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部隊運用は制服組主導に、防衛省改革で自民党が原案
自民党の「防衛省改革小委員会」(浜田靖一委員長)が検討している防衛省の組織改編の提言の原案が20日、明らかになった。
各部署に分散している自衛隊の部隊運用の機能を自衛隊の統合幕僚監部に一元化し、内局(背広組)主導から自衛官(制服組)主導に比重を移すのが柱だ。
石破防衛相が主張する内局と陸海空各幕僚監部の統合・再編は、国防族などの間で「急進的すぎる」と慎重論が強く、盛り込まなかった。
提言では、内局の運用企画局の廃止を盛り込む。
また、統幕の下には「統合司令部」を設置する。
専門知識を有する制服組に運用を一元化する狙いがあるが、過度の権限集中を避けるため、統幕は、制服、背広の混合組織とする。
原案は主に英国をモデルとしている。
統幕長については、背広組トップの次官と同格であることを明確化。
現在は行われていない制服組の国会出席の必要性も明記する。
内局幹部が防衛相を補佐する「防衛参事官」制度は、形骸(けいがい)化が指摘されており、同制度を廃止し、防衛省OBや民間人を想定した「防衛相補佐官」制度の導入を求める。
さらに、イージス艦衝突事故で、防衛省から首相官邸への情報伝達が遅れたことなどを受け、同省から首相秘書官への出向者を加えることも盛り込む。
小委員会は24日の会合で提言を正式決定し、国防関係合同部会に報告する予定だ。
防衛省改革をめぐっては、同省内で防衛相案の具体化作業が進んでおり、党の提言は、こうした作業に先手を打つ狙いもある。
(2008年4月21日03時06分 読売新聞)
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