09/03/19 15:48:56 iqQwtUIF0
>>868
医師ではないのでご参考程度に・・・
診断名の『気分変調症』は取り敢えずおいておきます。切診出来ないので記載事項のみで推測してみます
下肢のもやもや・ダルさが主訴としてありますので、下焦に陰虚があるとみてやはり地黄ベースの処方がいいと思います
18才ぐらいからとの事ですのでもともと陰虚体質なのだと思います
さらに老眼の進行・白髪を考えると六味丸の変方の知柏地黄丸でもいいような感じもしますが、
しかし、近年の動くと暑くてたまらなくなる・上焦(上半身)の痒み・多経血を考慮すると
閉経近くで全身の体質が虚証から中間~実証に変わってきたと考えられ熱証に近くなってきたのかもしれません。
とすると、足のダルさ・皮膚の痒み・暑がりを目標に、三物黄ごん湯などは如何でしょうか?
地黄を含んでますし、胃腸が弱くなければ服用出来ます。冷薬ですので冷え性には不向きですが。
次に遅発性ジスキネジアですが、三黄瀉心湯で効果があったとの文献を見たことがあります
実証ほど効果が高かったそうです。これを踏まえると私なりの考察ですが、
この症状は上焦の熱が主因の可能性があります
三黄瀉心湯は文字どうり瀉心ですからミゾウチ付近につかえた感覚を目標にし、
大黄が入っているため便秘がちで、体力がある方に適応します
あとは三物黄ごん湯との比較になりますが、これも上焦の熱を取る働きをする為
もしかしたら三物黄ごん湯でも効果があるかもしれません。
仮に私でしたら、足のダルさ・ほてりを第一の目安に
取り敢えず地黄を含む三物黄ごん湯で2週間程度様子を見るかもしれません
両方服用しても良いかもしれませんが、冷薬+冷薬になってしまいますので
その場合は体調と相談しながらの方がよろしいかと思います