん
09/01/04 14:49:48 A6C8K3+FO
今は恋姫無双やってるんじゃw

369: ◆A6333/vag.
09/01/04 15:16:50 Qw2Mwle10
どうも。
近所のオバハンたちの間で(悪い意味で)噂にあがっているそうで、鬱です。
年末に久しぶりに帰ってきた母親から聞かされて、ショックで毎日フテ寝してました。

>>368
「ティアラ」と「祝福のカンパネラ」を予約してありますが、今は特にやってません。


370: ◆A6333/vag.
09/01/04 15:41:25 Qw2Mwle10
>>351-353のつづき

痛覚神経が通っていないのか知りませんが、瞬膜に焦点を当てても反応がありませんでした。
白い膜からの照り返しで、こちらの目が眩惑されただけでした。
角膜が露出しているところを狙って焦がそうとしてみましたが、しまいには怒りのF1ちゃんにガブっと噛まれました。
タペタムの機能を破壊してみたかったのですが、ひとまずおあずけです。

噛まれたので、直ちに猫用ツメ切りを用意して、F1ちゃんの犬歯4本をバキバキ折りました。
永久歯だろうが知ったこっちゃありません。
飼い主に牙を剥く動物は、粛清か矯正されて当然です。
むしろ、ちょうどいい機会でした。

折った犬歯の切断面からは、例の如く血がジュワジュワ溢れてきました。
血の味が気になるのか、F1ちゃんは何度も何度も舌をペチャペチャ言わせました。


371:黒ムツさん
09/01/04 18:27:20 U80pus7Z0
>飼い主に牙を剥く動物は、粛清か矯正されて当然です。

当然ですw

372:黒ムツさん
09/01/04 18:59:57 gL7097OCO
 ∧_∧
(  ^ω^) it's a showtime!

新年投稿初め、乙です。

> タペタムの機能を破壊してみたかったのですが、ひとまずおあずけです。

上手くいけば、夜目が効かない猫になったかもw

373:黒ムツさん
09/01/04 19:40:03 ZQTtj+TLO
なんでオバハン達に悪い噂たてられてるの?どんな噂?
猫探してるから?

374: ◆A6333/vag.
09/01/05 09:57:12 WQSvNz6i0
>>370のつづき

首から上と、身体の半分がびしょ濡れで、眩しく暖かいひなたにいるのにガクブルのF1ちゃん。
すっかりスイッチが入ってしまった私は、そんなF1ちゃんの姿や仕草、何を見ても苛立ちました。

散発的に顔面を往復殴打するなど、しばらくダラダラしました。
放免するか、更に痛めつけるか、迷っていたのです。
結局、ひとまずケージの中にぶち込んで、大きな水たまりと化した廊下を片付けようと決めました。
ケージに叩きつけるように投げ込むと、F1ちゃんは這うようにして隅っこに移動し、小さく丸まって眼を閉じました。
離れた場所から見ても明確にブルブル震えていたので、ちょっと溜飲を下げました。

物置から雑巾とバケツを持ち出し、風呂の浴槽からまだ暖かな昨夜の残り湯を汲みました。
やれやれ、糞かったるいことをしてくれた、とすっかり仏頂面な私です。
ところが、廊下に出たところでちょうどQ1ちゃんと出くわして、出会い頭にいきなりシャーっと威嚇されました。
これでまたプチンときました。


375: ◆A6333/vag.
09/01/05 09:58:40 WQSvNz6i0
ほとんど条件反射で、お湯が入ったバケツをQ1ちゃんに投げつけました。
バケツはQ1ちゃんの下半身に当たりました。
激しく水飛沫が飛び散り、バケツが転がる音、飛沫が跳ねる音、そしてQ1ちゃんの「ニャギュっ!」という悲鳴が交錯しました。

尻尾をブワっと膨らませてQ1ちゃんは全力ダッシュで逃げました。
バケツも廊下も一切放り出して、その後を追います。

Q1ちゃんは応接間の隅っこで丸まり、大きく見開いた眼でこちらを見ながらウーウー唸っていました。
捕まえようと手を伸ばすと、一瞬の差でその横をすり抜けて、再びダッシュで逃げました。
私はニヤニヤ笑いながら、追跡を続けました。
応接間を2周したところで、私の足の横を駆け去ろうとしたQ1ちゃんにカウンターでシュートをお見舞いしました。
メスの子猫はとても軽く、壁までふっ飛ばしてもこちらはノーダメージでしたw

壁際を這って逃げようとするところを、ついに身柄確保。
さあ、スーパー金槌タイムといきましょう。


376: ◆A6333/vag.
09/01/05 10:09:01 WQSvNz6i0
首根っこを掴んで、Q1ちゃんの顔を上向かせます。
その鼻頭を狙って、釘を打つ時の調子で金槌を振り下ろしました。

パワーは絶大で、たった1発で両方の鼻から鮮やかな赤色の鮮血がドバっと流れてきましたw
Q1ちゃんは悲鳴をあげながら、ツメを立てた四肢をメチャクチャに振り回して暴れました。
荒い呼吸のため、鼻血が溢れる鼻がプシュプシュ音を立てました。

反応が素晴らしかったので、さらに数発振り下ろしました。
もうこうなったら鼻の骨を折ってやろう、といわんばかりの勢いで。
Q1ちゃんは立て続けに失禁と脱糞をし、ウーウーウーと哀愁漂う鳴き声をあげましたw
やばいくらい良い反応です。

楽しかったので、ついでに頭も軽~くコチコチ叩いておきました。
バカになってしまうと困るので、本当に軽~くですけどね。


377:黒ムツさん
09/01/05 12:08:21 nRRisPgMO
 ∧_∧
(  ・ω・) the show must go on !

し、〆ちゃうの?

378:黒ムツさん
09/01/05 16:30:54 U3tiWVyLO
こうなるとQ1は親害獣といっしょに猫煎餅になるかドリームボックスで糞の橋渡ったほうがよかったね。
でも糞猫にはとことん苦しむのがお似合いだ( ̄ー+ ̄)ニヤリ

379:黒ムツさん
09/01/05 22:03:23 fFm2+9LEO
風呂から出て虐待始めたはずなのに、前の日の残り湯ってなんだ

380:黒ムツさん
09/01/06 04:29:20 kUJTSmNL0
>ニヤニヤ笑いながら、追跡を続けました

目に浮かんで俺もニヤニヤしましたw

381: ◆A6333/vag.
09/01/07 14:25:19 6EvsbHbT0
>>374-376のつづき

この辺で、だんだん気持ちが散漫になってきました。
水浸しの廊下や、猫が失禁・脱糞したところを掃除せねばならないと思うと、気持ちが殺がれてしまったのです。
スーッと面倒になってきて、Q1ちゃんをポイっとその場に放り捨てました。
Q1ちゃんはヘコヘコした腰つきで、いつもの自分の居場所に逃げていきました。

そんなわけで、最後にもう1度F1ちゃんに大好きな水遊びをさせて、以後自制することに決定。
ケージに戻ると、F1ちゃんは濡れた体のまま先ほどと同じ姿勢で丸まっていて、
その傍らにはやはり首から上が濡れたままのM1が寄り添っていました。

F1ちゃんは前回熱湯でヤケドした時と同じように、ギュッと眼を閉ざして身じろぎ一つしません。
デコピンを加えてみても無反応で、唸り返すことすらありませんでした。


382: ◆A6333/vag.
09/01/07 14:26:20 6EvsbHbT0
が、そんなことお構いなしに、F1ちゃんの襟首を掴んで掻っ攫いました。
M1が驚いたような様子で、持ち上げられていくF1ちゃんを見送りました。
M1は、まだヨチヨチ歩いていた頃から一緒に暮らしてきたF1ちゃんのことが大好きなのです。
「ニャオーン」と心配そうに一鳴き。
為すすべもなく、F1ちゃんを見つめるM1でした。

さて、F1ちゃんにはとっておきの水遊びを満喫してもらわねばなりません。
力なく四肢を垂れたF1ちゃんを、まずはキャリーボックスに閉じ込めます。
狭い入り口をくぐる時、ちょっとだけ嫌がって身をよじりましたが、無理やり押し込めました。
キャリーに入ると、再び小さく丸まって大人しくなりました。
もう襲い掛かる運命に抗うことを諦めてしまったかのようです。

さあ、最後の舞台は猫にとっての約束の地、風呂場です。


383: ◆A6333/vag.
09/01/07 14:34:38 6EvsbHbT0
浴槽では、さっきバケツを汲んだ時のまま残り湯が静かに湯気を立てていました。
そのお湯の中に、出入り口を上にしたキャリーボックスをゆっくりと沈めていきました。

F1ちゃんは突如自分が水没しだした事に気づき、ダメージも忘れてパニックを迎えました。
水から逃れようと、出入り口に向かって必死で前脚を伸ばしますが、足掛かりになるものがありません。
バシャバシャ水を掻きながら、「ゴアっ!ガーーーっ!!」と大音量で絶叫する様は悲痛そのものでした。
やがて、とうとうキャリーは完全に水没。
F1ちゃんは水中でボコボコと水泡を吐き出しながら、なおも自由を求めて四肢を振り回していました。

絶叫した口の形でもの凄い形相のままのF1ちゃんと、水越しに眼が合いました。
ここで一旦キャリーを水から上げました。
F1ちゃんは水から上がったことに気づかないのか、激しく暴れ続けましていました。


384:幸福
09/01/07 19:55:21 LmA20tH90
はやく殺せー!!!(笑)

385:黒ムツさん
09/01/07 19:58:53 m31b8YGw0
やめてくれよう。
どうしてそんなことできるんだ。

386:黒ムツさん
09/01/07 22:09:01 hZ+d1DkOO
 ∧_∧
(  ゚ω゚)=3 ハァハァ

思わず両手で顔を覆わんばかりの惨状、
と、言いつつ指の隙間からwktkしながらしっかり見てるw
そんな気分になりますね。

387: ◆A6333/vag.
09/01/08 11:34:48 nsoko3S40
>>381-383のつづき

全身が水に浸かったF1ちゃんは、体毛がぺったりと身体に張りついて、貧相な姿でした。
もう何度も見てきた、恐怖と衝撃に満たされた表情で、不規則な呼吸をしていました。
激しい動揺が見てとれて、F1ちゃんには悪いのですが、笑ってしまいました。
(あー、今こいつ「死ぬかと思った!」とか考えてんのかなーw)と、ニヤニヤが止まりませんでした。

面白いので、少し間を置いて再び水没開始。
F1ちゃんはグングン上昇してくる水面から逃れようと、脱出への報われぬ抵抗をまた始めました。

口と鼻がギリギリ喫水しない高さでキャリーの沈下を停めてみると、
動かなければ何とか呼吸が保てる筈なのに、下手に暴れるから反って水没して水をガブ飲みしました。
溺れるものは藁にもすがる…と言いますが、パニックに陥るとこうも判断を誤るものかと教訓になりました。


