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[北京 5日 ロイター] 中国の温家宝首相は5日、世界的な金融危機が起きているが、
同国の金融機関は収益性とリスク耐性が増しており、金融システムは「健全で安全だ」との
見解を示した。
新華社によると、同首相は訪問先の中国南部の広西自治区で「世界の経済状況」は劇的に
変化し、米国サブプライム危機による「世界の金融市場や世界経済全体への深刻な悪影響は
さらに拡大している」と述べた。
中国人民銀行(中央銀行)は4日、「非常に速い」成長の維持は、世界経済が金融危機を
克服するために中国ができる最大の貢献であるとの見方を示した。
また、米国での金融安定化法の成立を歓迎し、中国が経済成長と金融の安定を持続できる
ことを「十分に確信している」との見解も示していた。
新華社によると、同首相は「多くのネガティブ要因が国内外であるなか、中国は積極的かつ
適切に対応し、マクロ経済政策の予測可能性、適切性、柔軟性を向上させる努力を重ね、
経済発展上の未解決の問題を適時解決してきた」と述べた。
また「結果として中国経済は、円滑で急速な発展の勢いを維持してきた」とし、
「われわれは中国の経済発展と金融の安定を十分に確信している。人口13億人の大国が、
持続的かつ円滑で速い経済発展を維持できることは、世界にとって最大の貢献である」
とも語った。
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