09/04/13 12:33:31 gv5T/qs+0
>>405より
体に必要でない塩類は尿中に毎日排出されているが、汗をかくとき、汗の中にも出ることがわかっていた。
前出の百科事典にもの述べられていたように、40グラムも50グラムも汗の中に出ることが、日本の汗の研究でわかったのである。
だから、日本のほとんどの教科書には発汗があるときは食塩の補給をしなければならないと書いてある。
たしかに熱中症の予防や治療に必要な場合があるが。
しかし、尿のナトリウムの排泄に関係のあるアルドステロンが、実は汗のナトリウムの濃度の調節に関係していることは、ほとんど知られていない。
教科書にもほとんど出ていない。
なにしろ、このしくみがわかったのは、昭和24年以後のことなのだから。
J.W.コンは、暑熱労働になれた人で、一日7リットルもの汗をかく場合でも、20,11,6,2,グラムと摂取食塩をへらすと、
汗と尿の中の塩類排泄が減じて、一週間から10日で、塩類の収支のバランスがとれることを認めている。
ブラジルのヤノマモ・インデイアンの場合もきっとそうであろう。
われわれが、ニュ-ギニヤの人の髪の毛のナトリウムを分析し、日本の秋田の人と比較した例でも、日常とる食塩の摂取量が反映していたように推測されたのである。
だから、とあえていおう。
汗の中に塩が出て、その分をすぐ補給する必要があると考えるのではなく、人の体のしくみをよく働かせる方向を考えたらどうか。
テレビのヤノマミ族は誰も汗をかいていなかった。
塩を摂ると(せんごう塩)水分も逃げやすくなるのだと思う。(汗をかき易くなるので汗とともに)
塩を摂ると交感神経が優位になり元気になる。アドレナリンが出る。
糖を断っても血糖値を上げる為、アドレナリンが出る。
塩を断つ、その脱力を補う為、糖を断ちアドレナリンを出す。
その場合は元気で、塩を用いず汗もかかないでいられる体になるのかもしれない。
こう色々想像しても、実際不食(や青汁だけ)になったら、案外ドラマ性もなく
淡々とした日常なんだと思う。