08/04/26 17:15:30
防衛省改革「陸上総隊」を創設 指揮命令系統を簡素化
2008.4.26 01:15
防衛省は25日、組織再編に絡み陸上自衛隊各方面隊の上に「陸上総隊」を新設する方向で検討に入った。
総隊司令官を海上自衛隊の自衛艦隊司令官、航空自衛隊の航空総隊司令官とともに各自衛隊の指揮命令系統のトップに位置づけ、陸海空幕僚長はスタッフとして防衛相補佐に専従させる。
これに伴い、各幕僚監部は廃止も含めて大幅に縮小する。
同再編案は石破茂防衛相の指示で省内に設置された改革推進チームで検討されている有力案の1つ。
ラインとスタッフの区分を明確化し、指揮命令系統を簡素化することで、有事に機動的に動く自衛隊に改編する狙いがある。
現在の機構では大臣スタッフである陸海空幕僚長が事実上の各自衛隊トップとして指揮命令系統にも介在する形となっている。
同案では、陸海空各司令官を現場の指揮命令系統のトップに位置づけ直すことで首相、防衛相からの命令を迅速に実施に移す態勢の実現を目指す。
このため、5方面隊に別れ、全体を統括する組織を持たない陸自に陸上総隊を創設する。
各司令官の呼称は陸上総監、海上総監、航空総監に改めることも検討する。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)