10/05/23 12:26:14
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「こんなことで加害者が重大行為に及ぶはずがない」から「被害者サイドに問題があった」と
根拠もなく決め付け、あろうことかそれをもとに批判を行うのが許されるならば、
例えば「駅で肩がぶつかった」からと相手を攻撃し、死に至らしめた事件。
普通、肩がぶつかった程度で命を奪ったりはしませんが、逆算の理屈でいくならば、
「被害者は肩がぶつかる以上のことをやったはずだ。でなければ加害者は命までは奪わない。
何らかの暴挙に出たであろう被害者許すまじ!」という意味不明な結論が出されかねません。
これに対しては「肩がぶつかる程度で人を殺す野蛮人と、「純粋」な本件の加害者は違う」という
反論がなされそうですが、世の中「おとなしくて親切な人」や「物静かでやさしい少年」が
起こす事件など山のようにあるわけです。
まして、本件の加害者は不倫の加害者でもあり、妻は不倫の被害者の立場にあるのですから、
妻がそれを非難するのはある意味当然です。いかなる定数をどれだけ恣意的に用いて逆算すれば、
「加害者が非常に特異な人間であった」とか、せいぜい「夫にも原因があった」といった結論
ではなく、「妻が非道な行為に出た」という結論が出せるのか、それが全く分からないのです。
激しく同感。