388: ◆A6333/vag.
09/01/08 11:35:50 nsoko3S40
と、その時、あまりにF1ちゃんが暴れたためにうっかり手が滑って、キャリーを手放してしまいました。
たちまちゴボゴボっと気泡を吐きながら、F1ちゃんは水中に没しました。
動揺した私は「うーん、どうしようどうしよう(棒読m」と手をこまねくばかりでした。

キャリーの中でF1ちゃんはひとしきりもがいていました。
が、「ん?なんか水が濁ってきたな?」と思った直後、口からドロっと消化しかけの胃の内容物を大量に吐き出しました。
そして、動画をストップさせたかのように、まったく暴れなくなりました。

明らかな様子の変化に気づき、私は急遽キャリーを水から上げました。
キャリーから濁りきった汚水と半分消化されかかったフードがザバーっと吐き出されます。
私はキャリーの出入り口を開き、風呂の洗い場に濁り湯もとろもF1ちゃんを放り出しました。
ずぶ濡れで、痩せ細ったような姿のF1ちゃんは、ぐったりして身じろぎ1つしませんでした。


389: ◆A6333/vag.
09/01/08 11:37:05 nsoko3S40
間髪入れずに、F1ちゃんの後脚を持って逆さ吊りにしました。
そして上下に激しく揺すって水を吐き出させようとしましたが、まったく吐きません。
苛立たしく口の中を見ると、吐きかけの未消化物がたっぷりとノドの奥まで詰まっていました。
仕方なく、口の中に指を突っ込んで、取り除けるったけの未消化物を取り除きました。

その最中、F1ちゃんの下アゴがパカッと1回開きました。
お、蘇生したか?と一瞬思いましたが、それが最後の生体反応となりました。
F1ちゃんの絶命と同時に、野良犬の群れがいるかのような獣臭さが風呂場にたちこめて、息が詰まりそうでした。

哀れ、F1ちゃんは母になる喜びを知ることもなく、推定生後7ヶ月の短い命をここに呆気なく終えたのでした。

(次回、今シリーズ最終回)


390:黒ムツさん
09/01/08 12:34:52 93PtArdlO
 ∧_∧
(  ゚□゚) アァ F1チャン ・・・

なぁ~にぃ~、殺っちまったなぁw

391:黒ムツさん
09/01/08 12:51:46 fBfsdzLyO
GJ!ガンガン殺っちまいな。糞猫なんぞいくらでもいるからな(^_^)v

392:名無しさん@九周年
09/01/08 19:00:50 20z/DLby0
あーやっちゃったねぇw

こっちも首が水面上に出る程度の高さでバスタブ放置をしたことがあるんだけど
勝手に溺れ死んじゃったよ。ゆっくり楽しもうと思ってただ体力を奪うだけのつもり
だったのに
心臓マッサージを施してやったのにそのまま逝っちゃったな。

393:幸福
09/01/08 22:54:32 LQ1IRFn60
フロイデ シェーネル ゲッテルフンケン トホテル アウス エーリズム
殺ってくれました!(歌)

俺は、2度、死地から蘇生させたよ。やっぱり殺したくなるのは、理解できるけど、
へんな憑き物につかれてもこまるからね(笑)

394: ◆A6333/vag.
09/01/09 14:36:13 JvCe62rd0
>>387-389のつづき

そして、黄昏の近づく頃。
M1は、F1ちゃんの亡骸を遠巻きに見つめていました。
まるで近づくことを恐れているかのように、一定以上の間合いを崩そうとしませんでした。

廊下に広げられた清潔なバスタオルの上。
一切の活動を止めたF1ちゃんが、静かに横たわっていました。

生乾きの体毛は、生前の艶やかさからは想像もつかないほど荒れて、毛並みも乱れていました。
半開きの口からは、折れた犬歯と、力なくはみ出しかけている舌がのぞき、
開かれたままの両眼は、早くも瞳孔が濁って、輝きもなく虚ろそのものでした。
背に触れると、死後硬直が緩やかに始まった筋肉から強張りが感じられました。


395: ◆A6333/vag.
09/01/09 14:37:14 JvCe62rd0
Q1ちゃんは、半ガレージのケージに戻して、F1ちゃんの亡骸を見せないよう対処しました。
ずっと一緒に育ってきた、幼馴染みのM1にだけ、彼女を見送らせることにしました。

M1を抱き上げて、F1ちゃんの傍らに降ろしました。
M1は落ち着かない様子でウロウロ歩き、恐る恐るF1ちゃんの匂いを嗅ぎました。
そのままバスタオルの隅っこに腰を下ろして丸まり、黙ってF1ちゃんを見つめていました。

日が沈みかけ、辺りが薄闇に包まれる頃。
私はF1ちゃんをバスタオルに包み、さらにダンボール箱に詰めて、久しぶりにマンションの外へ出ました。
エレベーターも、エントランスも、静寂に包まれていて、誰とも会いませんでした。
私は、埋葬場所を目指して、黄昏の道へ自転車をこぎ出しました。(未完)


396: ◆A6333/vag.
09/01/09 14:38:29 JvCe62rd0
てなことで☆
以上を第1部と位置づけまして、一旦終了します。
ご愛読ありがとうございました。

第2部は、いよいよ、と言うかやっと本題に入っていこうと思います。

成熟して性欲を持て余すM1、自閉的で粗暴な性格に成長したQ1ちゃんの、それぞれの運命。
新キャラF2の出現と台頭。
続々登場してくる子猫たち。
さらに強化された、可愛がりの新アイテム。
そして、儚く散っていく数多の命…。

第2部はそのあたりをモチーフに、これまでより更に緻密な描写を志向していく予定です。
お楽しみに。


397:シュレーディンガー ◆MSTc4A/Vsg
09/01/09 18:55:56 MkoLEIGVO
イイハナシダナー(*´д`*)
vagさん乙ですた。

398:黒ムツさん
09/01/09 19:35:15 t2H+YSTUO
 ∧_∧
(  -ω-) チト サビシクナルナ

A6333/vag.様、乙でした。
レス読む度に〆る意欲が湧く素敵な暴虐ストーリーをありがとうございました。
いずれ描かれる第2部、wktkしながら待ってますね。

399:幸福
09/01/09 20:59:59 pUoyhFse0
乙です。 第一部とても面白かったです。
第二部では、F1や、Q1という名称より、猫のカタカナ名称をしっかり
つけてもらったほうが、より実感が沸くかもです。
続編楽しみにしています。まずは、よりよい創作活動のため十分なリフレッシュを!!

400:黒ムツさん
09/01/09 22:42:29 hioJaY+7O
いつも楽しく拝読させていただいてました。
「猫ちゃんの目に酢酸をさしても痛くないほどかわいらしい」
などといったA6333先生のウイットに富んだ表現、めちゃくちゃ印象に残っております。
第二部も楽しみにしております。

401:黒ムツさん
09/01/10 02:05:19 /HW8WNUb0
◆A6333/vag.先生の文が読めるのはこのスレだけ!w

402:黒ムツさん
09/01/10 12:47:36 sroZj93IO
 ∧_∧
(  ^ω^) ↑

少年◯ャンプかよw

403:黒ムツさん
09/01/10 21:31:44 +AHFNmmB0
幸せそうに餌食べてる猫の頭上からゴムパチンコで
パチンコ玉を思いっきり頭頂部にお見舞いしてやると、
ボコ!という鈍い音とともに頭蓋骨陥没するのかな?
その場合、もれなくブレイクダンスの特典も付くのかな?


404:黒ムツさん
09/01/10 22:45:02 t0c4IrvKO
猫にエアガンかますと垂直跳びを披露してくれるぞ

405:黒ムツさん
09/01/11 07:26:07 +Tpy5qD40
久しぶりに良スレ発見しました。感動した。
◆A6333/vag. さんの第2部に期待。

406:黒ムツさん
09/01/15 13:22:25 cnB0mtcRO
第二部までホシュ

407: ◆A6333/vag.
09/01/17 15:41:51 3L1PjQAD0
>>389のつづき(暇なので、保守代わりの外伝です)

ふと気がついた彼女は、爽やかな風に吹かれて水辺に佇んでいました。

緩やかな起伏を描いて、遠くまで続く鮮やかな緑のカーペット。
そよ風に乗って、草の香りが優しく鼻先をかすめていきます。
小高い丘の向こうには、抜けるように高く青い空が広がり、眩しいほどに白い雲がふわふわと漂っていました。
振り返ると大きな池、いいえ、湖と呼んだほうが相応しいほどに大きな水面が、遠くまで広がっていました。
明るく輝く太陽の光が水面にきらきらと乱反射して、眼が眩みそうでした。

彼女は、ゆっくりとした動作で大きな伸びをしました。
「ここはどこだろう?」とまず思い、そしていつも一緒に過ごしていた仲良しの男の子をきゃろきゃろと探しました。
でも、その男の子は見あたりませんでした。


408: ◆A6333/vag.
09/01/17 15:42:52 3L1PjQAD0
暖かく降り注ぐ光を浴びて、思わず彼女は草の上でころころ転がりました。
生まれて初めて見たのですが、それが自分の大好きなものであることがすぐ分かりました。

背中を草にこすりつけながら、彼女は背中にあった筈のカサブタが綺麗になくなっていることに気付きました。
そう言えば、折れた筈の歯もちゃんと生えているし、クルリと丸まった爪は棘のように尖った先端まで美しく伸びています。
ずっと感じていた痛みや苦しみが、ことごとく消え去っていました。

草原をよく見ると小さな虫たちが、根元を歩き、草の上を飛び交い、せっせと働いていました。
彼女は、ずっと前に仲良しの男の子と黒い大きな虫を追いかけたことを思い出しました。
あれはいったいいつ、どこであった出来事なのだろう…?
すごく昔のような気もするし、ほんのちょっと前のような気もしました。

あの男の子とまた会いたいな…、と彼女はちょっぴり寂しくなりました。


409: ◆A6333/vag.
09/01/17 15:43:52 3L1PjQAD0
草原で小さな虫を楽しく追いかけていると、やがて丘の上に見知らぬ大人の猫が現れました。
彼女はちょっと怖くて、草むらに身を隠しました。
でも、大人の猫は優しい目をしていたので、自分のことを虐めたりしないとすぐに分かりました。

大人の猫は、こっちへおいで、というように目線で合図しながら、元来たほうへ戻ろうとしました。
彼女は素直についていきました。

丘に上ると、遥か彼方に、優しく輝く美しい橋が見えました。
とても美しいのでつい見とれてしまいましたが、大人の猫がどんどん先に行ってしまうので、慌てて後を追いました。

