08/10/01 08:56:45
百貨店業界の「勝ち組」伊勢丹が変調を来している。旗艦店の新宿本店の売上高が
今年3月に前年比マイナスを記録し、その後も勢いがない。同本店は9 月に入って
10~20代女性に照準を定めた売り場を新設し、低価格商品を充実させたが、
「パンチに欠け、『常勝神話』もこれまでか」(アパレルメーカー幹部)と揶揄
されている。
海外では中国1号店の「上海華亭伊勢丹」を、売り上げ低迷を理由に11月に閉店。
「上海梅龍鎮伊勢丹」は好調が続くが、昨年9月には山東省済南の店舗を閉め、
今年2月に開店した瀋陽店も「意外に苦戦」(中国駐在の日系企業関係者)。
今秋に予定していた北京の大型店の開店も遅れており、現地では
「中国での積極展開はうまくいっていない」との見方が広がっている。
伊勢丹は集客力を背景に、取引先に対して「売れ筋商品を優先的に回すよう要求する
強気の姿勢」(前出のアパレル幹部)が目立ってきた。
取引先の反発に加え、統合した三越内部にも伊勢丹のやり方を疑問視する勢力が
あるだけに、業績が下降線をたどれば「伊勢丹流」に不満が噴き出すだろう。
(月刊『FACTA』2008年10月号)
ソースは
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)
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