09/02/06 17:01:22 PldGgmC20
>>597
URLリンク(www.c-kan.net)
ペグインターフェロン・リバビリン併用療法で48週間治療すると、約半数
の患者さんでウイルスの排除と肝機能の正常化が可能です。
では残りの約半数の患者さんは治療効果がなかったのでしょうか? そう
ではありません。C型慢性肝炎の治療目標は、まずはウイルスを排除するこ
とですが、排除できなかったとしても肝硬変や肝がんへの進行を抑制する
ことができれば、大きな意味があります。たとえウイルスが完全に排除で
きなくても、肝機能(ALT)が正常化、あるいは正常化しないまでも、正常
範囲の上限の2倍の値以下に抑えることができれば肝がんの発生が抑制され
る可能性が高まります。ペグインターフェロン・リバビリン併用療法でも
約90%でウイルスの排除あるいは肝機能の改善効果が得られ、治療目標に
近づいているといえます。
ウイルスが排除できず、肝機能の改善も得られなかった患者さんも、あき
らめるには早すぎます。肝庇護療法などの対症療法で肝機能を正常に近い
状態に保てば肝臓の線維化や肝がんの発生リスクを軽減できるからです。