連れられた先には、木々が並び、花々が咲き乱れ、そしてたくさんの動物たちが仲良く暮らしていました。
動物たちはみんな元気いっぱいで、楽しそうにじゃれたり、お昼寝したり、美味しいごはんを食べたりしていました。
猫もいましたし、小鳥もいましたし、見たことのない大きな生き物もいましたが、喧嘩もせず、一緒に遊んでいました。


410: ◆A6333/vag.
09/01/19 12:14:57 NbLUjRP90
彼女はすぐに他の猫や動物たちと仲良くなりました。
同じくらいの月齢のキジトラの女の子と特に仲良くなり、いつも一緒にいました。

キジトラの子は、小さい頃に交通事故に遭って死に掛かったそうです。
道端で苦しんでいたところを、知らない女の人に拾われて大切にされました。
ところが事故の後遺症で、自力で歩けず、オシッコもできず、ずっと苦しい日々を過ごしました。
保護してくれた女の人は、何度も病院へ連れていってくれて、寝ずに看病もしてくれました。
でも、残念ながら元気な姿には戻れず、ある朝力尽きたそうです。
気がつくとやはりこの場所に来ていて、それからずっとここで暮らしているそうです。


411: ◆A6333/vag.
09/01/19 12:15:57 NbLUjRP90
話を聞いた彼女は、自分がどうしてここに来たのか覚えていないことに気付きました。
それを話すと、キジトラの子がこっちへおいでというように歩き始めました。

連れられて来たのは、小さな泉の前でした。
なんでも、そこを覗き込むと、自分が暮らしていた頃のこと、
自分が旅立った後の様子などが泉に映し出されるということでした。

彼女は泉の前に立ち、鏡のように青空と雲を反射している水面を見つめました。
すると、水面にもやもやと別の世界が映り始めました。


412: ◆A6333/vag.
09/01/19 12:16:57 NbLUjRP90
あ!あの男の子!

檻の中に猫が2匹閉じ込められていました。
そのうちの1匹は、懐かしいあの白黒模様の男の子でした。
いえ、もう男の子と呼ぶより一人前の雄猫と呼ぶほうがしっくりするくらい、大きくなっていました。
最後に会った時よりずっと痩せた感じで、どうしたことか左目がドロドロに膿んだように塞がっていました。
元気がなくて、汚れた毛布の上に横たわったままぼんやりと暗がりを見つめています。

もう1匹は見たことのない茶トラの子猫でした。
まだ生後2ヶ月くらいでしょうか?
こちらは元気で、ころころと雄猫の周りで遊んでいました。
ところがよく見ると、犬歯が1本もありませんでした。


413:黒ムツさん
09/01/19 15:16:07 jBl82cVYO
 ∧_∧
(  ^ω^) ♪

心暖まるお話しかと思いきや・・・ニヤリ

414:黒ムツさん
09/01/19 20:07:35 doEd/A6nO
◆A6333/vag.氏の第二部がきましたな
続きを期待してますアゲ

415:黒ムツさん
09/01/19 20:52:43 OrzOt9w70
◆A6333/vag氏は神だな
これからも期待しやすぜ

416:黒ムツさん
09/01/20 03:07:36 rjN911/40
外伝だろwおちつけww

417: ◆A6333/vag.
09/01/20 21:34:34 KCAFpFbZ0
>>407-412のつづき(完全に余興ですw)

その時、檻が置かれている部屋の扉が開き、人間が入ってきました。
泉から見る光景は、人間よりも高いところから見下ろすもので、人間のボサボサ頭がよく見えました。
彼女は、その姿を見た瞬間ブルッと身体が震えました。

にゅーっと自分に向けて伸びてくる手。
その手に掴まれると、その後痛い思いをしたり、苦しい思いをしたり…
狭いところに閉じ込められて、全身が水に浸かって…

彼女は自分の最期の場面を思い出しました。
途端に、恐ろしさで全身がブルブルと震えてきました。
キジトラの子がそれに気付いて、そっと寄り添い背中を舐めてくれました。


418: ◆A6333/vag.
09/01/20 21:35:35 KCAFpFbZ0
部屋に入ってきた人間は檻の前でしゃがみました。
泉から見下ろしている彼女からは、背中しか見えません。
茶トラの子猫が転がる姿が、背中越しにちらちら見え隠れしました。

人間は扉を開け、子猫をつかみ上げました。
子猫は無邪気な様子で、されるがままでした。

人間は子猫の口を強引に開けさせ、手に握っていた小さな粒を、そこにポンと入れました。
子猫はちょっとだけ嫌がるそぶりを見せましたが、吐かずにそれを飲みこみました。
何を飲まされたのかは分かりません。

オス猫は檻の中から、その様子を隻眼で見上げていました。
その視線が、反対側から見下ろしている彼女の視線と絡み合いました。


419: ◆A6333/vag.
09/01/20 21:36:48 KCAFpFbZ0
彼からも彼女の姿が見えるのは意外でした。
彼はとても驚いた様子で、開いている右目を大きく見開いて、一心不乱に彼女を見つめていました。

ニャオーンと彼女は遠吠えのように鳴きました。
それに応えるように、彼もニャオーンと鳴きました。

が、2匹の視線の間に人間の姿が割って入り、彼の姿は見えなくなりました。
同時に泉にさざなみが立ち、元のように青空を映す水鏡に戻りました。

草の香りを乗せた清々しい風が、彼女の柔らかな体毛を撫でていきました。
辺りは暖かでしたが、いつの間にか小さく丸まっていた彼女の身体は、まだブルブルと震えていました。


420:黒ムツさん
09/01/21 16:26:22 s92i5VwAO
余興のはずの外伝があまりに面白くて全部読み返した。
感動した。続きに期待しています!

421:黒ムツさん
09/01/21 18:59:12 0G13iop4O
震えてるってことはF1はあの世でも可愛がられる?こんどは糞の橋渡れないからエンドレスだね(笑)

422:黒ムツさん
09/01/21 20:58:58 0E+cCp1wO
うそーん

423:わんにゃん@名無しさん
09/01/21 21:36:45 oGCLIMy40
>>421
お前の国語能力が0なのがわかるな

424: ◆A6333/vag.
09/01/22 09:16:39 +hE9dG1e0
>>417-419のつづき(書いてて眠ってしまいそうですw)

夜は、満天の星空でした。
大きくてまん丸なお月様が丘の彼方に静やかに浮かび、柔らかな光線で草原を照らしました。
大地には日中の温もりがほのかに残り、寒さはありません。
夜行性の猫たちは、今こそが我らの時とばかりに、大いに駆け回り、はしゃぎました。

遊び疲れるとふかふかの草のベッドで休みました。
誰からともなく集まってきて、みんな一緒に猫団子で眠れば幸せもひとしおです。
寝相の悪い子がごろんと寝返りを打って、下敷きになった子がふがふがと這い出て、またむにゃむにゃと眠ります。
ふと、ある子が寝言で寂しそうに鳴きました。
大好きだった飼い主さんの夢でもみているのでしょうか?

そんな猫たちを見守りながら、お月様は丘の上から天空高く駆け上り、夜は次第に更けていきます。


425: ◆A6333/vag.
09/01/22 09:17:42 +hE9dG1e0
ある日の朝。
ここでの日々に慣れてきた彼女は、素敵な光景を見ました。

みんなで転げまわっていたところ、不意に1匹の猫が遠くを見てハッと立ち止まりました。
彼女やみんながきょとんとしてその子を見ると、その子の瞳は、身体は、歓喜の光に満ちていました。
そして精一杯の力で、草原の海原に向かって駆け出しました。

駆けてゆく先には1人の人間がいて、少し震える大きな声で「…!…!」とその子の名前叫びながら、こちらも夢中で駆けていました。
1匹と1人の間の距離は縮まり、やがて1つになりました。
駆けていった猫は、興奮気味にごろごろ鳴き続けながら、やっと再会できた飼い主さんにその小さな身体を懸命にこすりつけました。
飼い主さんはその身体を撫で、抱き上げ、頬ずりし、キスをし、無償の愛情でその子を包みました。
飼い主さんの目からは、暖かい涙が溢れていました。


426: ◆A6333/vag.
09/01/22 09:18:43 +hE9dG1e0
彼女はその美しい光景を見て、とても嬉しく感じました。
まるで自分の身に起きたことのように、喜びが溢れてきて、幸せな気持ちになれました。

再会の喜びが一段落すると、飼い主さんに抱かれたその子がみんなの傍に戻って来ました。
お別れの時が来たのです。

燦々と降り注ぐ太陽の光の下。
見送る猫やその他の様々な動物たちと、見送られる猫は、名残惜しそうに暫く見つめあいました。
やがてその子がニャオーーンと高く長く一鳴きすると、飼い主さんは歩き始めました。

行く先は、丘の上から見えたあの美しく輝く橋です。
動物たちに見送られながら、1匹と1人はゆっくりと橋に近づき、そして橋の途中で輝きに包まれて見えなくなりました。


427: ◆A6333/vag.
09/01/23 10:40:26 /ri0AhRr0
それから数日後。

いつものように皆で楽しく駆け回っていると、また1匹の猫がハッと立ち止まりました。
「あ、お迎えが来たんだ、いいな」と利発な彼女にはピンときました。
案の定、遥か先に人影が見えていて、立ち止まった子はパッと駆け出しました。

ところがです。
途中まで元気いっぱいに駆けていたその猫は、
途中で高くジャンプすると、今度は大急ぎで彼女たちのもとへ戻ってきてしまいました。
彼女は訝しく感じました。
でも彼女以外の子たちは特に驚いた様子はありません。

遠くに見えた人間は、大きな声で「…ちゃん!…ちゃん!」と涙声で呼びながら、小走りで駆けてきます。
太った女の人で、駆けるのは遅かったです。


428: ◆A6333/vag.
09/01/23 10:41:30 /ri0AhRr0
呼ばれている子は、その人間から逃げ続けました。
とても興奮していて、全身の毛が逆立ち、尻尾が大きく膨らんでいました。

彼女はどうなることかと心配しながら様子を見ていました。
すると、最初に彼女を案内してくれたあの大人の猫が現れて、人間の前に立ち塞がりました。
大人猫と人間はしばらく向き合っていましたが、やがて人間は踵を返しました。
がっくりと肩を落として、うつむきながらとぼとぼと草原の彼方へ歩いていきます。

あとになって逃げ回った子に話を聞いてみました。
その子が言うには、あの人間にとっては自分が一番大切なペットだったつもりらしいけれど、
あの人間より美味しいご飯をくれて優しかった人間はたくさんいたし、
はっきり言うと、あの人間は気分次第で言うことやることが違ったから嫌いだった、ということでした。
難しいものです。


429:黒ムツさん
09/01/23 17:09:40 2pGqG1yK0
◆A6333/vag.はプロの小説家なんじゃないか?

