09/06/01 00:41:38 7bOe2mrq0
>>357
病名はありませんよ。カルテはIFN治療のときの続きです。C型肝炎のIFN療法
での完全著効後の、半年に1度の定期検査です。血液検査等はすべて正常です。
MRIのオーダには「スクリーニング」と書かれてました。
すなわち、IFNで完全著効しても、将来肝臓癌にかかるリスクは、これまでに
1度もC型肝炎に感染した事のない人よりは、わずかに高いので、万が一、発癌
したの場合、早期発見、早期治療をするための検査です。(万が一発癌しても
早期発見、早期治療をすれば、肝癌は根治できます。)
URLリンク(www.c-kan.net)
のグラフでわかるようにC型肝炎でIFN治療をしないと、14年間での累積
肝癌発生率は約40%。IFN治療で著効すると約1/10の4%位です。
詳しくは「肝臓タウン」に昨年整理して書いたので、そちらをご参照ください。
URLリンク(www.hata.ne.jp)
以下上記より一部引用
URLリンク(www.jstage.jst.go.jp)
日本消化器病学会雑誌 Vol. 104 (2007) , No. 6 pp.809-814
インターフェロン著効後11年を経過し肝細胞癌の合併がみられたC型慢性肝炎の1例
要旨: 61歳男性.C型慢性肝炎に対してIFN療法を行い著効が得られ,肝組織像も改善し
た.11年後に 15mm大の肝腫瘤を指摘され,腫瘍生検で高分化型肝細胞癌と診断された.
肝動脈塞栓術と経皮的ラジオ波焼灼術の併用療法を施行し,腫瘍の完全壊死が得られた.
文献的考察から,男性,高齢者および肝線維化進行例が,IFN著効C型慢性肝炎の発癌の
危険因子と考えられるため,これらの症例では長期にわたる経過観察が必要である.
ですから、私は今は完全著効6年目ですが、今後1生、半年に1度、都内の大学病院
に定期検査にいく予定でいますよ。(健康保険が適用される MRI付きの人間ドックと思
えは、健康維持のために、とてもお得かとおもいます)