09/12/12 02:40:39 DeaMLQXk0
>>450
コストの問題です。
かつては真空管は大量生産されていたけれど、現在では真空管の生産は非常に少なく高価になってしまっています。
NOS球というデッドストックものは、価格がとんでもないことになってきています。
新規生産の球は、真空管全盛期に作成されたNOS球の良いものと比べると不利になっています。
また、真空管用の高圧部品も少量生産のため効果になってしまい、真空管アンプを作ろうとするとトランジスタ/ICで
作るよりコストがかかります。
また、IC類と違って均質でないので、入手したものをそのまま使えばどうにかなるのではなく、
球をバーンインさせて特性をはかって選別する必要があります。
またSTAXの真空管式のようなDCアンプの場合には、アンプを組上げたら、
ある程度稼働させてバーンインして動作状態が安定してから、調整をしてやる必要があります。
作成に手間がかかります。
そのため、コスト制限が大きい状況で音質を求めるとIC系を使うのが一番有利ですし、
コスト制限が少ない状況で音質を求めると真空管が有利だと思います。
>>454
真空管ですが、それほど寿命の心配をする必要はないと思います。(昔の劇場用真空管アンプなどと違い動作点が軽いので劣化は少ないです。)
昔、STAXの真空管式のアンプを8年ぐらい使って人に譲る前に真空管の交換をしましたが、交換後もほとんど変化がなかった記憶があります。