430: ◆A6333/vag.
09/01/27 06:49:47 VsoxJJDp0
>>424-428のつづき

また別のある日。

ここ2、3日元気のない猫がいました。
茶と白の毛色の、1歳くらいのオス猫でした。
遊びの輪に入らず、草の上で香箱座りしたきり、たまに溜息をつくだけで、まるで魂が抜けたような様子です。
まあ、現状以上に魂の抜きようもありませんが。

彼女はその猫が気になり、チラチラと様子を窺っていました。

ところがその日、茶白のオス猫は疲れた様子で立ち上がり、ふらふらと歩き始めました。
ちょうど近くにいた彼女は胸騒ぎを覚え、オス猫からつかず離れず距離を保ちつつ見守りました。


431: ◆A6333/vag.
09/01/27 06:50:48 VsoxJJDp0
オス猫は、みんなのいる場所からだんだん遠ざかっていきます。
追いかけていた彼女が振り返ると、みんなの姿はキャットフードのカケラよりも小さく見えました。
丘の彼方の輝く橋も、そこからだと小さく見えました。
オス猫は歩みを止めません。

さらに進むと、太陽が傾いて日差しが弱まってきました。
黄昏が下りてきて、彼女の影が草原に長く伸びました。
太陽が浮かぶ地平の反対からひんやりとした風が吹いてきて、ちょっと肌寒くなってきました。
それでもオス猫は歩みを止めません。

やがて空は藍色に暗く染まり、その空よりも暗く重苦しい雲が広がってきました。
彼女は寒さでブルッと身震いしました。


432: ◆A6333/vag.
09/01/27 06:51:50 VsoxJJDp0
とある崖の淵で、オス猫の姿が見えなくなりました。
まるで消えてしまったように、フッといなくなってしまったのです。
彼女は淵に駆け寄り、そして驚愕しました。

崖の下には、暗いじめじめした土地が地平の彼方の闇の中まで広がっていました。
その土地に、びっしりと動物たちがひしめいていました。
彼女には知る由もありませんでしたが、その大半は人間が「牛」「馬」「豚」「羊」「ニワトリ」と呼んでいる動物たちでした。
どの子も一様に目が虚ろで、希望も絶望も忘れた様子でウロウロと彷徨ったり、自分の身体に噛み付いたりしていました。

よく見ると猫など小動物もウジャウジャいて、彼女が追ってきたオス猫の姿も見えました。
オス猫は湿った汚泥にゴロンと横たわり、何もかも面倒くさそうに溜息をつきました。
いったい彼に何があったのでしょう。


433:黒ムツさん
09/01/27 16:43:42 UIJAtLAa0
続きキターーーー

434:黒ムツさん
09/01/27 19:14:45 aRX0JJ4eO
 ∧_∧
(  -ω-) ♪

彼女の居る所は天国なのかそれとも煉獄なのか、動物達の默示録と云った趣きですね。
ダンテの「神曲」を彷彿とさせるストーリー展開、続きを楽しみにしてます。

435: ◆A6333/vag.
09/01/27 21:17:43 VsoxJJDp0
>>430-432のつづき

眼下の風景の広大さと異様さに圧倒されて、彼女は呆然としました。
冷気をはらんだ嫌な風が吹いてきて、彼女の柔らかな体毛は不快感でゾワゾワと逆立ちました。
一刻も早くこの場所から立ち去りたいと、彼女は本能的に感じていました。

が、気持ちとは裏腹に、彼女は暗がりに蠢く動物たちを凝視せずにいられませんでした。
だんだん意識が朦朧としてきて、フラフラと崖に向かって足を踏み出していました。
淵に近づくほどに、忌わしい冷気がまとわりつき、動物たちの獣臭い吐息のニオイが鼻に迫りました。
静まり返っていたと思われた地平は動物たちの苛立ちに満ち満ちていて、
気圧された彼女は、得体の知れない罪悪感に襲われて身体がブルブル震えました。

いつの間にか彼女は、冷たく穢れた湿地を歩いていました。
血と腐敗の匂いがムッと鼻をつきました。


436: ◆A6333/vag.
09/01/27 21:18:52 VsoxJJDp0
崖の下です。

遠目には分かりませんでしたが、多くの動物たちは深い傷で血まみれでした。
首がパックリと切り裂かれていて、呼吸するたびにヒューヒューと気味の悪い音が漏れていました。
お腹が切り裂かれていて、胃や腸がだらしなく垂れて腐敗していました。
眼は光を失っていて、死んだ者のように濁っていました。
口からは泡のように白濁した唾液が垂れ下がって饐えたニオイを放っていました。

死んでいるのと変わらないのに、彼らはそこに立っていました。
無意味に行ったり来たりし、延々と首を左右に揺らし、別の子に激しく突進し、
自身の腹を噛んで血が噴いても止めず、また尻尾を噛みすぎて食いちぎり、
行える自虐の限りを尽くしながら、それでも意識は途切れずそこに立ち尽くしていました。


437: ◆A6333/vag.
09/01/27 21:19:59 VsoxJJDp0
彼女は、薄れた意識の中で動物たちの自虐の理由を感じました。

彼らは、あの輝く橋を渡って幸せになるよう祈られて素直にやってきたものの、
それきり誰も迎えに来ることなく、永遠に忘れ去られてしまった動物たちでした。

橋のほとりで待っていても、誰も迎えになんて来ません。
そこで待っていることすら忘れているのに、誰が迎えにくるものでしょう?
忘れ去られたことに気付くと、明る過ぎる日差しが苦痛に感じられるようになりました。
光を逃れるように、より安らぐ方に進み、この夕暮れ地区にたどり着いたのです。

凍てつく風と、湿って穢れた土地は、彼らに痛みを齎しました。
でも、痛みを得ることでしか彼らは自分が自分であることを実感出来ませんでした。
産まれ、生き、死に、死後の在り様まで、全て決められ翻弄されてきた身には、自虐と自傷だけが唯一の自由なのでした。


438:黒ムツさん
09/01/27 23:52:34 aRX0JJ4eO
 ∧_∧
(  ゚ω゚) !

やはり煉獄・・・否、無間地獄ですか。
所詮猫は愛玩奴隷、死してなお、福音がもたらされる事はないのか。

彼女の魂に呪・・・もとい、幸あれ。

439: ◆A6333/vag.
09/01/30 09:20:21 Tz+rjVB70
えー、お話の途中ですがご報告させて下さい。

>>64のつづき

昨夜、かねて目をつけていた廃マンションからやや離れた場所で、
白茶黒の古典的三毛猫ちゃんの捕獲に成功しました!パチパチパチ

罠を仕掛けてから、僅か3日の顛末でした。
恐らく餌やりババアのおかげで人間に馴れていたんでしょうね。

身体は、成猫まであと1、2歩といった感じのあどけなさが残ってます。
先週くらいまで発情してギャーギャー騒ぐ鳴き声が聞こえていたので、もしかするとこの個体かも知れません。
だとしたら、いきなり受胎済みの親子丼ゲットかもです。

また報告します。


440: ◆A6333/vag.
09/01/30 10:12:44 Tz+rjVB70
続報です。

体重:2,860g
首輪:なし
ツメの手入れ跡:なし
歯は、おそらく永久歯と思われる歯がキレイに生え揃っている
お腹に手術跡は「ありません」。やたっ☆
毛ヅヤは悪くなく、特に痩せてもいないので、栄養状態は悪くなかった模様
アゴの下に毛の脱落あり
乳首がやや膨らんでいる感じ

以上を以て、推定生後5~7ヶ月程度と推定しました。
もう朝から妄想が広がって仕方ありませんw


441: ◆A6333/vag.
09/01/30 10:21:55 Tz+rjVB70
くー、今日は「祝福のカンパネラ」の発売日でもあるんですよねっ。
猫ちゃんも構いたいし、ゲームもしたいし、迷いますぅぅぅw

>>399 幸福氏
良かったら、今回の三毛ちゃんに可愛い名前をつけてあげて下さいっ。


あー、舞い上がってますー。


442:ひよこ名無しさん
09/01/30 11:23:59 h57TaZbC0
そんなにネコが欲しかったら保健所で貰ってきなよ。

443:名無しさん@ピンキー
09/01/30 21:15:41 9Ext+Slm0
>>441
この変態!

444:黒ムツさん
09/01/30 21:21:11 09Vzy1c60
主様はリアル猫に夢中?

てか、M1とかQ1は実際には飼育してないの?

445:黒ムツさん
09/01/30 22:06:07 T5D9mPezO
>>444
実際に飼育してんのがバレたらターホされちゃうだろw

446:黒ムツさん
09/01/31 21:36:00 ACx/Czp0O
 ∧_∧
(  ^ω^) ~♪

>>441
新しい犠牲者・・・げふんげふん、三毛猫ちゃんですか。   ニヤリ
御報告はゲームを堪能後で全然構いません、楽しみにしてます。

447:黒ムツさん
09/02/03 14:45:47 Jn9nxGtvO
>>446
そうやって甘やかすから益々遅筆になるだろうが。

448:黒ムツさん
09/02/03 21:31:53 KDv5YXjuO
ニートだから厳しくしたらだめでしょ!
めっ!

449:幸福
09/02/04 23:41:21 hWAXXXBB0
では、今回の三毛ちゃん=マサノ にしてください。
二十歳の頃、バイト先にいたお嬢様難関大学に通う超美人の女の子の名前です。
あれからはや十数年ここにその名を復活させてください。

450:幸福
09/02/09 22:50:17 ksHAzK9s0
あと サナエなんてのもよい。 大学院のときので、同様の理由でね。

子猫 サナエ に 子猫 マサノ。。。  思いっきり調教して締め上げてやってくれ。

451:黒ムツさん
09/02/09 23:12:58 gP1vs9KLO
>>450
虐待される猫の名前をリアル知人(振られた相手か?)
に希望するとはさすがに引くな、人として。キモい。

452:黒ムツさん
09/02/11 02:14:29 8XTJKY2gO
>>451
仕方ないさ それが黒ムツって連中の本質なのだから・・・

453:養殖 ◆A6333/vag.
09/02/11 11:07:48 QiuGQv+x0
捕獲した猫は、先週私が目を離している隙をついて、脱走してしまいました。残念です。
が、共に数日過ごしていろいろ勉強させて貰えたので、
その子をモデルに、マサノちゃん(仮)として作中に登場してもらおうかと思います。

>>443
ありがとうございます。

>>444-445
そんなわけで、いま手元にはいません。

>>446-448
鋭意妄想中です。

>>451-452
それが愛ですよ。


454:黒ムツさん
09/02/12 17:06:30 g8f1P020O
>>453
お前自分の子供もシッカリ愛してやれよ(笑)

455:黒ムツさん
09/02/13 22:52:25 P/kH88/hO
 ∧_∧
(// -ω-) ポッ

>>454
「自分の息子もシッカリ愛撫してやれよ」なんてふしだらです///

456:黒ムツさん
09/02/14 01:38:28 j4IoijjKO
 _,,_  パーン
( ^o^)
 ⊂彡☆))q^) >>455

457:黒ムツさん
09/02/14 11:10:41 7M20JOHHO
 ∧_∧
(# ゚д゚) !

