09/02/17 01:33:31 VY5beeJU0
金庫を開けるときがやっぱりドラマあるよな。
ほんといろいろ思い出す。
そんな中でもほんとたいした事ないんだけど、なぜか心にのこってるのがある。
民生委員に呼ばれて行った卓上金庫あけ。
中学生と委員の人がいて、あけてくださいって。 机の上においてあるのは
その中学生のおじさんの金庫。 そのおじさんも生涯独身でみよりなし。
中学生も両親がなく施設なりで育って、、そのおじさんの金庫を相続できるのが
この世で唯一の血が繋がったのが、その中学生。
でさ、そのおじさんが市営住宅ぐらしの貧乏人だぜ
。
んな金庫ごみにしろよ、ってやつ。
あける前から俺にはみえてるの、その中身が。
鍵なし番号不明じゃ、いくらまけても3万はかかりませ。
民生委員が払うって言うんだよね。
あける前の期待に燃えた純粋な彼の目と、あけた後の失望感、民生委員の苦笑い。
その場から逃げ出したくなるような、けたくそ悪い雰囲気のなかで、3万円の集金。
いまでも思い出すと気分が悪くなる。
あの中学生、どうしたかな。
りっぱな社会人になってるとは思うけど。