08/11/06 21:32:04 m22NyK7+
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米国の大手アニメーション専門局カートゥーンネットワーク(CN)が、
11月から土曜日深夜の番組放送枠アダルトスイム(Adult Swim)を大幅見直し改編した。
変更後の番組編成では、深夜1時から朝6時までの5時間(10タイトル)が全て日本のアニメで埋まることになった。
カートゥーンネットワークは、10月の大規模な番組再編で日本アニメの放映を一気に4タイトルに減らしたばかりであった。
番組改編後わずか一ヶ月で、今度は正反対の編集方針を打ち出したことになる。
見直し後の放映スケジュールでは、これまで11時から放映されていた『Bleach』が1時に繰り下がるほか、
11時半からの『鋼の錬金術師』は放映がなくなる。
一方で、10月の番組改編で姿を消していた『クレヨンしんちゃん』が復活し、
朝5時台追いやられていた『精霊の守り人』、『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』が、それぞれ1時半、
2時に繰り上がる。
さらに注目は、3時から6時までの番組である。『フリクリ』から始まって、
『DEATH NOTE』、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』、『カウボーイビバップ』、『THE ビッグオー』、
『犬夜叉』の再放送が並ぶ。これらの作品はいずれも、かつてアダルトスイムで高視聴率を稼いだ人気番組ばかりである。
こうした定番番組放映路線は、米国のカートゥーン作品も同様である。
11時から『ロボットチキン』、11時半から『Aqua Teen Hunger Force』、12時から1時までは『ブーンドックス』と長年の人気番組で固められた。
もともとこの10月のアダルトスイム大規模な番組改編は、同放映枠の視聴率低下が大きな理由とされていた。
短期間での番組編成方針の再変更は、脱日本アニ、自社製作のコメディ番組路線というアダルトスイム新たな方針が失敗したことを示唆している。
緊急避難処置として確実に視聴率の取れる作品が、大量にラインアップされたと考えていいだろう。定番人気のヒット作品は、大きな失敗はないという保守的な選択とも言える。
このため日本アニメの復活は、現地の日本のアニメ関係者にとっては喜ぶべきことだが、今後の展開は予断を許さない。
当面はいまの体制が続くにしても、CNがアダルトスイムの新たな編成方針を打ち出してくる可能性が高いからだ。
その方針が日本アニメ重視になるのか、それとも全く新たな方針になるのかは予断を許さない。