>>456
うっ、殴ったね、親父にもぶたれた事ないのn(ry

458:幸福
09/02/14 23:04:14 Nr7RHYr70
マサノちゃん(仮) → ありがとうございます。

人として。キモい。 → 「総じて黒ムツは爽やかであると言い難い」ことは誰しも認めるところ
ではなかろうか。

黒ムツって連中の本質 → 溢れる愛情をバラエティー富んだ形で表現できる人たち。

そんな私はパパだったりして。 人は見かけでわかるものではない。


459:黒ムツさん
09/02/15 00:34:24 9Ccpf6dtO
>>458
×溢れる愛情→○残忍な感情
×バラエティー富んだ形→○歪んだ形

460:養殖 ◆A6333/vag.
09/02/15 05:48:48 9T5HyXah0
>>458
ウジウジした黒ムツはいけません。
黒ムツはいつでも、爽やかな笑顔で、愛くるしく前向きであるべきと思います。


461:黒ムツさん
09/02/17 05:25:59 W5NUrClEO
>>458
お前の子供もバラエティー豊かな愛情で溢れるほど愛されれば良いですね(笑)

462:黒ムツさん
09/02/18 10:17:27 EYpdIJtVO
>>458
誰かがあなたの子供を拉致して前歯を抜いたり指先ごと爪を切り落としたり
瞼にアロンアルファ流し込んでも親切な人に豊かな愛情表現をされたと思って
くださるんでしょうね。とても寛大な方なんですね!

(笑)

463:黒ムツさん
09/02/18 23:42:06 BncI4m2a0
人を殺したくてたまらない異常者出没、通報もんだろこれ。

464:黒ムツさん
09/02/19 13:43:37 ar0MiE36O
>>463
この板は妄想文を書く所なんでしょ?しかも「誰かが」と書いてある。
>>458のパパさんが虐待=バラエティー豊かな愛情表現と宣ってるから
「あなたのお子さんもバラエティー豊かに愛されると良いですね」
と祝福をしてあげただけ。むしろ我が子の「そういう姿」を見たいのは
>>458さんご本人なんじゃないですかねぇ?ご自身に縁のあった
実在の女性の名前を虐待文に登場する猫にして欲しいとせがむような
お方ですから(笑)

465:黒ムツさん
09/02/19 19:19:01 zZ1F/HVLO
 ∧_∧
(  ・ω・) be cool down

バレンタインデーに女の子は、好意を寄せる男の子にチョコレートを送ったりするよね。
でも愛猫家は猫にチョコレートを送ったりはしない、テオプロミン中毒にでもなったら大変だもんね。
人間に対する愛し方と、猫ちゃんに対する愛し方は違うのが当たり前でしょ。
僕達は猫ちゃんの愛し方が「ちょこっと」人と違うだけさw

466:養殖 ◆A6333/vag.
09/02/19 21:43:03 92VvTd580
こういうの好きだなあ。


炭酸ガスが送り込まれ、約20秒で犬たちは意識を失い始め、
約50秒後、最後の秋田犬が天を仰ぐように首を持ち上げて、倒れ込んだ。

別室では、あの母犬と子犬たちが麻酔注射による処置を受けていた。
成犬は通常、ガスで処分されるが、最期は母子でとの職員の精いっぱいのやさしさだった。
導入麻酔で意識がもうろうとした母犬を職員がやさしくなでる。
親子を隔てていた壁を取り去ると、母犬はふらふらしながら子犬たちに寄り添い、
2度目の麻酔で母子は眠るように逝った。


467:黒ムツさん
09/02/19 22:49:17 zZ1F/HVLO
 ∧_∧
(  -ω-) イイ ハナシダナァ

>>466
そこに「愛」があれば、どんなに残酷な現実も美しいのですね。
僕もそんな「愛」のある虐待をしt

・・・間違えたw、虐待妄想文を書きたいなぁ。

468:黒ムツさん
09/02/20 17:00:16 jBxcutCP0
>>466
スレ違いだろ、カス

469:黒ムツさん
09/02/21 18:44:13 BR3YLy9v0
>>466

わんこの話はヨソでやれ

470:黒ムツさん
09/02/22 01:40:23 vak7oNhxO
>>467
お前いつも媚びてばかりでキモイ奴だなぁ

471:黒ムツさん
09/02/22 17:30:31 v7jF8Y9o0
youtube で、たくさん子猫を食っている動画を見たことあるな。
バリバリ喰ってたよ。やはり、猫は所詮、獣だなっと思った。

472:黒ムツさん
09/02/22 18:40:45 HavTfknxO
 ∧_∧
(  ;ω;) ウルウル・・・

>>470
キモイいわれた(泣





ちょっとぬこ〆てくる。

473:黒ムツさん
09/02/23 06:10:13 2YlYbl/hO
>>472
キモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイ
キモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイ
キモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイ
キモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイ
キモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイ
キモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイ
キモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイ
キモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイ
キモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイ
キモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイ
キモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイ

474:黒ムツさん
09/02/24 02:19:51 wvXkUmF90
>>473
やめなさい!君のせいで罪のある害獣が死んで逝くじゃ無いか!

475:黒ムツさん
09/02/24 05:26:34 lqQuMN3kO
>>474
別にキモいモノはキモいでいいんじゃない?だいたい虐待したいやつは
自己責任で動物を〆ているハズだろ?誰かのせいにして『〆る』とかさ、
なんか黒ムツって言われてる連中はつくづくその辺りの言い繕いが浅いよな。


476:黒ムツさん
09/02/24 20:27:40 JQ6LT5wsO
 ∧_∧
(  ・ω・) キモクナイモンッ

所詮、後付けの理由だし、きっかけなんか何でもいいんだけどね。
「太陽が眩しかったから」とか「月曜日が嫌いだから」とかさw

アハハハハハハハ

477:オグリッシュ
09/02/25 15:32:48 SeyU5PXYO
楽しいから

理由はそれだけさ

478:黒ムツさん
09/02/25 23:43:45 R3rtkQ+UO
>>476
それが本音だよな、充分キモいわw

479:黒ムツさん
09/02/26 00:07:10 kfMarFYvO
 ∧_∧
(  -ω・) ツマラナイ ヤツダナ

> それが本音だよな、

ん~、気の効いたギャグだったのに、元ネタを御存知なかったかw
こりゃ残念。

480:黒ムツさん
09/02/26 04:32:09 ePuAkNvFO
>>479
あらまムキになっちゃって。AAで腹話術してないと不安なの?w
媚び媚びでヌルいレスばかりして、キモいよ、キモいww恥を知れw

481:黒ムツさん
09/02/26 21:07:39 kfMarFYvO
 ∧_∧
(  ・ω・) ~♪

ムキになんかなってないもんっ、顔真っ赤で必死なだけだもんっ。
・・・さて、ヌルいのはお嫌いな誰かさんの為に、今回は少々ハードに〆てみようと思う。

【〆鯖1】
今回の犠牲者はサバトラ柄の野良猫だ、以前から餌付けしていたので捕獲は容易だった。
暫くは、普通に飼って可愛いがってやるつもりだったが気が変わった、虹の橋(笑)を渡ってもらおう。
自宅の地下室に餌を持って行く、猫は足音を聞き付けて扉の前で待っていた。
これが最後の晩餐、僕は猫を〆る前には御馳走を振る舞う事に決めている。
<続く>

482:黒ムツさん
09/02/26 21:34:06 kfMarFYvO
【〆鯖2】
餌皿の替わりにしてる灰皿に餌を盛り付けて床に置く、いつもと同じ食事風景。
ただ違う点が2つ、いつもの安価なドライフードではなく少々高い餌と、そこから伸びる電気コード。
コードは壁のコンセントから繋がっていて、途中にスイッチとブレーカーが付いている。
猫が御馳走に夢中で無防備な所を見計らってスイッチを入れる。
「ビクンッ」
感電した猫が飛び上がるのと同時にブレーカーが落ちる。
猫は顔を掻きむしって何が起こったか判らないと云った表情で再び餌を食べようとする。
そこに合わせて再びスイッチを入れる。
<続く>

483:黒ムツさん
09/02/26 21:52:40 kfMarFYvO
【〆鯖3】
猫は再び感電して激痛に飛び上がる、さすがに懲りたのか餌を食べようとしない。
愉快なリアクションに充分笑わせて貰った、そろそろ本格的に虐める事にしよう。
ちょっと困った表情をしてる猫を抱きかかえると不満げに「ニャア」と一声鳴いた。
恋人を愛撫する様に猫の背中を撫でてやる、まさかこれから地獄を見るとは夢にも思ってないだろう。
僕はおもむろに猫の尻尾を掴んで渾身の力で壁に叩き付ける。
地下室の壁はコンクリート打ちっ放し、そこに何度も叩き付ける。
「ギャアアア」
地下室に猫の絶叫が響き渡る。
<続く>

484:名無しさん@九周年
09/02/26 21:58:39 tIDofPNL0
支援

485:黒ムツさん
09/02/26 22:06:39 kfMarFYvO
【〆鯖4】
尻尾を持つ手が滑った、結果として猫を壁に投げ付ける形になった。
壁には猫の血がべったりと付いてしまった、後の掃除の手間を考えて少し気分が醒めてしまった。
床に落ちた猫はよろよろとした足取りで僕から逃れ、普段寝床にしている段ボール箱の中に隠れてしまった。
なんか殺る気も失せたので今日はこの辺で勘弁して、止めを刺すのは明日にしよう。
結構ダメージを与えたから明日まで生きてられるか、死んだら死んだでそれは仕方ないな。
<続きは明日>

486:黒ムツさん
09/02/26 22:09:54 kfMarFYvO
 ∧_∧
(  ^ω^) >>484サン シエン カンシャデス

487:黒ムツさん
09/02/26 22:48:31 tIDofPNL0
>>486
いえいえ~w
明日続きを読むのが待ち遠しいですよ

488:黒ムツさん
09/02/27 21:07:18 0BnDPtt7O
【〆鯖5】
仕事を終え帰宅して、真っ直ぐに地下室へ向かう。
猫は生きていた、扉を開けた僕の姿を見ると寝床の段ボール箱に逃げ込みこちらを見ている。
僕は猫が死なずに済んだ事を素直に喜んだ、まだ楽しめる、あれ位で壊れる玩具に価値はない。
先ず手袋を装備する、引っ掻かれても大丈夫な厚手の皮手袋を用意した。
服装も前もって着替えてある、返り血を浴びても構わない安物だ。
そしてナイフ、コレクションの中から装飾を廃した実用的な物をチョイス、片刃の登山ナイフだ。
左手にそのナイフを握り扉を閉める、楽しいショーの始まりだ。
<続く>

