08/09/16 16:04:03
[ニューヨーク 15日 ロイター] スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は
15日、米貯蓄金融機関最大手ワシントン・ミューチュアルの格付けを投機的
(ジャンク)等級に引き下げた。これを受け、同社株は15日の通常取引で27%安で
引けた後、時間外取引でも下落した。
S&Pはワシントン・ミューチュアルのカウンターパーティ格付けを、投資適格級の
下限である「BBBマイナス」から、投資適格級を3ノッチ下回る「BBマイナス」に
引き下げた。
また、ワシントン・ミューチュアルの銀行部門の格付けを「BBB」から
1ノッチ引き下げて「BBBマイナス」とした。
アウトルックは「ネガティブ」で、向こう2年間で一段と格下げされる可能性を示す。
ワシントン・ミューチュアルはこの格下げに対し、自社の無担保債務のうち格付けに
基づく財務制限条項の付いたものはないとし、今回の格下げが同社の借り入れや担保、
委託保証金に重大な影響を及ぼすことはないとの見方を示した。
また、今四半期末時点の資本レベルは「資本の充実した」金融機関に求められる
レベルを大幅に上回るとしたほか、クレジット関連損失の見通しに変更はないとした。
S&Pは格下げの理由として、住宅ローン関連の損失に対する懸念などのほか、同社の
株価下落を指摘。
「市場環境が信用面のファンダメンタルズより悪化し、同社の財務の柔軟性を大きく
損なう可能性がある」とした。ただ、同社の流動性は適切だとの見方を示した。
ワシントン・ミューチュアルの株価は時間外取引で一段安となり、
9.5%安の1.80ドルをつけた。
ソースは
URLリンク(jp.reuters.com)
依頼を受けてたてました。