08/09/02 00:14:53
キヤノンの偽装請負を告発し、同社の期間社員になって十一カ月の男性が
今月末で解雇されようとしている問題で、日本共産党の小池晃参院議員は二十八日、
国会内で厚生労働省に対し、直ちに対応するよう求めました。
今月末で解雇されようとしているのは、栃木県宇都宮市のキヤノン宇都宮光学機器事業所の期間社員、
宮田裕司さん(29)。キヤノン非正規労働者組合宇都宮支部の組合員で、
栃木労働局が偽装請負を認定した直後の昨年十月、請負から期間社員に直接雇用されました。
しかし、作業上の小さなミスを理由に八月末で「契約期間満了」と通告されました。
会社側は二十八日の組合との団交でも「解雇は撤回しない」と表明しました。
小池議員は、「偽装請負を告発した労働者が、正社員になるどころか、わずか十一カ月で
雇い止めの不利益扱いされることは許されない。労働者の命がかかっており、緊急を要する事態だ」と強調。
キヤノンと同様に徳島県の日亜化学でも九月末で告発者の雇用が奪われようとしていると指摘、
「正社員にしていれば、こんな事態は起こらない」とのべ、対応を求めました。
需給調整事業課の担当者は、宮田氏らの二十一日の厚労省要請などで、事態は認識していると回答。
小池氏の要請を栃木労働局に伝え、当事者の申告には連携して対応していくと答えました。
塩川鉄也衆院議員とキヤノン非正規労働者労働組合宇都宮支部の大野秀之支部長との懇談で
大野支部長は日本共産党の支援に感謝を表明しつつ、今回の問題について
「作業ミスは、製品の出荷に影響のない単純なミス。契約更新を拒否できる理由にはあたらない。
組合員は会社のホームページへのアクセスも制限されている。奴隷のような働かされ方だ」と
会社側の対応を批判しました。
しんぶん赤旗の記事をスレ立て人が抜粋
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