09/10/14 21:37:55
今朝の満員電車での闘いを「北斗の拳」風？に語る。
朝の満員電車は
車両ごとに乗ってくるメンバーがいつも大体決まってるものだ。
そこが各自にとって一番安らげるからに他ならない。
だが、いつものメンバーでない者が乗ってくると
車内の秩序は一瞬にしてかき乱される。
今朝の電車もそうだった。
いわゆる体育会系のガタイのいい若い男（推定体重100Kg前後）
が自分の隣に乗り込んできた。
「うわっ、じょーだんじゃねえ、こんなヤツにのしかかってこられたら
いつかのように全身筋肉痛になって身悶えする羽目になるじゃんかよ」と思い、何とかしてその男から離れようとした。
だが今日の電車の混み様は半端ではなく、身動きが殆ど出来なかった。
「フッ、よかろう。こうなったら満員電車歴約1年のこの俺が
たっぷり貴様の相手をしてやろう。昨日、今日この車両に現れたような
貴様よりは一日の長があるわ。どこからでもかかってくるがいい」
と心の中で呟いて戦闘態勢に入った。
それにしても本当に無神経な男だった。
こんな混み様の中でも周囲の迷惑顧みずメールを打とうとしていた。
そこからしても満員電車のマナーがわかってない証拠だ。
こうなったら徹底的に通勤準急池袋行きの恐ろしさを教えてやる
しかないと思った。
池袋までは練馬駅しか止まらない車内は毎日が地獄。
甘く見てると全身筋肉痛が待ってることを教えてやるしかないと。。。
とりあえず自分の右肩にズッシリのしかかっているこの巨体の一部を
早急に何とかする必要があった。
「そうだ、こんな場面こそトキの受け流す拳を使えばいいのだ！！」
ちょうど男のかばんが自分の右ひじの位置にあったので
そのかばんに自分のありったけの体重をかけてやった。
つまり、男から受ける重みをそのまま男のかばんに吸収させるような
体勢になったわけだ。
「どうだ～苦しぃ～か～？ふははは、だが貴様は微動だにできまい。
ましてこのかばんを床に置くなど絶対不可能だぁ～。
なぜならこのかばんを押さえ込んでいるのはこの俺だからな！」
苦悶する男の表情に思わず失笑してしまった俺って意地悪な奴か？
かくして15分に及ぶ死闘は終わった。
あの巨漢がふらついて歩いている。
実に滑稽だった。
さいわい、男から受けたダメージも皆無に等しかった。
何事も無かったかのようにいつもの通勤路を急いだ。
完