10/02/15 00:39:16 llNo2l7N0
Q&A
<1>
Q:糖質以外は食事は無制限?と聞きますがベルトが吹っ飛ぶくらい食べてもよいのか?
A:アトキンスダイエットの本を読んだのか判りませんが、無制限というのは食材の種類の事
だと思われます。 基礎代謝と生活(仕事)で消費する合計消費カロリー以上に食べるのは推奨しません。
外食産業用語に「至福点」という言葉があり、砂糖・塩・脂肪の調合バランスで近づける最高の快楽が得られるポイント。
この脂肪は主に動物性脂肪を指し、後は残り2つの調合比を突き詰めた食べ物を食べて脳は快楽として学習する。
次に、その食べ物を連想させる匂い、看板、場所、コマーシャルによって連想すると、
快感量を学習した脳は、その食べ物を得るために行動しようとする。
<2>
Q:脳の唯一の栄養素はぶどう糖だから脳が栄養不足になって思考力が低下しませんか?
A:脳は糖質摂取量が減るのを察知すると血液脳関門を通って循環しているケトンを代替
エネルギーとして利用します、実験によると35%~50%程度使えるようです。
(ソース:ネイチャーより)
URLリンク(www.nature.com)
被験者が19人と少ないが、アトキンス式(炭水化物をほとんど摂取しない)のダイエットによって
1週間目で、すでに検査試験の成績が低下する。
URLリンク(www.nhs.uk)
また、ケトンで補えない分(脳は1日90~110gの糖を利用するので50%ならば50g分程度)
は体脂肪分解物のグリセロールや食事由来のたんぱく質や最悪の場合飢餓ならば
体の筋肉を分解して糖とします。これを糖新生と言います。
<3>
Q:糖新生で脳や赤血球用の糖を使ってたら筋肉減らない?
A:人間も良くできたもので、必要なもの(呼吸を司る筋肉等)は最後まで残そうとします。
優先的に使われるのは まず、食事由来のアミノ酸、脂肪分解物のグリセロールです。 まずは白色脂肪細胞
を減らす事が第一目的です、ここからでるサイトカインがインスリン抵抗性を悪化させ続けます。
酸性負荷の高い動物性食品が老人の筋肉量を減らします。
Dawson-Hughes B. Alkaline diets favor lean tissue mass in older adults. Am J Clin Nutr. 2008 Mar;87(3):662-5.