489:黒ムツさん
09/02/27 21:45:09 0BnDPtt7O
【〆鯖6】
段ボール箱から覗くサバトラ柄、近づいて箱ごと持ち上げようとしたら中から飛び出して逃げ出した。
しかしその段ボール箱以外何もない四畳半程の地下室に逃げ場はない、捕まえるのは容易かった。
猫は激しく身をよじり、引っ掻いたりと抵抗するが皮手袋に阻まれこちらにダメージはない。
仰向けに押さえ込んだ猫の四肢それぞれの付根に、細い針金を止血のためにきつく巻いて縛り付ける。
そしておもむろにナイフを猫の後脚に振り下ろす。
「フヒギャオオオオ」
心踊る絶叫をBGMに脚の筋肉をナイフで削ぎ落としていく。
<続く>

490:黒ムツさん
09/02/27 22:18:31 0BnDPtt7O
【〆鯖7】
猫は恐怖の形相を顔に貼り付かせたまま絶え間なく絶叫を繰り返している。
筋肉をズタズタに削ぎ、覗いた骨をナイフの柄で叩き折る、残った肉を切り、これで後脚を切断出来た。
地下室には血の匂いが漂う、そしてもう片方の後脚を同様に切断してる最中に別の異臭が。
激痛と恐怖で猫が失禁と脱糞をしたのだ、しかし僕はそんな事お構いなしに残った前脚の切断に取り掛かる。
四肢全てを切断し終わった時点で猫が静かになってる事に気付いた、口から白い泡を吹いて失神している様だ。
僕はポケットからライターを取り出す。
<続く>

491:黒ムツさん
09/02/27 22:28:25 yzW5G9Kb0
おい、何をする気だ。
まさか傷口を焼いて止血する気か?

492:黒ムツさん
09/02/27 22:43:12 0BnDPtt7O
【〆鯖8】
失神してリアクションがないのは面白くない、気付け代わりに猫の鼻をライターの炎で焙る。
「ギヒョオオッ」
変な叫び声に思わず笑った、猫は逃げようとするが脚がないのでその場でジタバタするばかり。
尻尾を掴み猫を持ち上げ、下からライターで顔を焙る、炎から逃れようと必死に身体を反らせる。
血塗れでジタバタするその必死な姿に笑いが止まらない、久々に心の底から笑わせて貰った。
これで充分に楽しませて貰ったので、最近お気に入りの方法で止めを刺す事にした。
尻尾を掴んだ手を放す、猫は頭から落ちた。
<続く>

493:黒ムツさん
09/02/27 23:27:54 0BnDPtt7O
【〆鯖9】
床に落ちた猫の頭を皮手袋を外した手の平でそっと撫でてやりながら声を掛ける。
「ありがと、楽しかったよ・・・アディオス」
僕は立ち上がり猫の頭に足を乗せ、全体重と渾身の力で潰していく。
猫の頭部は歪み眼球が押し出され、首から下は最後の抵抗とばかりに激しく暴れる。
やがて、足裏に頭蓋骨が砕ける感触が伝わると共に数回の痙攣を最後に猫は動かなくなった。
足を退かすと眼球は潰れ、耳から中身がはみ出している、それを見て僕は深い充実感を噛み締めながら、後片付けを始めた。

<〆鯖 終 >

494:しいたけお
09/02/27 23:48:41 gHNvWeuI0
のぅまく さんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん

のぅまく さんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん

のぅまく さんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん



495:黒ムツさん
09/02/28 00:50:54 D1/kNtliO
 ∧_∧
(  ・ω・) ダソク

おっと、またうっかり忘れてたよw
「このレポートはフィクションです、実在の人物及び猫とは関係ありません」
・・・これでおk。

496:黒ムツさん
09/02/28 01:01:05 kItlwjSC0
スレ主と比べれば文章力が著しく低い。
他のスレに書いた方がいいんじゃないか。
しかし、乙。

497:黒ムツさん
09/02/28 04:47:16 rW00hhxNO
黒い猫の人か、乙
四肢を焼いて止血したら、どのくらい生きるんだろう
自分の脚とか食うのかな

498:黒ムツさん
09/03/01 06:35:37 tM23dHAjO
雰囲気を味わえる良作ですね。

499:黒ムツさん
09/03/04 01:18:24 DyaFN0S/O
やっぱり顔文字の文では燃えないな・・・無理やりに残虐性を
アピールしようとし過ぎてるのがかいま見えて萎える 革手袋程度で
怪我を一切しないのもリアリティに書ける 一応乙 でも次はいらない

500:黒ムツさん
09/03/05 08:56:58 +LGP9iAyO
>>481
煽りあいじゃあんなに即レスで返してたのにw

501:黒ムツさん
09/03/05 15:22:11 lVx3rq5cO
 ∧_∧
(  -ω-) イツモ ココニ ハリツイテル ワケニモ イクマイ

>>500
う~ん、煽った記憶はないんだけどなぁw

> スレ主と比べれば文章力が著しく低い。
> やっぱり顔文字の文では燃えないな~(中略)~リアリティに書ける

自分のレポートを読み返し己れの至らなさに赤面、精進しないとね。

502:黒ムツさん
09/03/06 02:34:27 iZQwixFWO
>>501
おまいは煽ってないよな、スルーできないだけだよな(笑)

503:黒ムツさん
09/03/08 15:24:25 64jdI9GmO
>>495
乙です、楽しませていただきました。これからも御投稿よろしくお願いしますね


504:養殖 ◆A6333/vag.
09/03/08 16:27:12 I4QapWTP0
こんにちは。
第2章の準備編として、その後の経過を「創作ノート」を見ながら簡単にまとめておこうと思います。

短編ですし、第1章の頃よりゆっくり書き進めていきますので、予めご了承ください。


505:養殖 ◆A6333/vag.
09/03/08 16:27:46 I4QapWTP0
★★ 第1.9章 ★★(>>394-395のつづき)

ニャオーン、ニャオーン、ニャオーンと、M1は鳴き続けました。
朝も夜も2匹一緒に過ごした、窓際で、廊下で。

いくら呼んでも帰ってきやしないのに。
ネコってやつは、まったくどこまでも頭が悪くてムカつきます。

私がベッドに入っても、聞こえよがしに物悲しく鳴くので、いい加減うんざりしました。
仕方なく、半ガレージにブチ込んでおいたQ1ちゃんを持ってきて、M1にあてがいました。
特に仲が良いわけではなかったペアなので、一緒にしてもすぐには打ち解けません。
が、ひとまずM1の孤独感が紛れてくれればOKでした。

よそよそしく互いを認めた2匹は、少しずつ接近し、ニオイを嗅ぎ合い、ゆっくりと親密になっていきました。


506:養殖 ◆A6333/vag.
09/03/08 16:28:47 I4QapWTP0
Q1ちゃんはいまいち発育の悪い子でした。
まあ、乳離れして間もない頃に私の手に落ちて以来、強制給餌と断食を交互に繰り返したり、
根性入魂棒や金槌でボコボコ叩きまくったりしたので、ある程度まともに育たなくても不思議はないです。

最も成長の著しい時期をたった1匹で、暗闇に置かれたケージで過ごしたためか、
Q1ちゃんはちょっとしたことで興奮するネコに育ってしまいました。

人間が大嫌いwで、私の姿を見るとトイレの隅っこにササッと寄って小さく丸まり警戒します。
その首根っこを掴もうものなら、まだ何もしていないうちから「ギャー!ギャー!」と騒ぎます。
やかましいのにカチンときてアタマを叩くと、それで更に騒ぎ、暴れます。

Q1ちゃんに関わると、毎回必ずというくらいお祭りが始まってしまいます。
今回はまず「空中タバスコ祭り」の時のことについてお話しましょう。


507:黒ムツさん
09/03/08 20:29:35 Ea8a1kE6O
久々の登場、乙。
「空中タバスコ祭り」に期待。

508:愛と死の名無しさん
09/03/09 00:04:54 NyjK/8JV0
wktk

509:黒ムツさん
09/03/09 00:36:30 qSQSqu1jO
 ∧_∧
(  ・ω・) wktk me too

僕も楽しみにしてますっ。

>>503
感謝です、頑張ります。

510:黒ムツさん
09/03/09 07:54:39 vFrWoi49O
クソスレ

511:黒ムツさん
09/03/09 21:42:42 6hcFRCPpO
ぶっちゃけここまでで外伝が一番オモシロかった
本編は少し狙いすぎなんちゃうんかなー

512:黒ムツさん
09/03/10 13:40:54 IEFrk8+/O
空中タバスコ祭り!!!!!!

513:黒ムツさん
09/03/11 00:48:50 /UHIBQ8RO
>>509
やっぱり媚びてるwきも

514:黒ムツさん
09/03/16 00:10:26 /NYafQHNO

(^-^)

515:養殖 ◆A6333/vag.
09/03/18 12:15:09 xHXkCaSD0
>>505-506のつづき

あの時、私は内職に疲れてうたた寝をしていました。
外は小春日和の好天で、少しだけ開けておいた窓の隙間からいいそよ風が流れてきていました。
南向きの窓辺で作業をしているだけで、ウトウトしてしまいました。

ハッと意識が戻った瞬間、ビリっ!ビリビリっ!と紙が破れる音が聞こえました。
私は「またか…」と溜息をこぼしました。

廊下に出ると、2匹の猫がダッと逃げ出しました。
私が何のために現れたか、彼らはよく分かっているのです。
見ると、彼らの逃げた跡にはビリビリに引き裂かれた、近所のディスカウントストアのチラシの切れ端が散らばっていました。
郵便受けに入っていたチラシをうっかり置き忘れてしまったのでした。
ちょっと珍しいものがあると、彼らはすぐに襲い掛かります。


516:養殖 ◆A6333/vag.
09/03/18 12:16:10 xHXkCaSD0
私は、やれやれ…とチラシをかき集めました。

F1ちゃんの死以来、猫たちの所業には随分と寛大になりました。
カッとなって手足が出そうになると、ドロッと濁った目で虚空を睨むF1ちゃんの死に顔が脳裏をよぎるのです。

疲れを覚えながらチラシを集めていると、M1がおそるおそる私の傍に戻ってきました。
M1は私の攻撃性の減退に気付いていて、瞬間的に爆発しない限り、私が何もしないと高をくくっているのです。
一方のQ1ちゃんは違って、基本的に私とは距離を置くことを忘れませんでした。
メス猫は警戒心が強いのです。

