08/11/19 01:14:39 eG48n7Kt0
W5000は何度か試聴した。あまり自分では良い印象が無いから、悪い方向にバイアス掛かってる。
あと基本的にダイナでしか試聴していなくて、あそこのは使い込まれていることを承知の上で。
試聴して驚くのは音のバランス。最初に聴くと何か間違えたと思うくらい低域の量が少ない。
SONYのSA5000も低域は少ないが、音の抜けや高域の僅かな抑えなどのバランスの違いで
W5000の方が目立つ。よく低域がないと言われるER-4系列よりも量は少ないと思う。
高域はとても綺麗。伸びも良いし、音への反応は凄く良い。けど、量感豊かと言うにはやや神経質な印象。
音の抜けはあまり感じない。かといって篭もっている訳じゃなくて、音の響きが全て吸音されているような感じ。
また装着感がやや酷い。形状記憶のバンドなせいで側圧が強めなのと、Wシリーズなので上下に
ハウジングが動かない。また、パッドがへたっていると、側圧と併せ耳に密着するため、長時間つかったら
耳が痛くなりそうだった。(パッドがさほど使い込まれていない他の店では装着感は良好)
もう一度言うけど、あくまで好みに合わなかっただけで、基本性能は悪くない。有る意味正確な反応をするヘッドホンかも。
高域の伸びを重視していて、低域の量が多いとうるさいと感じる人にとっては、見た目の高級感と併せて良い選択となると思う。
とはいえ音は上記の通り特殊だから、試聴無しで買うのは結構バクチ。
10万円付近の木製ヘッドホンはどれも方向性が違うから面白いな。