08/09/19 16:34:00
Human21は19日、民事再生手続き開始を申請すると発表した。負債総額は
464億0374万円。資金繰りが急速に悪化し決済資金調達のめどが立たなくな
ったという。
同社によると、不動産不況が進むなか、サブプライムローン(信用度の低い借
り手向け住宅融資)問題の影響もあり金融機関の融資姿勢が慎重になったとい
う。売り上げの60%を占めるマンション1棟販売事業で、買い手の資金調達不足
が響いた。さらに同業他社の経営破たんが続いたことで、金融機関の融資姿勢
がさらに厳しくなり、資金繰りが急速に悪化。今月の決済資金調達のめどが立た
ず支払い不能のおそれが生じたとしている。
同社は今月16日、今後1年間の安定的な資金繰りの確定に関して疑義があり、
「継続企業の前提に関する注記」の前提となる2008年8月以降の事業計画の策
定に時間を要しているとして2009年4月期第1・四半期報告書を提出期限である
16日までに関東財務局に提出できなくなったと発表していた。
今後は裁判所や監督委員の指導監督のもと、金融機関や取引先など関係先か
らの協力を受けて事業再建に向けて全力を尽くしたいとしている。
ジャスダック証券取引所は19日、Human21株式を10月20日付で上場廃止し、
9月20日から10月19日まで整理ポストに割り当てると発表した。また民事再生
手続の開始の申請に関する情報を周知させるため、株式の売買を午後2時41分
から午後4時30分まで一時停止すると発表した。
ソース:ロイター
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・上場廃止等の決定(JASDAQホームページ)
URLリンク(www.jasdaq.co.jp)
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