08/09/17 23:48:46 TmUdYxlc
【赤旗】 ロシアによるグルジアにたいする主権侵犯について
―主権と領土保全という国際法の原則にたった解決を
2008年9月5日 日本共産党幹部会委員長 志位 和夫
URLリンク(www.jcp.or.jp)
ソ連崩壊以降、ロシアは、旧ソ連を構成した諸国に対して、主権、独立、領土保全の原
則を尊重することを、繰り返し誓約してきた。
一九九一年十二月、旧ソ連を構成した諸国でつくられた「独立国家共同体」(CIS)
発足の際の宣言(アルマアタ宣言)では、ロシアをふくむ加盟諸国が、「互いの領土保全
と現存する国境の不可侵性を承認し、尊重する」と誓約している。ロシアとグルジアとの
関係では、民族紛争への対応として、南オセチアにロシア軍が平和維持部隊として駐留す
ることが合意されたが、それはあくまでもグルジアの主権、独立、領土保全を尊重すると
いうことが前提とされていた。
さらに、一九九三年以来二〇〇八年まで、累次にわたって国連安全保障理事会で採択さ
れたグルジアにかんする決議のなかでも、「国際的に承認された国境内におけるグルジア
の主権、独立および領土保全」の厳格な尊重が繰り返し確認されており、ロシアはそのす
べてに賛成してきた。
今回のロシアの行動が、自らが国際社会に誓約してきたグルジアの領土保全に反し、国
連憲章、国際法の原則に反するものであることは、明りょうである。