C型肝炎総合スレpart27at BODY
C型肝炎総合スレpart27 - 暇つぶし2ch774:病弱名無しさん
09/02/24 00:41:00 Rq/Zbh4X0
>>763 >純粋にIFNとしてはペガシスよりイントロンの方が出来良いと言う医師もいるなぁ
それは対IFN中和抗体の出現率を考えると、そう考えるのが普通だと思います。

C型肝炎最前線 第4版 インターフェロン療法の進歩と今後
飯野四郎著 日本医事新報社(2001年9月刊)P167-169 より一部引用
URLリンク(bookweb.kinokuniya.co.jp)
IFN抗体
 INF-βではまれであるが、IFN-α投与例ではIFN中和抗体がときに出現され
ていることが良く知られている。INF-αには、約20種類の亜流が存在し、抗
体の出現はこのことに関連すると思われる。
 天然型IFN-α投与例では多数の亜型を含んでいるために、ある亜型に対す
る抗体が出現しても、抗体の検出が難しい点があると考えられる。そのため、
天然型-αの投与例での抗体出現の報告はまれである。
 一方遺伝子組換え型IFN-αについては、IFN中和抗体の出現について、多く
の報告がある。中和抗体出現すればIFN の効果は消失する。また遺伝子組み
換え型IFNで出現した抗体は、その亜型のみならず、他の亜型に部分的にでは
あるが作用することがしられています。
  (中略)
 先に遺伝子組換え型IFNはが出現しやすいと述べたが、これも種類によって
異なり、例えば INF-α-2aでは818例中208例(25.4%)に抗体が出現したのに対
して、INF-α-2bは、832例中28例(3.4%)に抗体出現したのみであったとの報
告もある。両者の違いはアミノ酸が1個異なるのみである。
(中略)
 IFN抗体が出現した例で、その後のウィルス感染時にどのような変化がみら
れるかは非常に重要な点ではあるが、それについてはこれまで情報がない。
ある意味では一つの生態防御機能を失うことにもなり兼ねないことであり、
今後の観察が重要と考えられる。           (引用終わり)
ーーーーーーーーーーーーー
INF-α-2a(ロフェロン)をペグ化したのがペガシス、INF-α-2b(イントロンA)
をペグ化したのがペグイントロン。ペグ化により中和抗体の出現率は非常に
低下したと、両社とも説明しておりますが、ペグ化する前ではかなり中和抗体
の出現率が違います。 ペガシスの少量長期療法は中和抗体を考えると私は怖い。


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