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便通、便の状態と大腸がん罹患との関連について
-厚生労働省研究班「多目的コホート研究(JPHC研究)」からの成果-
URLリンク(epi.ncc.go.jp)
便通は、大腸がんリスクと関係ない
便秘によって、大腸がんリスクが高くなるという
長年の仮説がありますが、最近の前向き研究では、
必ずしも同じ結果が出ているわけではありません。
多目的コホート研究で、
生活習慣に関するアンケート調査の中で、
便通は毎日あるかどうかをたずね、
「毎日2回以上」、「毎日1回」、「週2-3回」の
選択肢のうち1つを選んでお答えいただきました。
その回答による各グループの大腸がん(図1)、
さらに部位別に結腸・直腸がんのリスクを比べました。
その結果、便通が週2-3回しかなくても、
毎日ある人と比べて大腸、結腸、あるいは直腸がんの
リスクが高くなることはありませんでした。
診断前の大腸がんの影響を取り除くために、
追跡開始から2年目までに発生した大腸がんを
対象から除いた場合でも、結果は変わりませんでした。