ところが、この日は不幸な展開になってしまいました。
廊下をとぼとぼと歩き出した私の足元に、物陰からQ1ちゃんが飛び出してぶつかってしまったのです。
結果的にQ1ちゃんを蹴飛ばした形になり、Q1ちゃんは私に向かってハーッと威嚇を返しました。
ここでスイッチオンです。


517:黒ムツさん
09/03/18 15:45:06 GsmfdbYoO
>>516
乙。

また顔文字が媚び売りに来るのが玉に瑕ではあるが・・・・

518:養殖 ◆A6333/vag.
09/03/18 19:14:22 xHXkCaSD0
>>515-516のつづき

手始めに、優しくQ1ちゃんを抱き上げてツメ切りから。
言うまでもなく、切断面から血が湧くくらい深々とカットしていきます。
このあたりの段取り、ああ自分も手馴れてきたなあ、と感慨がありますね。

続けて、ハーネスを装着。
犬のリード+胴輪を着けた姿と思っていただければ良いと思います。
リードの先端をしっかりと握り、Q1ちゃんが絶対に逃走できないようにしました。
ハーネスを装着されたところで、ただならぬ雰囲気を感じ取ったQ1ちゃんは早くも逃げ腰です。
腹を床につけた姿勢でズリズリと後ずさりしました。

ハーネスの具合を見るため、Q1ちゃんの横にしゃがみました。
緊張でペチャペチャと舌なめずりを繰り返すQ1ちゃんの頭をそっと撫で、
その緊張がまさに緩まんとする刹那を狙って、撫でていた手をギュッと握って殴りつけました。


519:養殖 ◆A6333/vag.
09/03/18 19:15:34 xHXkCaSD0
Q1ちゃんは大慌てで床を掻き、逃走しようとしました。
しかし1mも行かずに、緩んでいたリードがピーンと張り詰め、
ハーネスがQ1ちゃんの両前脚の付け根にググッと食い込み、Q1ちゃんの動きを封じました。
ハーネス効果、素晴らしいですね。

戸惑うQ1ちゃんを横目に、私はリードを紙縒り(こより)始めました。
グリグリと撚って撚って、撚り倒して、リードは太い綱のような姿になりました。
もうこれ以上撚れない、というところでおもむろにハーネスごとQ1ちゃんを空中に吊り上げます。

するとリードの撚れが戻るに連れて、Q1ちゃんは為すすべも無くグルグルと回転しました。
限界まで撚ったので、回転はどんどん速くなる一方です。
Q1ちゃんは回転を止めようと片方の前脚を前にさし伸ばしますが、
歌舞伎役者が見得を切っているようで、回っているQ1ちゃんには大変申し訳ないのですが、笑ってしまいました。


520:養殖 ◆A6333/vag.
09/03/19 11:06:18 thCUy/l00
リードの撚り(より)が解けて、惰性で逆向きに撚れた後、やっと回転は止まりました。
Q1ちゃんを床に下ろすと、目が回っているようで、頭はグラグラ、身体は腹這いでヨロヨロしていました。
面白いので、再びリードをグリグリと撚って、宙吊り回転を都合5本。
回転中に「ニャー」と鳴かれたりすると、もう大爆笑ものでした。

ヨロヨロの動きを見ていたら、久しぶりにQ1ちゃんと一杯やりたくなってきました。
焼酎があったので、Q1ちゃんの口を開けてドボドボ流し込みます。
Q1ちゃんはチビチビやるのが好きなようで、私のペースに追いつけず大量にこぼしてしまいました。
こぼれた分を体毛に浴び、焼酎の芳醇な香りが辺りを豊かに包みます。
雰囲気に後押しされたか、Q1ちゃんは下戸なりにゴクンゴクンと結構な量を飲んでくれました。

外は小春日和の暖かな日。
可愛い猫ちゃんと一緒にやる、実に良い酒宴です。


521:養殖 ◆A6333/vag.
09/03/19 11:07:26 thCUy/l00
しこたま飲んで、すっかり出来上がってしまいました。
酔ったQ1ちゃんは眠くなったのか、フラフラとどこかへ歩いていこうとします。
ところが、千鳥足では歩行もままならず、ヘニャッと姿勢が崩れてしまいました。

ふと、何かツマミが欲しくなりました。
何か辛いものはないか、と冷蔵庫を探してみましたが見当たりません。
が、ずっと前に食べた宅配ピザに付いていたタバスコが幾つも出てきました。
魚の形のプラケースに小分けされたタバスコです。

これでいいや、と私はありったけのタバスコを持ってQ1ちゃんの元へ戻りました。
すると、Q1ちゃんの姿はありません。
おや?と探すと、近くにあった同人誌満載のダンボール箱の陰に隠れていました。
せっかくの酒宴なのに、無粋な話ですね。


522:黒ムツさん
09/03/20 03:55:40 d8trjfkP0
無粋ですな。
尿でも掛けられたら大変ww

523:養殖 ◆A6333/vag.
09/03/20 06:39:27 VoNRg+4C0
>>518-521のつづき

まあ、どこに隠れていようとリードをグイッと引っ張れば、否応なく引きずりだせます。
ズルズルと出てきたQ1ちゃんの、納得いかなそうな表情が愛らしいです。

さて、ただタバスコをつまみにしても芸が無いので、またQ1ちゃんに回ってもらいましょう。
先ほどと同じように、リードをグリングリンに撚りきって、宙吊りにします。
Q1ちゃんは凄い勢いで回転を始め、イヤそうに口を「ニャー」の形に開きます。

その開いた口を狙って、タバスコ入りの魚型ケースをプチュっ!
勢いよく飛び出したタバスコがQ1ちゃんの顔にかかり、あたりにタバスコの酸っぱ辛い香りが漂いました。
しかし残念ながら、回転が速すぎてタバスコはQ1ちゃんの口に入らず、両目に直撃してしまいました。
Q1ちゃんは「ムャゴロッ」とよく聞き取れない鳴き声をあげ、身体をよじり、前脚で目をゴシゴシこすりました。
そのあおりで回転が一瞬衰えましたが、すぐにスピードは回復します。


524:養殖 ◆A6333/vag.
09/03/20 06:40:30 VoNRg+4C0
目をこすってる間も、相変わらず口はパッカリ開いていたので、遊戯続行です。
高速で回転し、前脚で顔面を防御する形のQ1ちゃんの小さな口を狙うのは困難でした。
数回試してみましたが、少ししか入らなかったり、顔面を赤く染めたりするばかりで、上手くいきません。

ところが、しばらくすると回転の勢いが落ちて、動きがスローになってきました。チャンスです。
よく狙いを定めて、Q1ちゃんの口にプチュっと噴射!
成功です!魚型ケースのタバスコほぼ全部がQ1ちゃんの下の根元あたりに吸い込まれました。
同時に、Q1ちゃんは逆方向に回転を始め、次第に加速しました。
もの凄い達成感が私を襲いました。

Q1ちゃんは逆回転しながら、タバスコを吐くのと、ニャーニャー悲鳴を上げるのに大忙しでした。
タバスコと一緒に、ブクブクに白濁した粘度の高い泡も吐きました。

Q1ちゃんの鳴き声に刺激されたのでしょうか。
窓の外では、どこかの野良猫がアオーン、アオーン、と発情期真っ盛りの様子で鳴いていました。


525:黒ムツさん
09/03/21 00:07:20 Os5uEaetO
 ∧_∧
(  ^ω^) オツ デ~ス

>>517
来たよ~ん。
ホントは涙目&顔真っ赤で脊髄反射の即レスと行きたい所だけど、
年度末は忙しくてね、スマン。

526:黒ムツさん
09/03/22 10:58:41 vCYTdAuDO
なんか虐待してる人子供だなーって思った。
妄想だとしても幼稚すぎる

527:黒ムツさん
09/03/23 13:18:14 8R+MQ2UQO
>>525
やっぱキモチわりぃコイツw

528:黒ムツさん
09/03/28 20:36:53 DRwh79LJ0

スレリンク(cat板)l50

529:黒ムツさん
09/03/28 20:38:11 DRwh79LJ0
罵倒などをすると虐待がよりひどくなる可能性があります
どうすれば虐待がなくなるか上のスレで話し合いましょう

530:養殖 ◆A6333/vag.
09/03/28 22:53:36 4i1W7l2h0
生首先生ごめんなさいw


531:黒ムツさん
09/03/28 23:31:38 ut21ykrHO
 ∧_∧
(; -ω-) ナンテコッタイ

僕の名前が「生首」で定着しつつあるw

532:エリート街道さん
09/03/30 14:14:30 L0XAoPDn0
生首さん頑張ってください!

533:黒ムツさん
09/03/31 02:08:29 4CLOvKmS0
生首ファンクラブ結成w

534:非通知さん
09/04/13 01:57:06 N9ddUBml0
どうやら実際に生まれたての子猫を同居の猫が喰ってしまった
ようです。

20数匹の多頭飼い環境だとこういうことも実際あるってことですかね。
餌足りてないのかな?

URLリンク(www.nagomi-online.com)


535:黒ムツさん
09/04/14 00:13:25 3yYLPVWeO
 ∧_∧
(  ・ω・) オヒサ

>>533
んなもん結成すなw

>>534
なんてヒドイ飼い主なんだ(棒読み
ここまで来ると確信犯だろこの多頭飼いは、しかも悪びれる様子もないし。
飼い主、自分の手を汚してないだけで立派な黒ムツさんだよねぇw

536:黒ムツさん
09/04/14 00:21:15 kLQlNY0b0
というか昔居たダークムツゴローだったりしてなw

537:黒ムツさん
09/04/14 04:17:01 c+IjsF5N0
>>534

どんなもんかと読み進んでみたら、なんかすごいな。
11月とか12月にも生まれたばかりの子猫が喰い殺されてるし。
あと、悪さした奴への仕置きがカナーリきっつい。
模造刀の鞘でぶん殴るってのはどっちかっていうと虐待じゃ
ねーのかね?

彼は愛誤なのか黒ムツなのかwwww
しばらく観察してみようかな

538:養殖 ◆A6333/vag.
09/04/14 11:46:32 ssqXhMmr0
>>534
そのブログ、執筆時に毎日のように通って参考にしてましたw


539:黒ムツさん
09/04/14 22:07:43 Ny3V+V/z0
>>537
ネコの他にも、息子を議論で追い詰めて泣かして縁切られてるし
ヲチする価値のある人材ですな


540:黒ムツさん
09/04/18 18:55:02 K8JZpWZY0
あ~
共食いするハムスターを見たい
それも母親が
産んだ自分の子供をモグモグやってるのを見たい
動画で見たい

541:黒ムツさん
09/04/18 20:06:03 Q46KSPZc0
こんなの?

