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2008年7月26日21時4分
【ワシントン=勝田敏彦】米カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事は25日、
トランス脂肪酸を含む食品を州内の飲食店から追放する州法案に署名し、同法が
成立した。トランス脂肪酸は心疾患や脳卒中のリスクを高める恐れがあり、ニューヨーク
市などが事実上禁止しているが、州レベルでは初めて。
トランス脂肪酸は、植物油などを加工するときに主に生じる物質。マーガリンや揚げ物の
油、菓子やパンづくりに使われるショートニングなどに含まれる。今回の州法により、
同州内の飲食店は10年以降、トランス脂肪酸の削減を進め、ゼロにすることが
義務付けられる。11年には、トランス脂肪酸を焼き菓子やパンなどに使うことも
禁止される。トランス脂肪酸を取りすぎると血液中の悪玉コレステロール(LDL)が
増えて、動脈硬化や心疾患の危険性が増す。米国では大手ファストフードチェーンが、
トランス脂肪酸ゼロの食品を増やしている。日本でも低減の動きがあるが、日本人の
摂取量は米国人より少ないという。