09/07/27 07:22:35 u6h/Q+xC0
【ゲスターゲン療法】
・第一度無月経または長い稀発周期の人向け。
・とりあえずの消退出血を起こす時と同じ原理で、生理周期の後半にあたる時期に
黄体ホルモン剤を数日間 服用し、飲み終わって数日後に消退出血が来る。
これを次の周期以降も繰り返す。
・調子が良ければ周期中に自力排卵が起こっている可能性もあり、不妊治療との並行も可能。
【カウフマン療法】
・生理周期の前半にあたる出血の終わり頃の時期から卵胞ホルモン剤をしばらく服用し、
生理周期の後半にあたる時期に入ると、これに加えて黄体ホルモン剤も服用する。
飲み終わって数日後に消退出血が来る。これを次の周期以降も繰り返す。
・原則として排卵は止まった状態になるため(外部からの常時の供給で
脳には「今はもうホルモン量は十分」というフィードバックがかかり、
まだ次の排卵を起こしてホルモン量を上げる準備は必要なしと判断されて 命令が出ない)、
疲弊した卵巣をいったん休養させる効果もあり、必ずしも第二度無月経でなくても選択されることがある。
数周期 続けてから中止すると、うまくいけばリバウンド効果で自力排卵の復活を促すことも期待できる。
・ピル(卵胞ホルモン・黄体ホルモン混合剤)で同様の周期療法を行う場合もあり、
避妊目的との兼用も可能(ただし避妊目的のほうが 定時や吸収不全の対処など より厳格な服用法が必要)。