10/07/02 11:55:48 LlKiXJQJ0
沼田勇「日本人の正しい食事」_現代に生きる石塚左玄の食養・食育論
URLリンク(gasukan.exblog.jp)
P.54)
人間が穀物を食べる動物である証拠は、
前述の如く肉食、草食動物にはないアミラーゼ(澱粉分解酵素)を
唾液の中にもっていることです。
人類は澱粉を含まない母乳を唯一の栄養としている乳児時代に、
すでに大人の10分の1程度の澱粉分解酵素を、
その唾液の中に持っていて、多少でも澱粉(穀物食)を含む食事を与えられると、
すぐさま大人なみの酵素を分泌できるようになる仕組みになっています。
この現象は、肉食動物や草食動物には見られません。
両者には澱粉分解酵素はなく、人間の唾液に蛋白質分解酵素がないことを合わせ考えると、
人間は少なくとも澱粉食を摂る動物であることが理解できるでしょう。
人間の唾液中の澱粉分解酵素は、また、食塩によって活性化されるため、
穀物を食べる限り塩が要求されるのです。
P.65)
「穀を食う者は智、草を食う者は痴、肉を食う者は悍、気を食う者は寿、世人その事を知らず」