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C型肝炎総合スレpart27 - 暇つぶし2ch643:病弱名無しさん
09/02/11 22:47:18 uN0TbXdX0
>>639 その通りです。

C型肝炎がインターフェロンで著効してウィルスが排除できても、すでに線維化
が進んでいる場合は、インターフェロン治療前に、肝臓癌の芽ができており、
著効後に肝癌になるケースが、ままあります。著効後も最低でも5年間、さら
に線維化が進んでいた場合はもっと長期間、半年に1度の定期検診(エコー、
腫瘍マーカー等)が必要です。

URLリンク(www.c-kan.net)
のデータ(笠原、林)では、C型肝炎でインターフェロン治療をしないと、
14年間の累計で肝臓癌になる確率は40%と非常に高いです。でも、イン
ターフェロン治療で著効すると、その後の14年間の累計で肝臓癌になる確率
はその約1/10の4%ぐらに低減します。ただ、それでも、C型肝炎を経験した
ことのない健常人にくらべると、C型肝炎から著効した人は将来肝臓癌になる
リスクが高いのが、純然たる事実です。

ですから、C型肝炎でインターフェロンで完全著効しても、その後、長期にわ
たって定期検査(半年に1度)を行なうことが非常に重要です。その場合、万
が一、肝臓癌ができても、HCV-RNAが陰性で、半年以内の早期発見ならば、根
治ができ、予後も非常に良好です。極端な場合は以下のような事例も報告されています。

URLリンク(www.jstage.jst.go.jp)
日本消化器病学会雑誌 Vol. 104 (2007) , No. 6 pp.809-814
インターフェロン著効後11年を経過し肝細胞癌の合併がみられたC型慢性肝炎の1例
要旨: 61歳男性.C型慢性肝炎に対してIFN療法を行い著効が得られ,肝組織像も改善し
た.11年後に 15mm大の肝腫瘤を指摘され,腫瘍生検で高分化型肝細胞癌と診断された.
肝動脈塞栓術と経皮的ラジオ波焼灼術の併用療法を施行し,腫瘍の完全壊死が得られた.
文献的考察から,男性,高齢者および肝線維化進行例が,IFN著効C型慢性肝炎の発癌の
危険因子と考えられるため,これらの症例では長期にわたる経過観察が必要である.

インターフェロンで著効後の定期検診については、たとえば以下参照
URLリンク(www.hata.ne.jp)


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