08/12/05 21:15:45
ロンドン(CNN) 国境なき医師団のボランティアとしてコンゴ民主共和国(旧ザイール)に滞在中だった英国の医師が、
経験したことのない腕の切断手術を執刀するため、英国にいる同僚から携帯メールで指示を受けて無事に成功させた。
腕を切断した少年の命は助かった。(CNN.co.jp)
携帯メールを読んで手術に挑んだのは、デイビッド・ノット医師。血液分野が専門のノット医師の元に運び込まれた33歳の少年は、
腕がちぎれて壊疽(えそ)を起こしており、腕を切断するしか命を助ける方法がなかった。
しかし、ノット医師はこれまで腕や脚の切断手術を執刀したことがない。そこで、四肢の切断手術の経験が豊富な同僚の
メイリオン・トーマス医師に指示を仰いだ。
トーマス医師はすぐに、ノット医師の携帯電話にメールを送信。手術手順を10段階に分けて説明し、「大丈夫、簡単だ。幸運を祈る」と締めくくった。
ノット医師は、「まるで守護天使が左肩に降りてきて、何をするべきかを指し示してくれたようだった。その指示に従って手術しただけだ」と感謝している。
トーマス医師は、「手術手順を10段階に分けてデイビッドに伝えただけ。彼がその手順に沿って手術できることはわかっていた」と、
ノット医師を信頼していた様子だった。