08/09/26 23:35:50
ブーム再来となるか-。12年前に大旋風を巻き起こし、玩具店に朝から大行列ができたり、
プレミアム価格で転売する人も出るなど社会現象にもなったバンダイの「たまごっち」が、
カラーになって帰ってくる。11月22日に売り出される「たまごっちプラスカラー」(5040円)で、
モノクロでもかわいらしかったキャラクターの動きや表情が一段と豊かになる。
戦後の玩具史を飾り、バンダイの経営を語る上でも欠かせない存在だけに、
その“成長ぶり”に注目が集まりそうだ。
画面上のペットを育てる癒し系ゲームの「たまごっち」は、1996年にデビュー。
人気はあっという間に世界に飛び火し、4000万個を販売する爆発的ヒットとなった。
が、ブームは数年で幕。積み上がった在庫の山を前に、バンダイは約60億円の特別損失を
出す羽目に陥った。
2004年、同社は「たまごっち」を知らない小学生をメーンターゲットに、新シリーズ
「たまごっちプラス」を市場投入、捲土(けんど)重来を期した。
初代「たまごっち」ブームのときに、さまざまな事業部が収益化を急ぎ、ブランドが
陳腐化してしまったという苦い経験を生かし、社内に「チーフ・たまごっち・オフィサー
(最高たまごっち責任者)」という役職を設置して、生産・販売からマーケティングなどを
一括管理。ブランド力の拡散を防ぎ、適正在庫の維持に努めた。
この結果、新しい「たまごっち」は欧米、アジアでも徐々に人気を得て、販売個数は
3460万個と、初代の規模に近づきつつある。
バンダイが新たな起爆剤として11月に売り出すカラー液晶版の新商品は、「96年当時に
遊んでいた女子中高生の多くが、今はお母さん世代になっている」(上野和典社長)ことから、
親子で楽しめる玩具としてアピールしていく。
今回は若者に人気のダンスユニット「EXILE」とのコラボで、画面にメンバーのキャラが
登場する特製の「エグモっち」を作成。これを「EXILE」の「5大ドームツアー」会場や
ファンクラブのサイトで販売するほか、ファストフード大手、マクドナルドとも
大型プロモーションを展開する計画だ。
また、クリスマス商戦と重なる12月20日には、第2弾の劇場長編アニメ「映画!たまごっち
うちゅーいちハッピーな物語!?」の公開を予定するなど、いろいろな仕掛けを用意している。
ただ、「たまごっちプラスカラー」の価格は、これまでよりやや割高。「ニンテンドーDS」など
携帯用ゲーム機との競争に勝てるかは未知数だ。(谷口隆一)
▽News Source MSN産経ニュース 2008年9月26日21時56分
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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11月22日発売の「たまごっちプラスカラー」
▽たまごっち
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