08/09/17 21:33:00 F/7qL1OV0
一般に化学で「活性○○」というのはラジカルと呼ばれる状況の事を指すものと思われますが、
これは分子でもイオンでもない状況であり、不活性元素以外の元素では「不安定であるために存在してもごく短時間か、
ある特定条件の下でしか存在しない」というのが普通です。
まして、水素原子は陽子・電子を各1つずつしか持たない元素であり、同位体の事を考慮しても「ラジカルで存在する」というのは
現実的ではありません。通常の水素原子から電子を取るということは『陽子そのもの』を解き放つのに近いためです。
ちなみに純粋な水素イオンですら現実には安定して存在しません。
まして、ラジカルと呼ばれる「電荷も持たず、原子粒子のままの状態である」ものはその状態のまま取り出すことは
“10の何乗分の1秒”程度の時間よリ長くは出来ません。無理に安定して創出し続けようとすると
「超高エネルギー状態(あらゆる化学反応が勝手に自発的に起こりうるエネルギーレベル)」を作り出す必要があり、
一般的な通常生活の中でそんなことは出来ません。雷様なら別ですけど(笑)。
(そんなことが自在に簡単に出来たら原子力発電所なんて不要ですわ)
ということで、“「活性水素」なるものが水の中に安定して(それなりに多数)存在する、と思われる水”を作り出すのは
現実的には不可能だと思われます。
もし、そんな状態の水が出来るとすれば核反応を起こす状態ですので、そもそも危なくて飲めませんし、
家庭内に置いておける筈もないです。
似非化学が商売文句に使われるのはよくある事です
マイナスイオンの嘘
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遠赤外線の嘘
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