URLリンク(www.youtube.com)



542:黒ムツさん
09/04/18 20:14:23 Q46KSPZc0
ああ、なぜかしらんが見えない

URLリンク(www.youtube.com)

543:黒ムツさん
09/04/18 20:20:20 Q46KSPZc0
ハムスター虐待スレの〉〉340にあるんだが…貼れない。

544:黒ムツさん
09/04/18 20:24:50 lLV5yNp/O
 ∧_∧
(  ・ω・) ン?

これかな?
URLリンク(www.youtube.com)

545:黒ムツさん
09/04/18 20:31:23 lLV5yNp/O
 ∧_∧
(  ・ω・) ミレナイ?

Java Scriptは「有効」に設定されてるかな?
それともAdobe Flash Playerが最新バージョンに更新されてないのかも。

546:黒ムツさん
09/04/19 19:17:18 0di+qhNAO
ひまわりの種たくさんあるのに赤ちゃん優先かよw

547:黒ムツさん
09/04/19 20:34:51 EcVKUtYl0
>>541
いいねーw
やっと見れたよありがとう
毛が生え揃ったカワイイ子を食うのとかも見てみたいが
その位になると食える大きさじゃないのかな

548:養殖 ◆A6333/vag.
09/04/22 20:08:46 s4aTNz/40
桜の花も儚く散り、新緑の眩しい季節です。
我が養殖場にも、みんなが待ちに待った春がやって来ました。

今週は、X1ちゃんことマサノちゃんに「酒石酸ゾルピデム(製品名マイスリー)」の投与実験が行なわれています。
催眠鎮静剤・抗不安剤ということで、いわゆる睡眠薬ですね。
人間に投与すると、比較的短時間で睡眠状態に入り、同じく短時間で効果が失われます。
使用者の中には、夢遊病のように明確な意識が失われたまま生活行動をしてしまう人がいますね。
覚えが無いのに自分で料理して食事したらしい、とか。
覚えが無いのに電話で友達と話して要らんことを喋ってしまった、とか。

まあ前置きはこのへんで。
事情があって寝不足な毎日が続いていたマサノちゃんへ、私なりの思いやりで今回の投与に踏み切りました。


549:養殖 ◆A6333/vag.
09/04/22 20:10:02 s4aTNz/40
一昨日は5mgを投与。
40分ほど経過したところで身体がグラグラと揺れました。
が、程なく正常な様子に戻りました。

本日は10mgを投与。
やはり40分くらい経過してから、めちゃくちゃ鳴きまくるようになりました。
そして落ち着きなくフラフラ歩き廻って、フードが視界に入るとまっしぐらに貪り食いました。
トイレ砂を意味もなく掻いてみたり、寝そべったかと思うとまた歩き出したり、不自然な動きの連続です。
たまに目を閉じてじっとするのですが、突然ニャゥッ!と叫んでまた歩き出しますw
終始、うわずったような耳障りな声で鳴き続けていました。
ちょうど、あれです。
キ○ガイがあーうーと独り言をわめきながら、ウロウロ徘徊してる感じです。
微笑ましくて、ほのぼのしてしまいました。

次回は15mgを投与して、マサノちゃんを安眠に就かせてやりたいと思います。


550:養殖 ◆A6333/vag.
09/04/22 20:11:39 s4aTNz/40
そんなマサノちゃん、実は5児の母なのです。
保護された時は普通の猫ちゃん体型だったのに、みるみるうちにお腹が大きくなりました。
ベビー用フードを毎日たっぷりと与えたおかげで、お産は順調そのもの。
ポコポコと5匹の可愛い子猫ちゃんが産まれてくれました。

5匹は、仮にX11・X12ちゃん・X13・X14ちゃん・X15と呼んでいます。
X11・X13・X15はオス。
X12ちゃん・X14ちゃんはメスです。

まだ小さいから良いですが、これが全部大きくなったら洒落になりません。
なので、遠からずセレクションが行なわれることになりますね。
生存競争は実に厳しいのです。
ちなみにX11ちゃんは、この共食い物語本編の主役と言えるキャラです。


551:黒ムツさん
09/04/22 20:23:16 PKt43XuK0
wktk!!

552:黒ムツさん
09/04/22 20:40:47 7M8f6B5WO
 ∧_∧
(  ゚ω゚) ボク モ wktk !

553:黒ムツさん
09/04/22 22:41:45 M1+hhych0
生首をはさみつつwktk

554:黒ムツさん
09/04/22 23:41:05 qQwLguYk0
やっと本題に入るのですね!
豪快に踊り食いですか?

555:シュレーディンガー ◆MSTc4A/Vsg
09/04/23 00:01:35 sGuGsPeUO
wktk
麦茶ヌルヌル

556:養殖 ◆A6333/vag.
09/04/24 14:25:59 Ngfr+Yh10
>>548-550のつづき

主役になる予定のX11には、親しみやすいよう「ソドム」と命名しました。
養殖場では既に「漆黒のソドム」と、畏怖の念を込めて呼んでいます。
また、ついでなので、X13を今後「ゴモラ」と呼びます。

X11ことソドムは、生後しばらくして一度目が開いたものの、すぐに目ヤニで塞がってしまいました。
お湯に浸した柔らかい布で拭って、何度かキレイにしてやったのですが、また塞がる繰り返し。
何度かするうちに面倒くさくなったので、逆に瞬間接着剤で両目とも塞いでやりました。

ゴモラら他の子猫たちが活発にじゃれあっている横でウロウロいざっていますが、知ったこっちゃありません。
光を知らないまま大きくなって、やがて初めて開いた視界には地獄絵図が広がっているというのもオツなものですね。

ソドムには、慟哭や憤怒の似合うエキサイティングな大人猫になって欲しいのです。
そこらの食って寝るしか能のない猫とは違うところを見せ付けて欲しいのです。


557:黒ムツさん
09/04/24 21:20:05 zhM5PJTRO
>>556

A63333先生のソドムに対する愛が感じられますね。

558:養殖 ◆A6333/vag.
09/04/25 17:29:28 9h2M+td30
>>556のつづき

マサノちゃんの「酒石酸ゾルピデム」投与について。
今回の投与量は15mg。

22:17 5mgの錠剤を3粒与えました。
22:30 床に体を横たえて、ニャーニャー鳴き始める(以降、断続的に鳴き続ける)
22:31 腰が立たず、近くにいた子猫をナーバスに舐めまくり。
22:32 駆け出しかけるも下半身が立たず、床にベチャッとこける。
22:33 猛烈にメシを食う(以降、行動の合間に断続的にメシを食いまくる)
22:35 わめきながら徘徊し、他の猫たちが騒然となる。
22:38 他の猫に威嚇される。
22:40 狭いスペースに入り込むが、すぐにバックで出てくる。
22:44 子猫が目につくと執拗に舐め続ける。
22:46 棚から落ちて、水皿にダイブ。半身がびしょ濡れに。


559:養殖 ◆A6333/vag.
09/04/25 17:30:29 9h2M+td30
22:47 水皿に残った水を猛烈に飲む(以降、行動の合間に断続的に水を飲みまくる)
22:51 子猫をくわえて運ぼうとするが、何もない平らな床でこけて子猫を落とす。
22:57 再び子猫を運ぶのに失敗して落とす。
22:58 壁に頭から体当たり。
23:00 足取りがまともになってくる。
23:01 必死でトイレの砂を掻くが、排泄せず。
23:06 壁に向かってフリーズ。
23:07 フリーズ中のところに子猫が寄ってきて勝手に乳を吸いだす。
23:09 突然駆け出して、別の場所で壁に向かってフリーズ。
203:16 見たところ普通の動きに回復。

その後もかなり長い間ニャーニャー鳴いていました。
どういうわけか、鎮静剤を投与すればするほど、普段よりソワソワして活動的になるようです。


560:黒ムツさん
09/04/26 03:57:18 E1/8bwfX0
203:16とは凄い時間掛かってますねw
がんばってください

561:黒ムツさん
09/04/26 06:26:36 JqW94GMxO
動物実験のレポもなかなかありですな

562:養殖 ◆A6333/vag.
09/04/26 20:29:53 4LbuRtxi0
>>558-559のつづき

子猫たちですが、病気もせずに成長は著しく、もう自分の足で元気に駆け回っています。
ちょっとくらいの段差なら上ってしまうほどになりました。
ところが、今回はそれが仇になってしまいました。

X12ちゃん。
三毛の毛色で、黒い毛がヒゲのようにポツンと鼻の周りに乗った面白顔の女の子です。
廊下に積まれたダンボール箱と雑誌の束を、器用によじ登りました。

夢中で上ってしまったのでしょう。
床から1m以上の高みまで上ったところで、降りられなくなったようです。
私がたまたま通りかかると、雑誌の束の上で鳴きながら右往左往していました。

困りっぷりがひどく哀れだったので、助けてやることにしました。


563:養殖 ◆A6333/vag.
09/04/26 20:30:54 4LbuRtxi0
X12ちゃんの腹の下に指を挿し入れ、そっと手のひらで包みます。
まだまだ小さい赤ちゃん猫ですから、乱暴に扱うわけにはいきません。
壊れ物を扱うように、静かにX12ちゃんをすくい上げました。

ところがです。
すくい上げたところで、急に鼻がムズムズして、大きなくしゃみが出てしまいました。
その音と振動に驚いたX12ちゃんが、ジタバタ暴れて手のひらから落ちてしまったのです。

繰り返しますが、まだ赤ちゃん猫なのです。
高所から落ちて身体をクルッと回転させて足から着地する技能はまだ持っていません。
そのため、X12ちゃんはゴトッと嫌な音を立てて墜落し、全身を床に強打しました。

あっ!と思った時は既に強打の後でした。


564:養殖 ◆A6333/vag.
09/04/26 20:31:55 4LbuRtxi0
X12ちゃんは床に倒れ、ルルルルル、カカカカカ、と気持ち悪い声で鳴きながら、四肢をバタバタ振り回しました。
全身がガクガク痙攣し、口をパクパクさせ、闇雲に振り回される手足。
どうやら打ち所が悪かったらしく、壊れてしまったようでした。

間もなく、辺りにウンコの匂いが漂い始めました。
見ると、X12ちゃんの肛門からウンコがみりみり垂れてきていました。
四肢の動きはだんだん控えめになり、鳴き声も途絶え、彼女の容態が絶望的であることは疑いようもありませんでした。

墜落から1分も掛からなかったと思います。
子猫の蒼い瞳もまだ褪めぬ幼さで、X12ちゃんは動かなくなりました。
あまりに呆気なく、無念を禁じ得ない最期でした。

翌日。
X12ちゃんの亡骸は、燃えるゴミの回収車に運ばれていきました。
万感の想いを込めて、ゴミ回収車はひた走ります。



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