09/04/04 07:54:06 QAUs2WlH0
>>899 の続き。
初老の事務員が語った話を掻い摘んで言うとこんな事だった。
鍵屋が帰った後、今日の集計を計算しょうと金を数えたら足りない。
鍵屋以外出入りした者はいない。どう考えても鍵屋が盗ったとしか考えられない。
そこで鍵屋の社長に電話した。おたくの社員が盗ったことに間違いないと思う。
もし否定するなら警察に通報して調べてもらう。 素直に認めて金を返すなら
警察沙汰にまでするつもりはない。どうする?
その電話をして30分ほどたって鍵屋の社長が電話をしてきた。
うちの社員が盗ったのに間違いなかった。
すぐに金を返しに行くから、待っていてくれ。
ほどなく金をもって現れた鍵屋の社長は土下座してあやまった。
どうか警察に通報するのは勘弁してほしい、お金を返すだけでなく
注文した金庫を無料にするから許してくださいと。
金さえ返ってくればいいと思っていた事務員は思わぬ社長の提案に喜んだ。
しかし、いくらなんでもただで金庫をもらうのも悪いと思い、仕入れ値でもらった。
、、、つづく。