08/07/24 15:00:50 DaMYZ4Bk0
なお吸入ステロイド薬を中心とする治療によりほとんどの症例で咳嗽は速やかに軽快し、治療のステップダウンが可能であるが、喘息におけると同様に治療を中止するとしばしば症状(咳嗽)が再燃する。
c)急性悪化時や、ステロイド吸入により咳嗽が誘発される例(コントロール不充分を示唆)
経口ステロイド薬を短期間併用する
プレドニソロン(プレドニン) 20~30mg/日を3~7日間程度
<咳優位型喘息 (cough predominant asthma)>
咳を主症状とするものの軽度の喘鳴も認めるいわゆる咳優位型喘息もしばしば経験される。
咳喘息と咳優位型喘息の差異は軽度の喘鳴を認めるか否かだけであり、臨床像や病態は極めて類似していると考えられ、治療方針も同様である。
したがって少なくとも診療の場では両者をひとまとめにして対処しても差し支えないであろう。
しかし病態や予後が明らかに異なるアトピー咳嗽や eosinophillic bronchitis も含めて“asthmatic syndrome”として一様に取り扱う考え方には問題がある。