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コーヒーやお茶などに含まれるカフェインに、アルツハイマー病の予防効果があるとする研究結果を、
森隆・埼玉医大准教授と米フロリダアルツハイマー病研究センターなどが動物実験からまとめた。
物忘れがひどくなるアルツハイマー病は、脳にたんぱく質のアミロイドベータ(Aβ)が異常に蓄積して、
神経細胞が死んでしまう。
研究チームは、生まれつきAβが蓄積しやすいマウスに、1日あたり約1・5ミリ・グラムのカフェインを
水に溶かして4~5週間与えた。人間がコーヒーを毎日5杯ずつ飲むのに相当する。
その結果、カフェインを与えないマウスに比べ、記憶力の低下が改善した。
記憶にかかわる脳の海馬や大脳皮質では、Aβが蓄積した「老人斑」の形成が4~5割減少した。
カフェインがAβを作る酵素の働きを抑えることも突き止めた。
森准教授は「カフェイン入り飲料は広く飲まれており、病気の予防や進行抑制の効果を注目していきたい」と話している。
(2009年4月22日14時36分 読売新聞)
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