08/09/18 23:15:49
農薬やカビに汚染された事故米が食用として流通した問題で、食品加工会社「シノブフーズ」
(大阪市)が、三笠フーズ(同)と浅井(名古屋市瑞穂区)からの事故米が含まれている米とは
知らずに別の業者から仕入れて赤飯のおにぎりに調理、8月までに愛知、長野、滋賀など
8県のスーパーやコンビニエンスストアで販売されたことが18日、愛知県などの調査でわかった。
愛知県とシノブフーズによると、同社の名古屋工場(愛知県弥富市)が今年2月13日~8月5日、
京都市の米穀販売会社「京山」からもち米6864キロを購入して赤飯のおにぎりに調理。
「おむすび赤飯」「おにぎり&いなり」の商品名で計10万2053個を製造し、愛知、岐阜、三重、
福井、石川、静岡、長野、滋賀各県のスーパーやコンビニエンスストア計数百店舗で
販売されたという。
事故米が混じった米が最後におにぎりに加工されたのは8月8日で、消費期限は最長42時間の
ため現在は事故米が混入した商品が流通している可能性はなく、健康被害の報告もないという。
同社が赤飯に調理したもち米は、京山が2~7月に三笠フーズと浅井からそれぞれ複数の
業者を経由して仕入れた事故米を、他の米と混ぜて作った約100トンの米の一部とみられる。
同社では、三笠フーズによる事故米の転用が発覚して以降、米の仕入れ先すべてに事故米
混入の可能性の有無を確認してきたが、三笠フーズや浅井経由の事故米は確認できなかった
ため、おにぎりの販売先にも、事故米の取り扱いはないと答えてきた。
加藤健二取締役管理本部長は「信頼していた取引先から、なぜ中国産のしかも事故米が
混入したのか……。食の安心、安全と味を第一に考え、国産米にこだわってきたはずが、
消費者に心配と迷惑をかける形になり大変申し訳ない。今後は米の品質検査態勢を強化したい」
と話した。
シノブフーズは、1971年の設立。おにぎりや弁当など米飯加工食品、調理パンや総菜を
製造販売している。
▽News Source asahi.com 2008年9月18日21時9分
URLリンク(www.asahi.com)
▽Press Release
事故米(もち米)に関するお詫びとお知らせ
URLリンク(www.shinobufoods.co.jp)
▽シノブフーズ 株価 [適時開示速報]
URLリンク(www.shinobufoods.co.jp)
URLリンク(company.nikkei.co.jp)
URLリンク(smartchart.nikkei.co.jp)
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