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5つの菜食者調査、合計76000人をメタアナリシスしたKey博士らの研究 [Am. J. Clinical Nutrition, Sep 1999; 70: 516 - 524.]がある。
1 24538人のアメリカ・カリフォルニア州のセブンスデー・アドヴェンティスト (1959-60年)
2 9878人のイギリス・健康食品の買物客 (イギリス1973-79年)
3 28952人のアメリカ。カリフォルニア州のセブンスデー・アドヴェンティスト (カリフォルニア1976-80年)
4 1757人のドイツ・ハイデルベルク(1978-81年)
5 11047人のイギリス・オックスフォードの菜食主義者 (1980-84年)
総死亡率は上から、(ベジタリアンのほうが 17% 総死亡率が低い) 0.83、(11%高い) 1.11、0.80、1.17、1.00で ある。
これは低い2件、高い2件、同じ1件であり、
しかも、メタアナリシスなので5つのグループをまとめた結論で見なければいけない。
この結果は0.95でありベジタリアンのほうが5%総死亡率が低いが、
統計学的には優位な差が無い、誤差の範囲だと結論づけられている。
上述のように総死亡率1.17と最も高いのはドイツの研究だが、
1757人であり参考にするための信頼性が5つの研究中もっとも低い。
したがって信頼性が修正され、総死亡率も、脳卒中、胃ガン、前立腺ガンも優位な差はないという結論である。
このメタ分析では5つの研究を統合すると大腸ガン、肺ガン、乳ガンにも優位な差がないと結論づけられている。